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製品に触って、撃てる! 「東京マルイフェスティバル2026」が目指した原点回帰【マルフェス】

銅の差し色、コンバットマスターなど製品の可能性を追求

【東京マルイフェスティバル2026】
開催日時
10月31日:10時~18時(最終入場:17時45分)
11月1日:10時~16時30分(最終入場:16時15分)
場所:ベルサール秋葉原 1F(東京・秋葉原)
入場料:無料

 東京マルイはベルサール秋葉原にてイベント「東京マルイフェスティバル2026」を10月31日と、11月1日の2日間開催している。入場は無料だ。

 「東京マルイフェスティバル(マルフェス)」は毎年開催されているイベントだった。しかしコロナ禍で2019年から2023年まで4年間会場を使ったイベントが中止となってしまった。「東京マルイフェスティバル2023」から3年連続の開催は再び「マルフェス」の復活を印象づける。

 「マルフェス」の目玉は新商品の発表だ。今回も電動ガン「M16A1+」、「89式5.56mm小銃+」、そして電動ガンエボルト「マーク18 モッド1」といった新作が発表された。弊誌ではこれらの新発表製品を速報としていち早くお伝えしている。本稿では会場全体の雰囲気をレポートしよう。

しっかり触れ、撃てるエアソフトガンイベント、一番人気は「20式小銃」

 今回の「東京マルイフェスティバル2026」で大きく掲げられたのは「夢」というテーマ。新作の発表に加え、現在試作中の参考出展商品などが提示され、東京マルイのこれからの活動がしっかり伝わるイベントとなっている。

 それと共に「東京マルイフェスティバル2026」では「原点回帰」への想いも大きいという。「マルフェス」の基本コンセプトは"遊べるイベント"だ。エアソフトガンに詳しい人だけでなく、銃に対する知識もない人もふらりと訪れ、エアソフトガンのリアルな外見だけでなく、手に持ってみたり、空撃ちしてエアソフトガンの感触、重さ、そして作動した時の反動などをしっかり楽しむことができる。

様々な製品に触れられるハンズオンコーナー
新製品コーナーでは製品に触りながら開発者達と意見交換ができる
今回は3つのシューティングレンジが用意されている

 さらに実際にBB弾を発射できる「シューティングレンジ」も3つ設けることで、様々な銃の撃ち比べもできる。撃った的(紙)ももらえ、自分がうまく的に当てられたかも確認できる。エアソフトガンユーザーだけでなく、初めて触る人も映画やアニメの主人公気分で的に向かって銃を構え、引き金を引く体験は「マルフェス」での大きな楽しさと言えるだろう。

 さらにアニメ「リコリス・リコイル」、「ガンゲイル・オンライン」、ゲーム「バイオハザード」の関連商品展示は、エアソフトガンファンと作品ファンをつなげる大事な仕掛けだ。特に「バイオハザード」はケースなども世界観を再現した高額アイテムなどがあり、ガラスケースの向こうにゲーム世界が存在するかのような楽しさがある。

注目を集めていた「リコリス・リコイル」コーナー
多彩な製品を展示していた「バイオハザード」コーナー

 もちろん、エアソフトガンファンにとって「マルフェス」はさらなる楽しさがある。それが「開発者達との交流」だ。展示された様々な新商品について質問するだけでなく、自分が買った商品の感想などを開発者達と言葉を交わして意見交換ができる。新商品の工夫した点、「+(プラス)」シリーズの変更点、モチーフに対する想いなどなど、様々な話ができる。イベントなどでおなじみの広報担当の島村氏は、ファンから記念写真を頼まれたりと引っ張りだこだった。

 展示コーナーではやはりガスガン「20式5.56mm小銃」の人気が頭一つ飛び抜けていた。本商品は2026年8月に発売された銃だが、「この銃を手に持ってみたい」という人が他のコーナーより明らかに多く、待機列の整理が必要なほどだった。銃を持ちながら開発者に熱心に話を聞く人、手に持ってしっかりバランスを確かめる人など反応は様々で、前の人が触っているのをそわそわと見守りながら自分の番を待つ来場者の姿が見られた。自衛隊が使っている最新装備をリアルに再現した、ガスガン「20式5.56mm小銃」の人気の高さを会場で改めて実感させられた。

ガスガン「20式5.56mm小銃」は試遊待ちの列もできた

3つの参考出展による、東京マルイの「提案」、ユーザーの反応は?

 本稿では参考出展コーナーをピックアップしたい。「東京マルイフェスティバル2026」では3つの参考出展が1コーナーで展示されていた。ガスブローバック「HK416D」と、「ハイキャパ4.3 D.O.R フィールド カッパー アルファ/ベータ」、「コンバット コマンダー」だ。どの商品も参考出展だが、特に「ハイキャパ」と「コンバット コマンダー」は会場でユーザーの反応を見ながら商品化を探る意図があるとのこと。

 ガスブローバック「HK416D」は、商品化の可能性が最も高いとのことだ。HK416Dはコルト社のアサルトライフルM4をH&Kが改良したモデル。作動システムや各パーツの品質などが全面的に見直し、信頼性や耐久性、安全面を改良している。東京マルイでは撃った時の衝撃が楽しめる「次世代電動ガン」でHK416Dを販売している。

 ガスブローバックでの商品化は電動ガンではできなかった「テイクダウン」が楽しめるところ。テイクダウンとは銃を分解し、機関部などをメンテナンスできるアクションだ。ガスブローバックシステムは内部機構でも実銃の機構に近づけることができ、ガス圧で火薬の作動で動く実銃の内部機構を再現できる。「よりリアルなHK416D」を目指した商品として、ファンの期待は大きい。

ユーザー待望のガスブローバック「HK416D」。テイクダウンができ、リアルな内部機構が楽しめる

 「ハイキャパ4.3 D.O.R フィールド カッパー アルファ/ベータ」はその名の通りパーツの一部をカッパー(銅)色にしたカスタマイズ。これまで東京マルイでは「金」と「銀」のパーツをあしらったカスタマイズ商品を展開しているが、今回は「銅」色を使った提案、というわけだ。

銅の輝きが楽しい「ハイキャパ4.3 D.O.R フィールド カッパー アルファ/ベータ」

 「コンバット コマンダー」はコルトM1911(コルトガバメント)を短縮・軽量化したモデル。銃のフォルム全体を変えるということは内部機構を再設計しなくてはならず、見た目以上に「ガスガンとしての設計」での難しさがある。しかしコンバット コマンダーならではのカッコ良さ、バランスの面白さがあり、ファンも多い。今回の展示でユーザーの反応を見たいとのことだ。

M1911とはシルエットが変わる「コンバット コマンダー」。製品化の可能性を探る出展だ
【会場の様子】
インストラクターのHiro Soga氏による「セフティ&スキルアップ」講座。
多彩な新製品を展示
社会活動や映画協力など活動を紹介
サバイバルゲーム入門
物販
VRサバゲー

 今回の「東京マルイフェスティバル2026」で発表された新製品は既存モデルのアップデートが中心で、やや地味な印象も受けた。しかしエアソフトガンに多くの人が親しみ、興味を抱いてくれる「マルフェス」というイベントはやはり特別だと実感した。エアソフトガンという文化に多くの人が興味を持ってくれるこのイベントは応援したい。

 会場ではスタッフの頑張りも注目して欲しい。シューティングレンジや試遊コーナーでのスムーズなアドバイス。製品の紹介でのしっかりした解説、さらには「エアソフトガン講座」といった間口を広げるステージイベントなど、東京マルイが牽引する「エアソフトガン文化」の間口を広げる努力を強く感じる。是非多くの人にイベントを見て欲しい。