特別企画
【特別企画】トミカ歴代名車コレクション 008「三菱 ランサーエボリューション IV」009「トヨタ クラウン パトロールカー」
2023年10月3日 00:00
1950年代から暮らしを守り続ける「トヨタ クラウン パトロールカー」
- 発売日:2023年9月19日
- 価格:1,999円(税込)
- スケール:1/65(全長約69㎜)
- アクション:左右ドア開閉・サスペンション
【トヨタ クラウン パトロールカー】
日本のパトロールカー(正式名称:無線警ら車)に多数採用され続けているクルマ、それは「トヨタ クラウン」です。4ドアセダンタイプで室内が広く耐久性もあり、2.5Lクラスで5名乗車が可能などなど……これがトヨタクラウンが選ばれ続ける理由です。
日本のパトカーの歴史は1950年代にさかのぼります。ベースになったのは日産のトラックでこのシャーシをセダンタイプに架装したものだったようです。1955年には現在に通ずるボディ上部を白、ボディ下部を黒の2トーンカラーになっていきましたが、これは当時の路面状況が悪く車体が汚れやすかったのでそれを目立たせないためにアメリカのパトカーに習ったものです。
そしてパトカーにはついにトヨタクラウンRS型が採用されることになりました。トヨタパトロールFS20型と呼ばれるこのクルマにはランドクルーザー用の直列6気筒3.9LのF型エンジンを積んでいました。ベース車から高性能化と高耐久化されていることがわかるエピソードとなっています。
そして日本国内は次第に高速道路が整備され、対応できるスポーツカーをベースとするパトカーが増えていきました。フェアレディZやコスモ・スポーツ、ポルシェ911やBMW3シリーズなどの外国車も採用例があります。現代ではホンダNSX、日産GT-R、スバルインプレッサWRX、レクサスLC500なども話題に上がりますね。
それでは「トヨタ クラウン パトロールカー」のトミカ歴代名車コレクション版を見ていきましょう。モデルとなったのは1967年に販売開始された3代目のS50系クラウンです。パトカーということで白黒の2トーンカラーで塗装されており、シールによるマーキングをするタイプとなっています。ルーフに赤色灯を装備しています。
3代目S50系クラウンは先代までのショーファー・ドリブン(運転手付きでオーナーは後席に乗るクルマ)の高級路線ではなく、比較的若い個人ユーザー層をターゲットにし“白いクラウン”と呼ばれていました。「ペリメーターフレーム」を車体に採用、フロアの周囲に一体化させたフレームを配置することで軽くて低床を実現しています。
ホイールはトミカ一般車向けの台形5穴でブラックカラー版です。タイヤが細いのも当時のクルマをイメージさせてくれて時代を感じます。シャーシは2009年に再設計が行われたものですが現在の仕様とは違い、リアを左・フロントを右にした逆の状態で文字などがモールドされているところもトミカの歴史を感じられて興味深いものとなっています。
このトミカのアクションは左右ドア開閉とサスペンションです。やはりドアが開閉できるトミカは格別の楽しさがあります。ドアを開けると車内がばっちり確認でき、ステアリングと共にダッシュボードが見えてきます。インテリアはレッドとなっています。当時のクルマということもありボディ自体がだいぶ細い印象を受けますがこのトミカはパトカーということもあり迫力さえ感じさせます。
トミカの世界で遊んでみよう!
トミカタウンやトミカワールドは手軽にトミカが走る情景を作り出すことができるシリーズです。
毎月発売されるトミカや歴代名車コレクションと組み合わせて自分だけの特別な情景や街をつくってみましょう!
次のラインナップはこちら!
2023年10月発売予定のラインナップは010「トヨタ MR2」と011「マツダ RX-7」と012「日産 シルビア」です。日本を代表するスポーツカーが連続でラインナップされます。
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