特別企画

【TAMIYA SHOWCASE】“ハンマーヘッド”と呼ばれたノーズを忠実に再現。全長345mmのビッグスケール「1/12 タイレル 003 1971 モナコGP」が9月発売

【1/12 タイレル 003 1971 モナコGP】

9月発売予定

価格:14,080円(税込)

 タミヤのカーモデル「1/12ビッグスケールシリーズ」にて、1971年のF1チャンピオンマシン「タイレル003」のモナコGP仕様が9月に発売となる。“ハンマーヘッド”と呼ばれた独特なフォルムのノーズを持ったクラシカルなF1マシンだ。

「1/12 ビッグスケールシリーズ No.54 1/12 タイレル 003 1971 モナコGP」。9月発売予定。価格は14,080円(税込)

 1968年にF1レースに参戦したタイレル(ティレル)チームがフル参戦初年度となった1971年に投入したのがこの「タイレル003」だ。ファーストドライバーのジャッキー・スチュワートがこのマシンを駆り、ポール・トゥ・フィニッシュを決めたモナコGPを含む、全11戦中6勝を上げ、2度目のチャンピオンに輝き、チームタイトルをもたらしている。

ハンマーヘッドのゆえんを持つフラットなノーズ
フロントウイングの下側にはラジエターがある
フラットな前後に対し、ボディは丸みを帯びている。ボディは取り外し可能で、それを載せる作業台も付属する

 ノーズとフロントウイングをフラットに一体化させ、その下にラジエターを配置した独自の設計を忠実に再現。その一方エンジンをモノコックに剛結させたリヤ周りも、ビッグスケールならではのパーツを多数使用して、配管や配線など精密に仕上げている。ブレーキディスクやラジエター、翼端版など各所ににエッチングパーツを、ミラーステーにもメタルパーツを採用し、金属部分の質感を高めている。

シートベルトは布シール、ミラーステーはメタルパーツを採用
エンジン周りにはメッキパーツやチューブを使用し、実物に近い形状を再現している

 2015年に発売されたキットとなるが、現代の資料を元に設計をアップデートし、より実車に近い形に仕上がっている。スライドマークはイタリアのカルトグラフ製を採用し、下地の色が透けない質の高いものとなっている。

エッチングパーツを使ったリヤウイング周りもシャープな仕上がり
カルトグラフ製のスライドマークも美しい

 1/12という大きなキットだが、パーツが大きい分、小さなスケールのものより作りやすくなっているという。同じタイレルのマシンでもでも隣に移っているP34とはまた違った魅力のあるF1マシンを、この期に作ってみてはいかがだろう。