レビュー

「HG Newケロロロボ」レビュー

「ケロプラ」のケロロ軍曹が搭乗可能!新型ケロロロボが今、ロールアウトであります!

【HG Newケロロロボ】
発売元:BANDAI SPIRITS
発売日:2026年6月26日
価格:2,860円
ジャンル:プラモデル
サイズ:全高約90mm

 アニメ『ケロロ軍曹』の20周年記念プロジェクトの一環として映画『新劇場版☆ケロロ軍曹 復活して速攻地球滅亡の危機であります!』が6月26日に公開されました。本作は、約16年ぶりに制作されたシリーズ最新作です。映画公開と同時に、本映画に登場する新型ケロロロボがHGブランドで発売されます。本稿では最新ケロプラキット「HG Newケロロロボ」をレビューします。

「HG Newケロロロボ」には特徴的な大型バックパックと豊富な武装パーツが付属します。

旧式ケロロロボの3倍のスペックを持つ最新型ケロロロボ

 「Newケロロロボ」は劇場版アニメ作品『新劇場版☆ケロロ軍曹 復活して速攻地球滅亡の危機であります!』に登場するケロロ軍曹の専用機です。「Newクルルロボ」の試験データを基に完成した新型ケロロロボで、旧式ケロロロボの3倍のスペックを持ちます。装備は隊長機として高水準にまとめられたオーソドックスな機体です。

内部にはケロロ軍曹が搭乗できるコクピットが再現されています。

 「HG Newケロロロボ」はケロロロボを立体化した「ケロプラ」として、18年ぶりの完全新金型キットです。これまでのケロプラでは関節に採用されていたポリキャップを廃止し、現代の新基準であるKPS樹脂を採用しています。各部の可動には「ケロロアクションシステム」を搭載し、躍動感のあるポージングを再現できます。

 「HG Newケロロロボ」にケロロ軍曹は付属しませんが、発売中のケロプラシリーズのケロロ軍曹をコクピット内部に搭乗させることができ、遊びの幅も広がります。

「ケロロ軍曹プラモコレクション ケロロロボMk-II」など発売中のケロプラのケロロ軍曹を搭乗させることができます。

SD体型ながら可動と色分けが充実!最新技術を盛り込んだ新たなケロプラ

 「HG Newケロロロボ」はデザインの特徴として手足の短いSD体型の機体となっています。キットでは、可動や色分けなど、細かい部分にこだわりを感じるパーツ構成です。また、従来のケロロロボとは違い、パイロットであるケロロ軍曹はコクピット内に格納される設計です。

 特徴的なクリアカラーのエフェクトパーツは、パール粒子を含有する成形色を採用しており、光を反射して輝きます。

「HG Newケロロロボ」パッケージ
Aランナーは多色成形ランナーで、本機のメインカラーとなるライトグリーンのパーツが成形されています。
B1、B2ランナーはインナーフレームを構成するグレーで成形されています。
Cランナーは本体を構成するホワイト部分のパーツが成形されたランナーです。
D、Eランナーは「HG Newケロロロボ」における特徴的なバックパックのパーツを成形したランナーです。
Fランナーは本機固有のアンテナパーツで、SB-8ランナーは角型ジョイントを持つエフェクトパーツです。
シールには各部の色分けだけでなくユーザーの好みでドレスアップできるシールが付属します。

コクピット内部にもしっかりとモールドが造形された胴体パーツ

 組み立ての最初の工程は頭部と一体化した胴体パーツからスタートします。胴体パーツには内部にコクピットのモールドが再現されており、別売りのケロプラに付属するケロロ軍曹フィギュアを搭乗させることができます。頭部のアンテナはV字アンテナの有無を選択でき、スタイルの違いを楽しめます。

ケロロロボ胴体内部のコクピットまでしっかりと造形されています。
黒目部分と口内の赤色部分はシールによる色分けであり、異なるシールを使用することで表情を変更できます。
頭部アンテナ形状は選択式で変更できます。
コクピットハッチは開閉でき、内部のコクピットの造形を確認できます。

前屈を行なうための可動軸を有した腰部パーツ

 腰部パーツは胴と脚部の接続を行なうジョイントとしての機能だけでなく、関節の可動域を広げるための可動軸を有します。内部にスイング軸があり、前屈などのポーズも取らせることができます。

腰部パーツの内部にはスイング軸があります。
中央の星マークはシールによる再現です。

肘関節は二重関節により約100度可動

 腕部パーツはSD体型ながら肘に二重関節機構が採用され、約100度可動します。肩部関節はスイング機構により90度腕を上げることができます。ハンドパーツは武器持ち手のみが付属します。

肘関節には二重関節が採用されています。
ハンドパーツは武器持ち手のみが付属します。
肘関節は二重関節により、約100度可動します。
肩部関節により90度腕を上げることができます。
腕部の左右は対称形状です。

膝立ちもできる可動を有した脚部パーツ

 脚部の可動域は目を見張るものがあり、この頭身でなんと膝立ちができるほど膝関節が大きく可動します。足首関節も合わせると180度近く可動します。

本キットの脚部には内部フレーム構造が採用されています。
完成した脚部は短くとも大腿部、脛部、足部に分割した構造です。
膝関節と足首関節を合わせることで180度近く可動します。
脚部も腕部と同様に左右対称形状です。

各部をドッキングし「HG Newケロロロボ」の素体が完成。

 これで「HG Newケロロロボ」の素体を構成する各部パーツは完成しました。各部のパーツを一体化して「HG Newケロロロボ」素体を完成させます。各部の接続は脚部と腰部の接続が軸接続、その他がボールジョイントによる接続です。

各部の接続は軸接続とボールジョイントです。
これで「HG Newケロロロボ」の素体は完成しました。次章より各種武装を制作します。

豊富な手持ち武装が付属

 付属の手持ち武装はケロンホーク、ケロンガン、ケロロ専用ライフル、シールド、ビームサーベルと多彩です。最初に紹介する近接武装であるケロンホークは1パーツ構成で切り出すだけで完成します。

 ケロンガンおよびケロロ専用ライフルはグリップ部分が共通で、ケロンガンに外装パーツを取り付けることでケロロ専用ライフルになります。ケロンガンとケロロ専用ライフルは組み立て後も分離合体ができ、ポージングに合わせて形態を選択できます。

ケロンホークは1パーツ構成です。
ケロンガンは1パーツ構成で再現されています。
ケロロ専用ライフルはケロンガンに外装パーツを取り付けて完成させます。

 シールドはハンドパーツに保持させる構造です。表面のエンブレムはシールによる色分けで再現され、全体は3パーツで構成されます。ビームサーベルグリップはこのシールド内側と、バックパックに取り付けられます。

シールドはハンドパーツで保持させます。
シールド裏にビームサーベルグリップを2本取り付けられます。

本キットの注目点である大型バックパックは2種類の形状から選択

 特徴的なバックパックは完成時のサイズが「HG Newケロロロボ」の素体と同等にもなる大型装備です。大きさもさることながら、重量も大きいので専用スタンドが付属します。バックパックの形態はスラスター類を取り外したシンプルな形状とフル装備状態から選択できます。

スラスターのパーツ数は本キットにおいて最も多いです。
バックパックはスラスター類を取り付けない形状でも装備できます。
バックパック下段のスラスターにはビームサーベルグリップを左右各1本装備します。

エフェクトパーツは長短2種類が付属

 本機においてビームサーベルやアンテナに使用するエフェクトパーツは長短2種類の長さが付属します。接続ジョイントは角型のジョイントで、成形色はパールの入ったクリアグリーンです。

エフェクトパーツは長短2本ずつ付属します。

 以上ですべてのパーツの組み立てが完了しました。武装パーツを合体させて「HG Newケロロロボ」を完成させます。

手持ち武装とバックパックを装備して「HG Newケロロロボ」が完成

 「HG Newケロロロボ」の素体に各種装備を取り付けます。手持ち武装はハンドパーツに持たせ、バックパックを軸接続で取り付けます。ケロンホークは腰部に軸接続で取り付けられます。

各種武装はハンドパーツへの保持と軸接続で行ないます。
これで「HG Newケロロロボ」の完成です。

遂に完成!令和の新型「HG Newケロロロボ」

 早速完成した「HG Newケロロロボ」を前後左右から見ていきます。SD体型ながら各部にパーツによる色分けや各種モールドが再現されており、メカとしてのカッコよさが感じられます。

正面から見た「HG Newケロロロボ」はこれまでのケロロロボと比較して低頭身ですが、パーツ密度が高く重量感のあるデザインです。
本機のバックパックは本体と同等のサイズ感があります。
ケロロ専用ライフルはこれまでのケロロロボの射撃武装と比較しても厚みがあり、高出力の印象を受けます。
本機のシールドはハンドパーツによる保持ですが小型なこともありしっかりとホールドできます。

 ケロロアクションシステムにより様々なポージングができ、各部関節を調整すれば立て膝もできます。手持ち武装はケロンガン、ケロンホークなど多彩な武装を装備でき、アクションポーズに合った武装を選択できます。ビームサーベルのエフェクトは長短2種類から選択でき、躍動感のあるポージングが可能です。

各部関節を調整することで立て膝もできます。
ケロンガンを使用したポージング。ケロンガンは小型の携行火器として装備できます。
手持ち武装のケロンホークは腰部にもマウントできます。
ビームサーベルを使用したポージング。エフェクトの長短を組み合わせて楽しめます。

 ビームサーベルに使用するエフェクトパーツは、バックパックや「HG Newケロロロボ」のアンテナにも装備できます。

バックパック単体での展示。前面にエフェクトパーツを取り付けられます。
アンテナパーツにエフェクトパーツを取り付けることで印象が変わります。

 頭部のハッチを展開すれば、内部にケロロ軍曹フィギュアを乗せることができます。今回は「ケロロ軍曹プラモコレクション ケロロロボMk-II」に付属するケロロ軍曹フィギュアを搭乗させてみました。「ケロロロボMk-II」本体と並べると、新型機へのデザインの変遷がよくわかります。

「ケロロ軍曹プラモコレクション ケロロロボMk-II」付属のケロロ軍曹フィギュアを搭乗させられます。
「HG Newケロロロボ」と「ケロロロボMk-II」を並べることでケロロロボの進化を楽しめます。

 本稿で紹介した「HG Newケロロロボ」は、ケロプラシリーズでは2008年に発売した「ケロロ軍曹プラモコレクション 頭領ドロロロボ」以来18年ぶりのキットということもあり、デザインの進化だけでなくプラモデルとしての構造の進化を感じることができました。付属武装も豊富で本キットだけでも様々な組み換えのバリエーションやポージングを楽しめます。

 「HG Newケロロロボ」は映画公開と同時に発売となりますが、2026年10月以降、「HG Newクルルロボ」を始めとする各種機体が発売予定ですので全機集めて楽しんでみたいところです。「HG Newケロロロボ」シリーズでは、他の小隊ロボのバックパックが合体し、巨大バックパックになる連動ギミックも搭載される予定です。

【5機の新型ケロロロボがHGプラモデル化】
「HG Newクルルロボ」2026年10月発売予定
「HG Newギロロロボ」2026年11月発売予定
「HG Newドロロロボ」2026年12月発売予定
「HG Newタママロボ」2027年1月発売予定
バックパックが合体する連動ギミックも搭載されます。