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バンダイ「ZEONIC TECHNICS」のリサーチコラボレーション、「脳トレ」の川島教授が所属するNeUが「ザクを脳活動で動かすシステム」を試験運用

10月29日発表

 脳科学ソリューションを展開するNeUは、バンダイの「ZEONIC TECHNICS」コラボレーションを行ない、「ミニチュアザク」を自身の脳活動のコントロールにより動かすシステムを試作開発したことを発表した。

 NeUは「脳トレ」で知られる川島隆太教授の、東北大学加齢医学研究所 川島研究室の「認知脳科学知見」と、日立ハイテクの「携帯型脳計測技術」東北大学+日立ハイテクによる脳科学カンパニー。「ブレインフィットネス」という考え方を提示し、脳活動を測定できるヘッドセットを活用し、より効果的な脳のトレーニングメニューを提供している。

今回用意された「試験用ザク」。特徴的な腕はもちろん全身が「サイコミュ試験型ザク」風になっているところが「ZEONIC TECHNICS」の強いこだわりを感じさせる
今回のシステム。「脳波操縦」ではなく、脳が一定の活動をしそれを感知することでプログラムを実行するシステム

 「ZEONIC TECHNICS」は全身17個のサーボで動くザクを、スマホやタブレットで制御することで、ロボティクス(ロボット工学)とプログラムを学べるSTEM学習教材。今回はこの脳活動が測定できるヘッドセットとプログラムを連動。被験者が特定の脳活動を行なった時に用意されたプログラムが始動、ザクが活動するというものだ。

 公開されたムービーでは脳活動を検知したセンサーがプログラムを起動させ、ザクが動く様子が確認できる。HOBBY Watchではこの試験の背景を川島教授にインタビューしている。近日公開予定なので、是非楽しみにして欲しい。

【バンダイ×NeU リサーチプロジェクト20201027】