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【GUNDAM NEXT FUTURE】極限のディテールをSD体型に凝縮! 「MGSD フリーダムガンダム」は新しい時代を告げるガンプラだ!
2022年9月30日 09:45
- 【MGSD フリーダムガンダム】
- 2023年1月 発売予定
- 価格:4,280円(税込)
「GUNDAM NEXT FUTURE -BASE SERIES-」の大きな目玉の1つが、「MGSD フリーダムガンダム」である。これまで「SDガンダム」と言えば、"低価格の入門用のプラモデル"というジャンルだったが、ここに「MG(マスターグレード)」という、中級者向けの新しいカテゴリーを盛り込み、SD体型であるが、ハイディテール、ハイクオリティという新しいチャレンジとなるガンプラだ。全高10cmほどのSD体型にみっちりとした情報密度がすさまじい。
こういった新しいジャンルの商品のモチーフとしては「RX-78-2 ガンダム」が選ばれることが多いが、あえて「フリーダムガンダム」にしたのは、アニメ「機動戦士ガンダムSEED」がGUNDAM SEED PROJECT ignitedとして、劇場用映画の製作に加え、TV放送での盛り上がり、もちろん中国・ららぽーと上海金橋店での「実物大フリーダムガンダム立像」の設置も大きい。新しいユーザー、海外へのアピールも含めたプロジェクトなのだ。
これまでのSD系プラモデルは1度に複数のモチーフを短期間に販売し、コレクション性を高める戦略だったが、「MGSD」は年単位でのリリース速度となるとのこと。1つのアイテムにたっぷり開発期間を設け、ユーザーがその商品をじっくり作り、そのギミックの多彩さに満足する、MGと同様なリリース頻度になっていくという。
現在明らかになっている特徴を紹介していこう。「MGSD フリーダムガンダム」の最大の特徴と言えば内部フレームだ。MG同様、外装のほとんどを取り外したフレーム状態で組むことができる。まるで自分の手でフリーダムを建造しているような、モチーフに対して理解が深くなるMGならではの感触をMGSDでも取り入れている。特に頭部は目の内部までしっかり造形されていて部品の組み合わせもかなりの密度だ。これは本家MGよりも大きいSD体型ならではだろう。またフレーム構造ならではの可動範囲も大きな特徴だ。
間接には各所に引き出し機構が設けられ、曲げるときには各部が大胆に伸張する。手足の短いデザインなのにしっかりと膝立ちまでできるのだ。フリーダムガンダムらしい駐機姿勢をSDでとれる、というのは楽しい。また首の引き出し関節は見た目以上に頭部の自由な可動を実現し、SEED系MSの見得を切ったポーズがとれる。ハイマットフルバーストの時の顎をぐっと引いたポーズもしっかり決まる。
さらに翼と武器の可動だろう。フリーダムは大きく翼を広げ、翼内部や腰アーマーが展開することで4つの砲身が出現、翼やビームライフルも相まって、まるでハリネズミのような"全身武装"といった雰囲気となる。この派手な翼と武器が、きれいに折りたたまれシンプルな姿になるのも大きな魅力だ。「MGSD フリーダムガンダム」はフリーダムならではの大きな変化するイメージをしっかり再現している。特に腰のレールガンの迫力がすごい。
盾内部や、額の刻印、全身の装甲のモールドなど情報量もすさまじく、いつまでも細部を見ても見飽きない。まさにMGの楽しさをSD体系にぎゅっと凝縮したプラモデルといえる。
これは推測であるが、この新しいジャンルが生まれたのはユーザーが完成したプラモデルを飾る"面積"も考えているのではないだろうか。お気に入りのプラモデルを飾っているとどんどんその場所が大きくなり、家を圧迫する。SDMGはコンパクトであり、より多くのアイテムを飾ることができるだろう。コレクション欲を満たしてくれるジャンルになるかもしれない。
SDというジャンルはリアルな頭身にはない独特のかっこよさがあったり、頭部や武装など大きくなっている部分にはしっかりディテールを描き込むなどディフォルメのノウハウも蓄積され様々なアイテムが登場するようになってきた。「リアルでカッコイイSDモデル」というガンダム商品も多い。その中で「MGSD フリーダムガンダム」は新しいガンプラの楽しさを気づかせてくれる存在となりそうだ。発売が楽しみであり、じっくり組み立て、そのディテールを楽しみたい。
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