レビュー

「1/1000 波動実験艦 銀河 [3199]」レビュー

『ヤマトよ永遠に REBEL3199』1/1000スケール第4弾はヤマトの同型艦!デカールを多用したディテール再現が光る

【1/1000 波動実験艦 銀河 [3199]】
発売元:BANDAI SPIRITS
発売日:2026年1月10日
価格:6,050円
ジャンル:プラモデル
サイズ:全長約33cm

 今回レビューするのは、BANDAI SPIRITSから1月10日発売のプラモデル「1/1000 波動実験艦 銀河 [3199]」。『ヤマトよ永遠に REBEL3199』を題材とした1/1000スケールプラモデルシリーズ第4弾となる。

ロマンより検証、英雄より技術を選んだ波動実験艦 銀河!

 『ヤマトよ永遠に REBEL3199』は、2024年から劇場上映を開始している映画。『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』の続編として、西暦2207年を舞台にヤマトの新たな物語を描く。全7章構成で、第5章となる『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第五章 白熱の銀河大戦』が2月20日より上映開始予定。

 「波動実験艦 銀河」は、『ヤマトよ永遠に REBEL3199』に登場するヤマト型の三番艦だ。真田志郎によって設計された次元波動技術を平和的に研究、利用するための艦艇であり、戦闘を視野に入れたものではなかった。銀河にはコスモリバースシステムが搭載されており、一部破壊された月を修復するなど次元波動技術を応用した波動エネルギーの増幅装置としても機能したため、ガトランティス戦役で軍事転用されたという経緯を持つ。

銀河はヤマトの同型艦だが特徴的な観測ドームを有する実験艦だ。

 プラモデル「1/1000 波動実験艦 銀河 [3199]」では、この銀河を1/1000スケールで立体化している。キットには主砲エフェクト、コスモタイガーII、コスモゼロ、ブラックバードが付属する。プラモデルでも銀河をしっかりと再現した商品となっている。別売りのLEDユニットを装備すればドーム部分などを光らせることも可能だ。

大・中・小の主砲エフェクトが付属して躍動感あるディスプレイが可能
『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第五章 白熱の銀河大戦』メインビジュアル。2026年2月20日より上映開始予定。

デカールが繊細なボリューム感のあるキット内容

 まずはランナーを見てみよう。A~J2の計18枚のランナーから構成されていて、水転写式デカール、シールが1枚ずつ付属する。ダイナミックな船体パーツとクリアパーツが多いのが特徴だ。

「1/1000 波動実験艦 銀河 [3199]」パッケージ
「1/1000 波動実験艦 銀河 [3199]」キット一式
A1、A2ランナーは船体前方のパーツだ。ヤマトのグレーとは微妙に違う色味になっている。
Cランナーは主に台座部分のパーツでほとんどは使用しない。
Dランナーは艦橋の細かいディテールパーツ。先端の切り離し時のミスに注意したい。
Eランナーは主砲、武装パーツ類。主砲内部のパーツが非常に細かいのでこちらも取り扱いに注意したい。
F1、F2ランナーは船底の一部。大きい羽やこちらのボディは使用しない。
Hランナーは内部のクリアパーツ類。同じパーツ構成で2枚付属するが、使用するのはほとんどがオレンジ色のパーツで、無色のクリアパーツは艦載機の台座のみの使用となっている。
Iランナーは羽や艦載機などの細かいパーツが2セット
Jランナーは艦橋のメインパーツ類。モールドが細かく情報量の多いパーツになっている。
Kランナーは船体横のモールドが非常に細かい。銀河の特徴的なポイントだ。
M1、M2ランナーは艦橋の研究施設のパーツ。クリアとブルーで選べる仕様になっている。
Lランナーも特徴的なモールドが入っている船体側面下部のパーツ類となっている。ヤマトの赤い色味とは異なるカラーになっている。
EFP1ランナーは主砲エフェクト。長さが3段階あり主砲3基分付属する。
水転写式デカールとシール。デカールの大半は舷側のディテールを再現するためのもの。

さらに組み立てやすくなったヤマトの同型艦。波動実験艦 銀河を作って体感!

 キットの第一印象は、デカールの細かさにまず目が奪われた。特徴的な艦橋部や大きい船体も目を引くが、デカールの数は圧巻だ。舷側にある窓全てを水転写式デカールで再現しており、繊細な作業が求められると感じた。

 艦橋部分は同型艦のヤマトとは違い、細かい装飾、武装はなくシンプルになっている。しかしデザインは非常に凝っていて、情報量が多く、見栄えの良い艦橋部だと感じた。ヤマトほどの細かいパーツは少ないので作業も船体の大きさの割にはスピーディーに進めていける。撮影しながらの作業で組み立て時間は5時間ほどだったので、1/1000ヤマトシリーズでは比較的早く完成させることができるキットになっていると感じた。

 組み立てはまず台座パーツからスタートし、船体前方から作っていく。

【台座】
組み立ては台座パーツからスタート。組み上がったパーツはここに待機させておく。
ステッカーは6種類から選べるが、今回はヤマトと合わせて黒地のものを採用。
【船体前方】
改めて船体前方のパーツ全景。非常に美しい曲線と側面のモールドを見てほしい。少ないパーツ数であっという間に完成してしまう。
内部に別売りのLEDユニットを仕込めば点灯させることも可能。中はオレンジで先端はクリアパーツになっている。
船体側面下部を取り付け
側面上部を組み込んだらほとんど船体前方は完成してしまう。改めてこの線の細かさを確認していただきたい。
繋ぎ目も自然で美しいディテールの船首。甲板の線も細く作られている。
船体前方の完成。簡単なサイズ比較として隣にニッパーを置いてみた。

 あっという間に船体が仕上がっていくので気持ちがいい。見た目も大きく、作業をしていても飽きずに進められる。続けて船体後方に取りかかるが、こちらも大ぶりのパーツで構成されているのでサクサクと組み上がる。

【船体後方】
船体後方全景。こちらもパーツ数が少ないのが特徴だ。
まずは底面部を組み立てていく。見えづらい底部の作り込みもしっかりとしている。
ほぼ完成で、これから主機周辺の作業となる。
内部にオレンジのクリアパーツで主機の熱さを表現している。
甲板、主機を取り付けた状態。
後方底面部のパーツを取り付ける。
綺麗な赤い底面はヤマトのカラーとは違うものとなっている。少し赤黒いシックな色味だ。
隠顕式対空システムを甲板に取り付けてボディ全体が組み上がった。ここまで約1時間かかった。ここからは少し時間のかかるセクションとなる。

 続いて艦橋と主砲部分の組み立てに入る。波動実験艦の名前を冠する銀河の特徴的な部分でもあり、研究施設ドーム部分は無色とブルーのクリアパーツから選択できる。

【艦橋】
艦橋パーツ全景。銀河の特徴である艦橋部の研究施設が目立つが、武装などが少なく波動実験艦と名付けられている理由を感じられる。
ドームはブルーとクリアが付属し、付け替えて飾ることができる。
こちらもLEDユニットをつければ光らせることができるようになっている。
研究施設ドーム部分を取り付けて、第一、第二艦橋を足していく。
クリアパーツの煌めきが印象的で、窓の多さもしっかり再現されている。
最後に艦橋後部艦載機発着甲板を取り付けて完成だ。残りは主砲や各種細かいパーツを取り付けていく。
【主砲】
主砲パーツ全景。意外とパーツ量がある。
中に仕込むパーツはきれいに切り取らないとはまりにくいため、バリを丁寧に取ることをおすすめする。
主砲が完成。3基並ぶと威圧感がある。

 最後に細かなパーツを船体に取り付け、水転写式デカールを貼り付けたら完成だ。デカールで舷側の小窓を再現するので貼り付け箇所が多く、本キットの組み立てでは最も大変な部分だと言える。

【その他のパーツ】
残りの細かい兵装を付け加えたら完成となる。
このキットで一番小さいパーツ類なので紛失注意!小さいが各箇所に彩を加える重要なパーツだ。
小さいパーツだが、コスモリバースシステムとロケットアンカーの存在感は十分だ。
後方のカタパルトは可動させることもできる。
第3艦橋もこの完成度。底面部に小さいスラスターがついているので、折らないように注意して置いてほしい。
艦載機のコスモタイガーII、コスモゼロ、ブラックバードを配置。
主砲エフェクトは大中小それぞれ3本ずつ付属するので全ての砲身に装着可能だ。
最後にデカールの貼り付けが本キットの山場になる。貼る前に当てて確認するとスムーズに貼れる。おおむね場所順に並んでいるので参考にするとより効率的だ。この貼り付け作業に1時間以上はかかった。
完成!波動実験艦 銀河!