特別企画

【TAMASHII NATIONS TOKYO撮り下ろし】「シン・エヴァンゲリオン劇場版」への期待がさらに高まる! 冒頭10分で展開する“パリの戦い”を大迫力で再現!

期間;3月5日~29日

会場:TAMASHII NATIONS TOKYO

 TAMASHII NATIONS TOKYOで3月5日より開始された企画展示「シン・魂ネイションズ東京」。この展示の注目ポイントの1つが、巨大ジオラマだろう。「エヴァンゲリオン8号機β 臨時戦闘形態」が、いくつものエヴァンゲリオンが重なったような異形の怪物と激しくぶつかるジオラマは圧倒される迫力がある。

 ジオラマのモチーフとなっているのは2019年7月に全世界に向け公開された「シン・エヴァンゲリオン劇場版 AVANT1 (冒頭 10分 40 秒 00 コマ)0706 版」から。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の冒頭10分を先行公開した映像で描かれる戦いを再現したものだ。

【パリの戦い】
ATフィールドを挟んで激しくぶつかり合う2つの力。8号機はねじれたエッフェル塔で巨大な砲台から放たれるビームを押し返す

 この映像は非常に多くの情報が詰め込まれており、映像を見ただけでは何が何だかわからない。赤く変色したパリの街、突然現われるエヴァの姿をした異形の存在。マリは両手を換装した「エヴァンゲリオン8号機β 臨時戦闘形態」を駆り空中戦で謎の敵と戦うが、突然巨大な“兵器”が襲いかかってくる。マリは“エッフェル塔”を武器に、彼らにたたきつけ、撃退する。

 ジオラマはこの謎の巨大兵器と、新8号機の激突の一瞬を描いている。マリが戦う“兵器”のその姿の異様さは立体物を目の前にしても形容しがたい。たくさんのエヴァンゲリオンが融合し巨大なビーム砲を支えているようだが、そのエヴァには頭部がなく、第3使徒のような仮面が取り付けられている。巨大な本体の周りにいるのはエヴァの下半身に発電機をくくりつけた様な怪物。前衛芸術のオブジェクトのような不気味な存在だ。

【異形の戦い】
エヴァンゲリオンという存在そのものを冒涜するかのような異様な姿をした兵器。対する8号機も腕の代わりに巨大な作業アームを着けており、「汎用人型決戦兵器」というエヴァの呼び名に当てはまっていない

 ちなみに発電機型の怪物には「44B」、巨大な砲台型の怪物は「4444C」という名前がつけられている。なぜこれが「ネルフの兵器」なのかまだわからない。それに対抗するマリが武器としたのがパリの象徴“エッフェル塔”なのがまたすさまじい。その衝撃のためなのか鉄骨が螺旋状状にゆがめられているところも、ATフィールドの向こうにある巨大な4444Cの砲台も大迫力だ。3月8日より公開される「シン・エヴァンゲリオン劇場版」にこれらのシーンがどうはまり込むのか、ジオラマを見ると一層映画公開が楽しみになる。

 映画が公開される3月8日は、会場にさらにもう1つ大きなジオラマが追加される。こちらも楽しみだ。