「五等分の花嫁」の五つ子がコトブキヤからスケールフィギュア化！二乃・四葉・五月の原型見本が初公開

　コトブキヤが9月26日より開催するオンライン展示会「コトブキヤコレクションONLINE」。多数の新作フィギュア・プラモデルを発表する同イベントにおいて、目玉の1つとなるのが「五等分の花嫁」の五つ子がそろったスケールフィギュアだ。

　コトブキヤは、TVアニメ「五等分の花嫁」を題材とした1/8スケールフィギュア第1弾として、三女「中野三玖」を2019年12月に発売した。続いて、第2弾・長女「中野一花」を2021年1月に発売予定。展示会では、二人の彩色見本に加えて、初公開となる残り3人の原型見本が一挙に展示された。

　今回のスケールフィギュアは、五つ子ということで教室をテーマにした台座などが共通の特徴となっている。また、作中では外見が同じでも5人それぞれ性格が異なるという設定があるように、フィギュアでも表情や仕草の違いで忠実に再現している。たとえば、長女の一花は挑発的な表情と大人びたポージング、次女の二乃の威圧的な立ち姿などに、それぞれの個性がしっかりと表れている。

1/8スケールフィギュア「中野一花」

　長女「中野一花」は彩色見本を展示。学校机に片膝を抱えた姿勢で腰掛けた姿で立体化される。表情には余裕のある笑みを浮かべており、歳は同じだが長女として姉妹よりも大人であろうとする彼女を再現したものとなる。

• 発売日：2021年1月
• 価格：11,000円（税別）
• サイズ：全高約200mm（台座含む）、1/8スケール
• 材質：PVC、ABS
• 原型制作：関雄大・コトブキヤ

1/8スケールフィギュア「中野二乃」

　次女「中野二乃」は原型見本が初公開。物語冒頭ではツンケンした性格で描かれる彼女は、むすっとした表情に腕組みで、全身でキツめの性格を表現した姿で立体化される。スタンドとして学校机が付属し、机によりかかった姿勢になる。原型では前髪が重く見えるのが少し気になるところだが、今後発表される彩色見本での見え方の違いにも注目したい。

1/8スケールフィギュア「中野三玖」

　三女「中野三玖」はシリーズ第1弾として発売中。今回は製品サンプルが展示された。ダウナーな性格の彼女は、儚げな表情で学校机の上で太ももを抱えた姿で立体化。チャームポイントのヘッドフォンは精巧に作られ、黒のパンツストッキングは、膝裏の皺が造形され、ランガードの塗り分けまで丁寧な彩色で表現されている。

• 発売日：2019年12月
• 価格：11,000円（税別）
• サイズ：全高約190mm（台座含む）、1/8スケール
• 材質：PVC、ABS
• 原型制作：KaNA（DaisyBell)

1/8スケールフィギュア「中野四葉」

　四女「中野四葉」は、原型見本が初公開。とにかく元気で人なつっこい彼女は、姉妹の中でも最も動きのあるポージングで立体化。学校椅子に片膝をかけて右手を大きく掲げ、スカートの翻り方リボンの浮かせ方から、飛び跳ねるようにしてこのポーズへ移行した瞬間を切り取ったものであることがうかがえる。表情もまさに全開の笑顔で、何事にも全力な彼女がまっすぐに表現されている。

1/8スケールフィギュア「中野五月」

　五女「中野五月」は原型見本が初公開。次女ほどではないが少し突き放したところがある彼女は、物語序盤での主人公に対する態度を示すようにアッカンベーのポーズで立体化。特徴的な髪型に小さく出した舌や左手の造形など、姉妹に比べて顔周辺の情報量が特に多く、近づくほど魅力的に映るというのは作中の彼女の性質を深いところで再現したものだとうかがえる。