特別企画
【特別企画】トミカ歴代名車コレクション 008「三菱 ランサーエボリューション IV」009「トヨタ クラウン パトロールカー」
2023年10月3日 00:00
ランサーの走り、ここに極まる。「三菱 ランサーエボリューション IV」
- 発売日:2023年9月5日
- 価格:1,999円(税込)
- スケール:1/59(全長約73㎜)
- アクション:サスペンション
【三菱 ランサーエボリューション IV】
三菱自動車の「ランサー」の車体に2.0Lのターボエンジンを搭載し四輪駆動のスポーツモデルとしたランサーエボリューションシリーズの4代目にあたるのが「ランサーエボリューションIV」で1996年8月に発売されました。ベースモデルのランサーがモデルチェンジしたことを受けランサーエボリューションも新型のボディとなりました。通称は“ランエボ(シリーズ総称)”・“エボIV(フォー)”です。
エボIVには左右の後輪への駆動力を変化させて旋回性を向上させるAYC(アクティブ・ヨー・コントロール)が搭載されました。4G63型の2.0L直4ターボエンジンの出力は当時自主規制値の上限である280psに到達。エボIIIからは小型化されたリアウイングで車両の前後バランスを取り空力効果を最大限に生かすスタイルとなりました。
ランサーエボリューションシリーズは三菱自動車がWRC(世界ラリー選手権)に参戦するためのホモロゲーションモデル(市販車をベースに競技参戦用に開発・販売されたクルマ)であり、エボIVはWRCに1997年から1998年までの18戦に参戦、トミ・マキネン選手が1997年シーズンのドライバーズチャンピオンを獲得しました。
ランエボ……だいぶ大きいイメージがあるのではないでしょうか。でも実際には全長4,330mm、全幅1,690mm、全高1,415mmと現代のスポーツカーと比較してもだいぶ小さいことがわかります。登場当時のサイズ感で言えば大きいほうかもしれませんが、ラリーを戦うクルマとしてなるべく小さいほうがよいことも事実です。そこへ2リッターターボエンジン+全輪駆動というハイパフォーマンスなパワートレインと足回りを得てランエボシリーズはラリーシーンで強烈な印象を与えました。
それでは「三菱 ランサーエボリューション IV」のトミカ歴代名車コレクション版を見ていきましょう。目に飛び込んでくるレッド塗装のボディはトミ・マキネン仕様をほうふつとさせるところもありファンにとってもうれしいカラーリングとなっています。
ヘッドライトがなんとクリアーパーツとなっています!これまでのトミカ歴代名車コレクションでは塗装もされていない場合がありましたがこれはうれしい仕様ですね。クリアーパーツの中はバルブ的なモールドにもなっていて見る角度で表情が変わって楽しいです。リアのコンビランプもボディのレッドとは若干違うレッドで別塗装されています。
ルーフ側から見ると大きく開いたフロントウインドウからはキャビンの中が良く見え、シフトノブも見えるセンターコンソールやシートの形状も素晴らしいものとなっています。がっしりした印象のフロントマスクはラジエーターやエアインテークの穴がブラック塗装で実現、ハイパフォーマンスラリーカーの迫力を体現します。
フロントセクションのボンネットにもエンジンの排熱に使われるアウトレットのディテールが確認できます。後席もあるセダンタイプのボディは一目でランエボとわかるがっしりした印象をよく伝えています。リアウイングもシャープに成形されていてすぱっと立ち落とされたようなリアセクションが印象的です。
ホイールは十字の穴が開いてメッキリングがあるレーシングカータイプでタイヤ自体の幅も広いものとなっています。そして008「三菱 ランサーエボリューション IV」のシャーシはブラックとなっています。ラリーカーでもありスポーツカーでもあるランエボにはお似合いのカラーリングです。
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