特別企画

【ガンダムベース撮り下ろし】SDシリーズがMGの技術を導入し新時代へと突入! 「MGSDフリーダムガンダム」がガンダムベース東京に展示中

【MGSD フリーダムガンダム】

2023年1月発売予定

価格:4,290円(税込)

 「SDガンダムBB戦士」、「SDガンダムワールド ヒーローズ」など、ガンプラでは様々なSDガンダムシリーズが展開しているが、新たなブランド「MASTER GRADE SD(MGSD)」が加わることがこの9月に発表となった。その名の通り、「SDガンダム」に「マスターグレード」の技術を集約したもので、2023年1月に「MGSD フリーダムガンダム」からシリースが始まる。その試作品がガンダムベース東京に展示されていた。

ガンダムベース東京の「MGSD フリーダムガンダム」展示コーナー
「MGSD フリーダムガンダム。2023年1月発売予定。価格は4,290円(税込)

 このMGSDは、SDガンダムのルックスでありながら、MGシリーズと同様のフレームを内蔵を実現し、シリーズ史上最高のディテールや可動、ギミックを実現したガンプラの新シリーズだ。その第1弾となる機体はフリーダムガンダムに決定し、ウイングやレールガンなどの武装をフル装備した姿とともに、内部フレームのサンプルも展示されていた。

SDガンダムシリーズの中でも等身はかなり高い
MGシリーズのクオリティを受け継ぐハイディテールなルックス

 SDガンダムながら、そのディテールはMGシリーズを思わせ、実に写真映えするものだ。ただ見た目がいいだけでなく、頭部、腕部、胴体、脚部など、全身に可動のためのギミックを設けていて、なんとSDシリーズながらヒザ立ちも可能だという。

フレーム構造の実現により、様々な可動ギミックが備わっている
ウイングにはキットオリジナルの延長ギミックがあり、パーツと干渉することなく、フルバーストを再現可能
こちらがそのフレーム。外装に負けない精巧な設計だ

 全高は約115mmとSDガンダムとしてはかなり大きく、武装などでボリュームのあるキットとなっている。ツートンの装甲の成形色やクリアパーツを採用したカメラ、メタリックグロスインジェクションによる金属感の再現など、仕様もかなり凝っていて、組み立てるのもかなり面白くなりそうだ。

パーツの一部も展示されていた。多色成形で色分けもかなり細かい

 発売は2023年1月に一般店頭での発売が予定されている。第2弾以降も企画中とのことだが、まずはこのフリーダムガンダムの製品版の完成度には大いに期待したい。

 何より、SDガンダムのプラモデルシリーズの新たな可能性が垣間見えるシリーズであり、低年齢層向けの商品にはない、密度の濃い設計も嬉しいところ。パーツ分割や内部フレームを生かした作り方なども楽しくなりそうな予感がする。