特別企画
「自分の理想のキュベレイで世界一に!」、「ガンプラビルダーズワールドカップ10thトーナメント 日本大会決勝戦」開催! 受賞者にインタビュー
2022年11月19日 18:52
- 【GBWC10thトーナメント 日本大会決勝戦】
- 11月19日開催
BANDAI SPIRITSは11月19日、YouTubeにて「ガンプラビルダーズワールドカップ10thトーナメント 日本大会決勝戦」を開催した。
「ガンプラビルダーズワールドカップ(GBWC)」はガンプラ製作の世界一を決めるコンテストである。正式な開催は3年ぶり。昨年は開催を予定していたがコロナ禍の中延期になり、モデラー達はこのコンテストに向け作品を練り上げていた。
モデラーは自分の作品を撮影、オンラインで応募する。日本だけでなく世界の15エリアで開催されており、日本では14歳以下の「U-14コース」、20歳以下の「U-20コース」、そして21歳以上の「OVER-21コース」の3つのコースでの応募が行われた。
今回、「WEBエントリー 1次予選」、「WEBエントリー 2次予選」を経て、日本大会決勝戦として各コースの優勝作品が選定された。各作品はこれから世界各地の優勝作と世界一を競うこととなる。まずは各コースの優勝作を紹介、BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン審査員による選定ポイントや、受賞者のインタビューをお伝えしたい。
「サザビー二号機試作型」、ヤマサキ
選評
一番惹かれた点は格納庫のシチュエーション作り。上から強いライトを当てて足下を暗くするメリハリのある表現が評価された。
受賞者インタビュー
――作品のテーマは?
ヤマサキ氏: 自分が好きなサザビーを、好きなように表現をするというのがテーマです。
――見てもらいたいポイントは?
ヤマサキ氏: 全身にくまなく入れたディテールです。装甲の表面には機能性を考えてスジ彫りをしました。
――世界大会への意気込みを
ヤマサキ氏: ここまでこれたことが奇跡だと思っていますが、自分の作品の良さを見て欲しいと思います。
「The spirit of Zeon」、FAグリーン
選評
塗装と、カスタム、コンセプトが3つそろってる。曲面のパーツのチョイスがジオンらしさ、内部にザクがあったりと凝っていてそれらをまとめ上げた構成力が評価された。
受賞者インタビュー
――作品のテーマは?
FAグリーン氏: ジオンをテーマにしています。好きなジオンのモビルスーツの様々なパーツをジオンを象徴する機体である「ノイエ・ジール」を作りました。ハンマ・ハンマなど数え切れないほどの他のMSのパーツを使っています。
――見てもらいたいポイントは?
FAグリーン氏: 様々なガンプラを使用した作品なので、このパーツの元はどのMSに使われていたんだろう? 作品の真ん中はザクです。特にこのザクを見て欲しいです。
――世界大会への意気込みを
FAグリーン氏: 今回作った作品が世界で通用するかはわかりません。だけど、作品に込めた気持ちが世界に伝わって欲しいと思っています。
「理想を現実にする力」、凜パパ
選評
細かいところまでよく作り込まれている。外側の塗装はシンプルだが、内部はブルーのグラーデーションのバーニアなど細かい塗装も非常に凝ってている。内部メカに粒子加速器のような部品を配し、外装との連動を感じさせ力をため込むような想像を感じさせるデザインとなっている。
受賞者インタビュー
――作品のテーマは?
凜パパ: タイトルにもあるように「理想を現実にする力」、GBWCでの優勝をすべく作品という想いを込めました。私の目に一番好きな機体であるキュベレイがどのように見えているか、自分の好きを表現する。キュベレイの搭乗者であるハマーンは劇中死んでしまいますが、もし生き残ったらどんな機体を作るか? など様々な想いを込めています。
――見てもらいたいポイントは?
凜パパ: 隅々までの工作はもちろんですが、全体のシルエットも見て欲しいです。「人の目を引き込む」ということを意識しています。遠くから近くに目を向けていくと様々な発見がある。距離で変わる印象、角度で変わる印象をコントロールしています。こういった点に注目して欲しいです。
――受賞の感想は?
凜パパ: この作品は1年前のGBWCに向けて作っていたのですが、延期になりさらに作り込むことができました。進捗をSNSにアップしていたのですが、応援してくれる人の声がモチベーションに繋がりました。
――世界大会への意気込みを
凜パパ: 賞をいただき、これから日本を代表して戦います。ガンプラ、ガンダム発祥の日本のビルダーとして、世界一になりたいです。日本のビルダーが世界一になって欲しいと思っています。