特別企画
「Shadowverse EVOLVE 特別生放送 2022 -Spring-」が開催
大型の公式大会や日本一を決める全国大会も年内に開催決定!
2022年4月2日 00:00
- 【Shadowverse EVOLVE】
- 4月28日 発売予定
- 価格:
- スターターデッキ6種類:各1,650円(税込)
- ブースターパック第1弾:385円(税込)
ブシロードは2022年3月31日、東京・上野の飛行船シアターで「Shadowverse EVOLVE 特別生放送 2022 -Spring-」を開催した。「Shadowverse EVOLVE」は、2016年6月にCygamesからリリースされた人気デジタルカードゲーム「Shadowverse」をベースとして、Cygamesとブシロードが共同で展開するTCGである。「Shadowverse EVOLVE」については、2022年1月6日に発表会が開催され、基本的なルールや第1弾の発売日などが公開された。
発売まで後1ヶ月というタイミングで開催された今回のイベントでは、1月の発表会では明らかにされなかった新情報が多数発表されることが期待されていた。以下、イベントの様子をレポートする。
ブシロードが傘下に収めた飛行船シアターで開催
最初に、今回のイベント会場について簡単に紹介したい。今回の会場となった飛行船シアターは、元々は上野学園 石橋メモリアルホールとして2010年に開館したホールだが、2021年11月にブシロードグループの1社であるブシロードミュージックが取得し、飛行船シアターとして2022年3月にリニューアルオープンしたものだ。
劇団飛行船は、ミュージカル公演で55年の歴史を誇る老舗の劇団であり、2020年2月にブシロードの連結子会社となっている。飛行船シアターの運営は、劇団飛行船が行う。上野駅から徒歩8分という好立地にある飛行船シアターは、今後ブシロードのコンテンツの公演だけでなく、さまざまなイベントが行われる予定だ。大ホールの座席数は1階席、2階席あわせて508席と十分な広さで、座席の傾斜も適度で、前の人の頭が邪魔にならずに舞台をじっくり楽しめる。
βテストや初心者講習会参加者の要望を製品版ですべて反映
イベントには、MCのバロン山崎氏、アリサ役の優木かなさん、つるおか氏(かものはし)、Cygames専属キャスターの友田一貴氏、Cygamesの木村唯人氏、ブシロードの河津博志氏の6名が登壇し、さまざまな新情報が明らかにされた。
まず、これまでに行われたβテストと初心者講習会の参加者アンケートの内容が公開された。正式サービスに期待することとしては、「アプリ版との連動施策」、「様々な大会やイベントの実施」、「リーダーカードの追加」、「カードやゲーム用のサプライ発売」の4点であり、それぞれ対応していくことが表明された。
大会については、この後、詳しい内容が発表された。また、改善してほしい点としては、「ゲームアイテムが多い点」、「テキスト内アイコンが小さい点」、「キーワード能力の説明がない点」の3つが多く寄せられたが、これらについても、製品版ではそれらの要望すべてを改善し、アイコンサイズを大きくし、説明文などを追加したとのことだ。筆者もβテストに参加したのだが、進化可能なことを示す○にEのアイコンとそのコストの字がとても小さく視認性が悪かったので、この改善はありがたい。
続いて、βテストや初心者講習会の参加者から多かった質問について、木村氏と河津氏が回答した。
Q.「商品ラインナップはどのくらい先まで決まっていますか?」
A.「構想だけでいうと3年先まで考えています。今は半年先に出るカードを作っています。」
Q.「『Shadowverese EVOLVE』でオリジナルカードは収録されますか?」
A.「はい、アプリ版に登場していないオリジナルカードも順次出していきます。」
Q.「対戦のフォーマットや大会の形式はどのようなものが想定されていますか?」
A.「まずは構築戦中心ですが、他のフォーマットも考えていきたいと思います。」
Q.「『Shadowverse EVOLVE』公式サプライは今後どのような商品展開が予定されていますか?」
A.「ストレージボックスやスリーブ、ラバーマット、デッキケースなどを順次発売していきます。」
Q.「海外言語版の商品展開は予定していますか?」
A.「現状は未定です。海外からの要望も多くいただいてます。まずは4月からの日本語版の運営に注力して、広めていきたいと考えています。」
第1弾で登場するカードや新能力「オーラ」が公開
続いて、4月28日に発売される「Shadowverse EVOLVE」の第1弾「創生の夜明け」で登場する各クラスのレジェンドカードが公開された。また、「ダークドラグーン・フォルテ」の進化後が持つキーワード「オーラ」も発表された。「オーラ」は、アプリ版のShadowverseにはないキーワードであり、相手の能力で選ばれないというものだ。攻撃の対象にはなるが、対象を取るスペルが無効となる。MtGでいう呪禁に近い効果だ。
初心者講習会で新たなPRカードがもらえる
βテストはすでに終了したが、初心者講習会は5月8日まで開催する。初心者講習会では、スターターデッキを使って対戦ができるが、参加特典として、PRカード「ファイター」と限定冊子に加えて、プレミアム加工されたPRカード4種類から好きなカード2枚がプレゼントされることが明らかにされた。さらに、4月29日と4月30日に東京ビッグサイトで開催される「ブシロードカードゲーム祭2022」でも、「Shadowverse EVOLVE」が出展され、物販コーナーだけなく、対戦コーナーやティーチングコーナーも用意される。また、来場特典の交換券で、特製ストレイジボックスがもらえる。
第2弾の発売日が決定!「ラプラス・ダークネス」とのコラボも
第2弾の発売日と名称も発表された。第2弾の発売日は2022年6月17日で、名称は「黒銀のバハムート」である。また、第2弾ではホロライブの「ラプラス・ダークネス」とのコラボも行われ、ボックス購入特典として「ラプラス・ダークネス」リーダーカードが1枚封入されるほか、ホロ加工された特別版のリーダーカードがブースターパックから希に出現。コラボカードは全部で6種類ある。
全国大会も開催決定
最後に、今後の大会情報が明らかにされた。カジュアルな店舗大会とは別に、「Shadowverse EVOLVE」の日本一を目指す「Shadowverse EVOLVE Japan Champion Ship(仮)」が年末に開催予定である。
「Japan Champion Ship(仮)」への出場の道は2つあり、一つが店舗予選→地域予選と勝ち上がっていく方法、もう一つが1日で完結する大型大会「Shadowverse EVOLVE Grand Prix(仮)」で上位入賞する方法だ。「Grand Prix(仮)」は、全国6エリアで開催予定だが、すでに関東と九州の日程と場所は決まっている。関東では、7月30日にパシフィコ横浜で、九州は8月14日に福岡国際会議場で開催される。
コロナ禍のせいで、ここ2年ほどTCGの大型大会が軒並み中止となっている中、「Shadowverse EVOLVE」が大型大会開催を発表したことは、競技勢にとって大きなモチベーションとなる。また、イベントを主催したいという人のために、支援システムも導入予定で、こちらも期待したい。
スペシャルゲストとして木谷会長も登壇
最後に、スペシャルゲストとしてブシロード会長の木谷高明氏が拍手の中登壇し、以下のような挨拶を行った。
「みなさん、生放送をご覧いただいてありがとうございます。今日のこの生放送、全国の初心者講習会、ブシロードの社員が全国を駆けずり回ってティーチングをしております。今週末くらいからさらに盛り上がってくると思いますので、この生放送で興味を持たれた方はお友達をお誘いの上、是非、参加していただきたいなと思います。明日からはテレビCMやWeb広告、交通広告、看板など、全国で『Shadowverse EVOLVE』の宣伝、プロモーションが流れます。『Shadowverse EVOLVE』を愛していただける仲間作りのために、我々ブシロードも全力でお手伝いしたいと思っていますので、引き続き応援の程よろしくお願いします。」
イベント終了後、木谷会長をロビーで見かけたので、お声がけしたところ、ブシロードとしても「Shadowverse EVOLVE」には期待しているとのこと、また、この飛行船シアターをいろんな用途で使っていきたいと考えているというコメントをいただいた。
筆者もβテストに参加して実際に「Shadowverse EVOLVE」をプレイしたが、アプリの「Shadowverse」とはまた違った、TCGならではの面白さが感じられた。4月28日の発売が待ち遠しい。
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