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【年末特集】今年話題になったアニメのエアガンが欲しい! 「リコリコ」千束や「金カム」尾形らの気分味わえる6選
「ルパン」次元や「ブラクラ」レヴィの銃も
2022年12月31日 00:00
アニメ登場する憧れの人物や、彼ら彼女らの銃について「憧れのキャラになりきりたい!実際に撃ってみたい!」と思ったことはないだろうか。人間離れした動きで弾を避けながら敵を倒したり、長距離から不意の一撃をお見舞いしたり、何かと格好いいキャラクターが登場する作品は世の中に数多くあり、そういったキャラクターに憧れてサバイバルゲームに興味を持った人も多いだろう。
そこで本稿では、2022年の話題作品で使われた銃やベースとなったエアガンについて、まとめて紹介していく。今回紹介するのは、前述した「リコリス・リコイル」や「ゴールデンカムイ」に加え、「ルパン三世」に「ブラックラグーン」。いずれも「各作品のキャラクターに憧れている!あの格好いい銃を自分も使いたい!」という人にオススメのエアガンとなっている。なお、純粋な2022年のエアガンカタログは下記にて紹介している。
「リコリス・リコイル」より千束気分を味わえるエアガン「デトニクス.45 コンバットマスター」と「ストライクウォーリア」
「リコリス・リコイル」から紹介するのは、主人公・千束が使う特徴的なカスタムガン“救世主の銃”に似ているエアガン2選だ。
同作は、7月の放送開始以来、爆発的人気を叩き出したオリジナルアニメ作品。ショートリコイルやホールドオープンなどの細かい部分まで描写されていたガンアクションが印象的で、各登場人物が使っていた銃も度々話題になった。
千束が使用するカスタム銃は、マズルに「ストライクプレート」と呼ばれるアタッチメントを取り付けたもの。「ストライクプレート」は、敵に銃口を押し当てた際に撃てなくなるのを防止するためのアタッチメントで、劇中第6話では千束が実際に敵を殴りつけ、そのまま何発も撃ちこむシーンがあった。そんな彼女のカスタム銃は、サイズやセフティの形などから、デトニクス社の「コンバットマスター MC-1モデル」をモデルとした「デトニクス.45」がベースだと推察できる。
「デトニクス.45」は、東京マルイがガスブローバックガンとして「デトニクス.45 コンバットマスター」を発売。2022年9月には再販分も出荷された。東京マルイのものは劇中の銃とリアサイトやマガジンの色が違ったり、ストライクプレートが無かったりするが、似た雰囲気は感じられる。前述した猛者は自分でストライクプレートを自作して、より劇中に近いものを作っていた。
他にも、千束の“救世主の銃”に似ているものとして、東京マルイからストライクプレート付きのガスブローバックガン「ストライクウォーリア」が展開されている。こちらはストライクプレートが付いている以外はあまり似ていないが、イメージ的に「デトニクス.45 コンバットマスター」よりも劇中のものに近かったのか、放送開始直後からプレミアム価格で取引されている。なお、「デトニクス.45 コンバットマスター」の価格も若干だが高騰している。放送終了後にTwitterにて存在しない「#リコリコ14話」がトレンド入りしていただけのことはある。今後の「ストライクウォーリア」と「デトニクス.45 コンバットマスター」の再販に期待したい。
なお、弊誌姉妹紙であるGAME Watchでは作品の魅力について紹介しているため、作品自体に興味が沸いた人はそちらも参考にしていただきたい。
「ゴールデンカムイ」尾形愛用銃のエアガン「三八式歩兵銃」第13ロット発売!
「ゴールデンカムイ」から紹介するのは、重要人物のひとり、大日本帝国陸軍第七師団上等兵・尾形百之助が使用した銃「三八式歩兵銃」だ。
「ゴールデンカムイ」は、日露戦争後となる明治末期の北海道・樺太を舞台に、冒険・歴史・文化・狩猟グルメ・ギャグなどが詰め込まれた“和風闇鍋ウエスタン”作品。4月末のマンガ完結に加えて、「ゴールデンカムイ展」なども話題に挙がっていた。
大日本帝国陸軍軍人が多数登場する同作では、最新式の銃をとして「三八式歩兵銃」が登場。中でも尾形百之助が、精密射撃を得意とする人物として描かれており、途中から「三八式歩兵銃」を使用していた。序盤こそ「三十年式歩兵銃」を使っていた尾形だが、「三八式歩兵銃」を入手すると直後に離れたところにいる鹿を2匹同時に撃ち抜くという離れ業を見せつけた。
そんな「ゴールデンカムイ」に登場する「三八式歩兵銃」だが、K.T.W.がエアーコッキングガン「三八式歩兵銃」の第13ロットを11月30日に発売した。同社の「三八式歩兵銃」は、主要部分に鉄を採用することで確実な作動と優れた耐久性を実現しているのに加えて、銃床には国産オニグルミを使用している。他にも、コッキングすると“チャキーン”という音がするので、質感・作動音共にリアルな雰囲気を楽しめる。
「ゴールデンカムイ」の尾形になりきりたい人だけでなく、レトロなエアガンが好きなサバゲーマー・ミリタリーファン必見のアイテムだ。現在でもAmazonなど通販サイトで購入できるため、比較的入手し易いのもポイントが高い。
「ルパン三世」よりルパンの「ワルサー P38」と次元の「コンバットマグナム」が展開!
次に紹介するのは、「ルパン三世」よりルパン三世が愛用した「ワルサー P38」と、彼の相棒・次元大介が愛用した「M19(通称:コンバットマグナム)」だ。
「ワルサー P38」は、第二次大戦で活躍したドイツ軍制式ピストル。TVスペシャル第9弾「ルパン三世 TVSP#9 ワルサーP38」では、銭形警部がワルサーP38で撃たれたことから、ルパンが彼を撃ったのではないか疑われる場面もあり、劇中世界でもルパンが「ワルサー P38」使用しているのは有名なことが伺える。
そんな「ワルサー P38」だが、マルゼンが同じ銃の1941年モデル「ワルサー P38(ac41)」を再現したガスブローバックガン「ワルサー P38(ac41)ブローバック ブラック」が、12月26日に再販された。こちらはマルゼンがワルサー社と正式に契約することで図面提供を受けており、実物の細部を徹底的に調査することで正確な外観が再現されている。今回再販された「ワルサー P38(ac41)ブローバック ブラック」は、各通販サイトにて販売されており、入手し易いので気になった人はぜひ手に取ってみてほしい。
また、「ルパン三世」からは他にも、次元大介の愛用した.357マグナム弾を使用するリボルバー拳銃「S&W M19(通称:コンバットマグナム)」を再現したガスブローバックガン「Smith & Wesson M19 4inch "Combat Magnum" Heavy Weight Version 3 Gas Gun」が、タナカより2023年1月に発売される。
次元が、TVスペシャル第15弾「ルパン三世 TVSP#15 お宝返却大作戦」にてオートマチックハンドガン「デザートイーグル」を“品の悪い銃”と言っており、逆説的に次元のように“品の良い銃”を使いたい人にとって「コンバットマグナム」は、オススメの一品となっている。筆者も次元のような渋いガンマンに憧れる。
「ブラックラグーン」のレヴィが使う愛銃再現「ソード・カトラス ver.II」追加生産分発売!
最後に紹介するのは、「ブラックラグーン」にてレヴィの愛銃として登場する「ソード・カトラス」だ。KSCによる正規ライセンス製品ガスブローバックガン「ソード・カトラス ver.II」の追加生産分が、6月29日に出荷された。
KSCが再販した「ソード・カトラス ver.II」は、M92Fをベースに外観は自動車の内装品と同グレードの熱処理塗装を採用したモデル。劇中でも度々映されていたタイ語の刻印やグリップの髑髏マークエンブレムなども再現されているので、レヴィがトゥーハンド(2挺拳銃)として“楽しみながら”敵を痛快に倒すシーンを思い出せる仕上がりとなっている。
他の銃器も躊躇なく使う彼女だが、いつもホルスターに「ソード・カトラス」を収めており、やはりレヴィといえば「ソード・カトラス」といえる。彼女の様な“クール”な戦い方に憧れているのであれば是非とも手に入れたいハンドガンだ。なお、許諾のない海外製“海賊版”ともいえる類似品も出回っているので、購入する際にはよく確認して欲しい。
憧れのキャラになりきりたい!実際に撃ってみたい!
冒頭でも触れた通り、アニメやマンガに登場する憧れの人物や、彼ら彼女らの銃に憧れてサバイバルゲームを始めた人も多いだろう。筆者はそうだ。本稿では筆者のような人の為に各作品の代表的な銃を紹介してきたので、皆さんの参考になれば嬉しい。
「それぞれが思い思いの恰好・銃・装備で楽しめる」というのがサバイバルゲームのいいところだと思うで、公序良俗に反していない限りお互いを尊重してほしい。本稿が、皆さんのサバゲーライフの一助になれば幸いだ。
©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11
©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
原作 : モンキー・パンチ©TMS ©モンキー・パンチ/TMS・NTV
©2006,2010 広江礼威・小学館/BLACK LAGOON製作委員会