特別企画

【あみあみ展示撮り下ろし】森倉円氏が描くキュートな女の子をプラモデル化「結城 まどか【桃桜高校・冬服】」

付属パーツも豊富でプレイアビリティも高め

2021年1月 発売予定

価格:5,400円(税別)

撮影:あみあみ秋葉原ラジオ会館店

 コトブキヤより、2021年1月に発売予定の1/10プラモデル「結城 まどか【桃桜高校・冬服】」。こちらは、「ワンダーフェスティバル2020[Winter]」で発表された新シリーズ「創彩少女庭園」の第1弾としてリリースされるものだ。

 コトブキヤといえば、美少女×メカという異色の組み合わせで注目を集めていたが、中にはメカ部分は使わずに美少女のみを改造して楽しんでいるユーザーも多かった。そこで、あえて普通の女の子をプラモデルとして発売していくというコンセプトから生まれたのが、この「創彩少女庭園」シリーズである。

 シリーズ第1弾では、「キズナアイ」のキャラクターデザインを手掛けたことでも知られる人気イラストレーターの森倉円氏が描いたキュートな少女を、見事なスタイルで立体化。完成されたフィギュアではなく、あくまでもプラモデルであるため、自分で作る必要はあるが、誰でも簡単に組み立てることができるようにパーツ数自体は抑えられている。切り離すためのニッパーさえ用意しておけば簡単に組み立てられる。

スマホには何が映っているのか、表情も合わせて見るとドラマ感が出てくる

 今回展示されていたものは、原型ということで彩色はされていない。だが、顔の表情や体のシルエットなど見るだけでも、かなり期待できる完成度に仕上げられていることがわかる。プラモデルとはいえ、プレイアビリティが高いところも魅力のひとつだ。たとえば顔の表情パーツは全部で4種類も付属している。

 今回の展示では、その中からやや照れたような困り顔がチョイスされていたが、これ以外にも笑顔や驚いた顔、怒った顔といった表情を付け替えることができる。塗装済のパーツとは別に、未塗装のパーツと水転写デカールも含まれているため、カスタマイズを楽しみたいというユーザーにもオススメだ。

組み上げてしまえば、後は普通のフィギュアのように遊んだり鑑賞したりと、楽しみ方が増えそうである
まだ塗装されていないが、それでもこれだけ表情が豊かとは
髪の毛や制服などのデティール感もよく出ている

 ヘアスタイルもこのツインテールに加えて、ロングヘアとポニーテールに変更することができる。さらにスカートのパーツも、立ち姿向けの通常タイプと動きを付けたいとき向けのなびきタイプ、椅子などに座らせたいときの座りタイプの中から選べる。これにより、フィギュアのように鑑賞用として飾っても見劣りしないように作られているのである。

 手首のパーツも豊富で、なんと左右分のパーツが6種類も付属している。スマートフォンなどを持たせたることができるパーツやピースマークや握りしめたものなどもあり、これらを組み合わせることで様々なシチュエーションにあったポーズができるのだ。

気になるスカートの中は……関節パーツで稼働しやすいようになっているようだ。スカートも3種類から選べるのは面白い
側面から見ると、そういえばプラモデルだったことを思い出せてくれる。パーツの組み込み方もキャラクターの良さが失われないように、工夫されている感じがする
女の子らしく、やや内股に立たせたポーズになっていたが、展示用ベースがあるためポージングも楽だ

 スマートフォンが2種類とスクールバッグといった小物が付属しているほか、ジグソーパズルをかたどったような展示用ベースも付属しており、ポージングのサポートができる。ユニークなところは、首部分のボールジョイントが「フレームアームズ・ガール」や「メガミデバイス」といった商品と互換性があることだ。これにより、頭部だけ付け替えるといったことも可能である。

台座部分はジグソーパズルのように繋げていけそうだ

 「結城 まどか【桃桜高校・冬服】」は、現在あみあみで展示中だ。フィギュアが並んでいるところとは別の場所に展示されているため、わからない場合は店員に確認しよう。プラモデルとは思えないこのデティール感を、ぜひ間近で見て欲しい作品だ。

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