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【定番BB弾が復活】東京マルイ「ファイネストBB」の0.2g/0.25g/0.28g弾を撃ち比べてみた

【ファイネストBB 0.2g弾 1kg(5,000発)】

9月8日 発売

価格:3,300円

【ファイネストBB 0.2g弾(1,600発)】

10月20日 発売

価格:1,100円

【ファイネストBB 0.25g弾 1kg(4,000発)】

9月8日 発売

価格:3,300円

【ファイネストBB 0.25g弾(1,300発)】

10月20日 発売

価格:1,100円

【ファイネストBB 0.28g弾(500発)】

10月20日 発売

価格:1,100円

東京マルイ「ファイネストBB」シリーズ

 東京マルイのBB弾と言えば、同社製エアガンとのマッチングは言うまでもなく、エアガンショップのカスタム銃などでも推奨BB弾とされているなど、その精度は折り紙付きだ。本稿では、「ファイネストBB(0.28g/0.25g/0.2g)」の仕様、新パッケージを解説した上で、精度や、実際の弾道などについても細かく検証していく。ぜひサバゲーに勝つためのBB弾選びの参考にしてほしい。 なお、「ファイネストBB 0.12g弾」については同じシリーズではあるが成分が異なるため本稿では触れない。

 2022年末の景品表示法に基づく消費者庁の措置命令により出荷が停止されていたが、「ファイネストBB(0.28g/0.25g/0.2g)」が出揃った。早速製品レビューをお届けしよう。

「ファイネストBB(0.28g/0.25g/0.2g)」とはなにか?

 「ファイネストBB」は従来の「パーフェクトヒット バイオBB」と同じ素材を使用して、パッケージを一新したBB弾だ。東京マルイの「ファイネストBB」と「バイオBB弾」は、植物由来素材(PLA)と硫酸バリウム(ミネラル成分)、でん粉、添加物で構成されており、配合についてはまったく変わっていない。

 そもそも「バイオBB弾」は、「自然に分解される」として東京マルイを含めた数社が販売してきたBB弾の総称。分解にあたっての「使用後に地表に残されたままでも土壌中や水中の微生物によって水と二酸化炭素に分解される」という文言が、「実際のものよりも優良であると誤解させる表示」に該当するとして、消費者庁より景品表示法に基づく措置是正命令を受けた。そこで、「生分解」の表記を取りやめ、説明文とパッケージデザインを一新したのが「ファイネストBB」だ。

 なお、屋外サバゲーフィールドの多くが使用可能なBB弾として「バイオBB弾」と指定しているが、基本的には「石油由来のプラスチックではなく植物由来樹脂で構成されているBB弾」である「ファイネストBB」を利用可能だ。ただし念のため、屋外フィールドで「ファイネストBB」を利用する際には、フィールドのレギュレーションを必ず確認してほしい。

 例えば「つくばサバゲーランド」のレギュレーションには「ファイネストBB」を使用可能とする記載がある。フィールドによってレギュレーションの表現が異なるので、「ファイネストBB」使用前には必ず確認してほしい。

「つくばサバゲーランド」のレギュレーション

パッケージはかなりあっさりとしたデザインに変更

 今回試用したのは、0.2g弾 1kg(5,000発)、0.25g弾 1kg(4,000発)、0.2g弾(1,600発)、0.25g弾(1,300発)、0.28g弾(500発)の5種類。「パーフェクトヒット バイオBB」では「生分解」、「高精度環境対応型BB弾」という文字が入り、射撃手、ベアリングなどの写真があしらわれていたが、「ファイネストBB」ではかなりあっさりとしたデザインに変更された。

 目立つのは「精密射撃対応BB弾」、「天然由来成分PLA配合BB弾」、「クラス最高レベルの命中精度」、「高精度研磨仕上げ±0.01の真球度」、「18才以上用東京マルイ製エアソフトガンにベストマッチ」という文字だ。

 ただし0.28g弾のみ従来パッケージに近い、緑を基調としたデザインが採用されている。こちらで目立つのは「ファイネストBB最上級SUPERIORグレード」という文字。スナイパーライフル向けという位置づけもあり、「ファイネストBB」のなかでもスペシャル感のあるパッケージとなっているわけだ。

「ファイネストBB 0.2g弾 1kg(5,000発)」価格:3,300円
「ファイネストBB 0.2g弾(1,600発)」10月20日発売予定・価格:1,100円
「ファイネストBB 0.25g弾 1kg(4,000発)」価格:3,300円
「ファイネストBB 0.25g弾(1,300発)」10月20日発売予定・価格:1,100円
「ファイネストBB 0.28g弾(500発)」10月20日発売予定・価格:1,100円

 それぞれのパッケージ内には実測3gの乾燥剤が封入されているのは従来どおり。一度開封しても、温度や湿度に注意すれば、一定期間は中身の劣化は最小限に抑えられる。なお、1kgパッケージを2~3ヵ月のスパンで保管するのであれば、もう少し大きめの乾燥剤を追加したほうが安心感は高いと思う。

パッケージ内には実測3gの乾燥剤が封入されている

「ファイネストBB」の見た目は従来のBB弾と違いはない

 「ファイネストBB」の見た目は、従来と同様の素材を使用しているということで違いはない。0.2g弾は薄いベージュ色、0.25g弾はごく薄いグレーで、0.28g弾は0.25g弾よりわずかに色が濃いグレーだ。色は違っても弾の表面には同じような艶があり、指で触ると非常に滑りがよく感じる。いかにもマガジンからチャンバーへの弾上がりがスムーズそうだ。

個人的には森林フィールドなどで弾道を視認しやすい0.25g弾が好みだが、逆に弾道から位置ばれするのを嫌って、0.2g弾を選ぶ方もいることだろう。「ファイネストBB」のパッケージ裏にも記載されているとおり、「プレイに合わせて」選択してほしい。

左上が0.2g弾、中央下が0.25g弾、右上が0.28g弾
0.2g弾は薄いベージュ色
0.25g弾はごく薄いグレー
0.28g弾は0.25g弾よりわずかに色が濃い

「ファイネストBB 0.2g/0.25g」の詳細を実測

 「ファイネストBB」は、直径5.95mm±0.01の真球度と謳われている。今回、蔵前工房舎「BB弾選別ゲージ」を使ってサイズを確認したところ、0.2g弾で5.96~5.98mmに該当したのは1000個中約637個、0.25g弾で5.96~5.98mmに該当したのは1000個中約716個となった(※0.28g弾については500発と数が限られていたので、サイズ、重量は計測していない)。

 ただし、選別ゲージは10℃の違いで0.02m程度変化するとされている。今回はサイズを実測したわけではなく、外径の分布を確認したにすぎないことを留意してほしい。

 またデジタルスケールで0.2g弾、0.25g弾それぞれ40個の重量を計測したところ、0.2g弾の実測重量は0.190~0.204g、0.25g弾の実測重量は0.243~0.257gとなった。

 今回は他社製BB弾のサイズ、重量などを実測していないため、「ファイネストBB」の精度がどの程度なのか正直なところ判断できない。今後HOBBY Watchにて他社製BB弾のレビューをする際に今回のデータと比較したいと考えている。精度についての言及は今後のレビューをお待ちいただきたい。

200g(約1000個)の0.2g弾、250g(約1000個)の0.25g弾のなかから、5.96mmのゲージと5.98mmのゲージを用いて、5.96~5.98mmに該当するBB弾の数を割り出した

0.25g弾では40mでヘッドショットを狙える精度を確認

 さて最後に「ファイネストBB」の実際の弾道をチェックしてみる。今回は、東京マルイの電動ガンプラス「P-90プラス」で30m、40m先のマンターゲットに対する弾道を0.2g弾、0.25g弾、0.28g弾で検証した。狙いは胸の中心だ。

 まず0.2g弾では30mでヘッドショット、40mでマンターゲットを狙える集弾性能を確認できた。40mで1発弾が大きく逸れているが、虫や水滴などに当たってしまったのかもしれない。いずれにしても40mのフルオートで全弾がマンターゲットに当たっている。0.2g弾としては従来の「パーフェクトヒット バイオBB」と同様に、クラス最高の精度を備えていると言えよう。

 0.25g弾では0.2g弾より大きく集弾性能が向上しており、30mでは拳を、40mではヘッドショットを狙える精度だ。屋外フィールドでは0.25g弾をぜひ選びたいところである。

 0.28g弾ではさらに集弾率が高まっており、40mでも拳を狙えるぐらいのグルーピングを実現している。フルオートであれば40m先のバリケートから出ている手や銃を十分狙えるだろう。そして0.28g弾では50mターゲットも狙ってみたが、マンターゲットであれば射程範囲だ。ただ弾速はかなり落ちていると思われる。オーバーキルにならない範囲でBB弾が当たっていることをわかりやすく撃ってあげるべきだ。

【【定番BB弾が復活】東京マルイ「ファイネストBB」の0.2g/0.25g/0.28g弾を撃ち比べてみた】

 「P-90プラス」(0.2g弾使用)の初速は、下が90.7m/s、上が91.4m/sとその差は0.7m/sであり、非常に安定していた。「P-90プラス」の箱出し性能もさることながら、「ファイネストBB」の精度、品質が安定している証だ。

「P-90プラス」の初速

東京マルイのBB弾を未経験の方はぜひ「ファイネストBB」を試してほしい

 個人的には「SUPERIORグレード」ではない、リーズナブルな0.28g弾を、藪が密集しているフィールド用にほしいと思う。0.2g弾、0.25g弾では濃い藪では弾かれてしまうことが多いからだ。しかし、東京マルイは0.28g弾をフルオートで撃つのはオーバーキルにつながるとして、あえてラインナップに加えていないのかもしれない。

 いずれにしても、1年6カ月を経てようやく発売された「ファイネストBB」は、やはり屋外フィールドに適した定番BB弾としての精度、安定した品質を備えている。そして追加で発売される予定の、小袋の0.2g弾(1,600発)、0.25g弾(1,300発)、スナイパーライフル向けの0.28g弾(500発)を待ち望んでいた方は多いことだろう。筆者も小袋派なので、10月20日の小袋発売時には早速購入しようと思う。

 BB弾はエアガンにおいて、大前提とも、最重要とも言われる重要なアイテムだ。特に最近エアガン、サバゲーを始めて、東京マルイのBB弾を未経験の方は、ぜひ「ファイネストBB」をご自身の愛銃で試し撃ちしてみてほしい。