特別企画

【タミヤ撮り下ろし】「1/48 百式司令部偵察機III型・くろがね四起セット」、空と陸の傑作機がワンセットになったお得なキットが登場!

【1/48 百式司令部偵察機III型・くろがね四起セット】

8月10日発売

価格:5,060円

 本稿では8月10日発売のスケールモデル「1/48 百式司令部偵察機III型・くろがね四起セット」を紹介する。価格は5,060円。

 「百式司令部偵察機(ひゃくしきしれいぶていさつき)III型」は、三菱重工業が開発した日本陸軍の戦略偵察機で型番は「キ-46」。陸軍の主力偵察機として終戦まで活躍した機体だ。本キットは段なし風防が特徴のIII型モデルと、同じく日本陸軍の95式小型乗用車、別名くろがね四起がセットとなったキットだ。

「1/48 百式司令部偵察機III型・くろがね四起セット」は8月10日発売。価格は5,060円

 百式司令部偵察機は1939年に完成した航空機で、上昇限度10,000mの高空性能、4,000kmの長大な航続距離、そして、太平洋戦争当時の日本機として最速の時速630kmという、高度性能・航続力・速度を兼ね備えた戦略偵察機として活躍した。

 そしてセットになっているくろがね四起は日本陸軍の要求で開発された世界初の実用四輪駆動車だ。昭和10年から19年までに約4,800台が生産され、中国大陸から東南アジア、太平洋戦域など幅広い戦線で偵察や連絡に走り続けた。本キットはまさに空と陸を駆けた傑作機がワンセットになったお得なキットとなっている。

百式司令部偵察機III型
95式小型乗用車(くろがね四起)

 「百式司令部偵察機III型」のキットは特徴でもある大型の風防を6分割のクリヤーパーツで構成して、なめらかな形状を再現している。また、全体も空力性能を感じることができる流れるような美しいスタイルと緻密に再現されたモールドで表現されている。操縦席や偵察員席などの機体内部も精密感あふれる仕上がりになっており、ずっとみていられる出来栄えだ。

分割されたクリヤーパーツで構成されている大型の風防部分
キットにはパイロットと偵察員の人形各1体付いてくる
空力性能を追求した流れるような美しいスタイル
細部までしっかりとこだわって造られているのがみてとれる

 「95式小型乗用車(くろがね四起)」は高い車高や大径タイヤなどの特徴を捉えてモデル化されている。幌はオープン/クローズを選んで組み立てられるようになっており、今回展示されているキットはクローズ状態のものとなっている。少ないパーツ数にも関わらず、丸みのある個性的なスタイルや、細かな部品まで丁寧に再現されいることに驚かされる。

立ち姿の士官と運転手の人形がセットで付いてくる
フロントグリルに付く星マークはインレットマークとデカールを組み合わせて再現
1/48という大きさにも関わらず、車体下部や足回りもしっかりと意識して造られている
今回展示されているキットは幌がクローズ状態のもの

 「1/48 百式司令部偵察機III型・くろがね四起セット」はタミヤが高精度で再現したふたつのキットを楽しめるセットになっている。タミヤプラモデルファクトリーでは実機さながらに組まれた本キットを実際にみることができるので、訪れた際はぜひともその完成度を確認してみて欲しい。