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【ゲームマーケット】巨大なドラゴンに、魔女は命を賭けて挑み、騎士は彼女を支える……フィギュア×ボードゲーム「ドラゴンギアス」ついに登場
2020年11月14日 18:47
- 11月14、15日開催
- 会場:東京ビッグサイト(青海展示棟)
- 入場料:1,000円(税込)より(時間帯で変動)
国内最大規模のアナログゲームイベント「ゲームマーケット」が、11月14日と15日お台場・東京ビッグサイト(青海展示棟)で開催されている。入場料は1,000円(税込)より、入場期間で料金は変わる。新型コロナウィルス感染防止のため、入場は制限が掛けられ、試遊なども制限された中での開催となった。
ホビージャパンやアークライトのような企業だけでなく、様々なサークルのボードゲーム・カードゲームが出展されている。ン・カイはかなり人は少なくなってしまっているが、アナログゲームの熱心なファンが集う楽しいイベントとなっている。弊誌ではいくつかのゲームをピックアップして紹介していきたい。本稿ではアークライトとマックスファクトリーの共同開発によるボードゲーム「ドラゴンギアス」をフォーカスしたい。
巨大ロボvsドラゴン! 独自のファンタジー世界での戦いを描く
「ドラゴンギアス」はMakuakeによるクラウドファンディングで実現したボードゲームプロジェクト。本体価格16,500円(税込)+手数料で出資を募り商品化が実現、12月より出資者に郵送される。一般販売も今後行なう予定だという。
本ゲームはフィギュア・プラモデルメーカーのマックスファクトリーと、アナログゲームを制作・販売するアークライトのプロジェクト。ゲームデザイナー・脚本家であるイシイジロウ氏の世界観やシナリオをゲームデザイナーの川崎晋氏がゲームとしてまとめ上げ、西村キヌ氏をはじめとするイラストレーターがキャラクターやメカのデザインを行なう。そのキャラクターがマックスファクトリーによってプラモデルとなり、ゲーム盤で激しく戦いを繰り広げるという非常に豪華なボードゲームである。
この世界には巨大なドラゴンが存在し、数十年に1度人類はその襲撃を受ける。人類はドラゴンに対抗するため魔女の命をエネルギーに活動する巨人・ヘクスギアスで立ち向かう。ドラゴンは小型のドラゴン「龍尖兵」を率いており戦いを有利に進めようとする。騎士達は魔女とヘクスギアスを守るため力を振り絞る……。
「ドラゴンギアス」では2人で遊ぶ対戦型ボードゲーム。プレーヤーは「人類」と「ドラゴン」で戦いを繰り広げていく。盤面にはドラゴンと龍尖兵、ヘクスギアスと騎士が配置され戦いが行なわれる。
ゲームの基本はドラゴンvsヘクスギアス、龍尖兵vs騎士という2つの局面で戦いが行なわれていく。ドラゴンvsヘクスギアスはそれぞれが3枚の行動カードを用意し、同じタイミングで出す。それにより「移動し、振りかぶって、攻撃をする」といった行動が実行される。行動は同時に行なわれるので、かみ合わず、全然見当違いな場所を攻撃したり、つがう場所に移動したりする。巨大なものは制御が難しく、相手の行動を予測してもうまく行かない場合も多い。ドラゴンかヘクスギアスが勝利することでゲームは終了する。
一方、龍尖兵vs騎士は将棋やチェスのように駒をキビキビと動かし、サクサク進行するゲームとなる。彼らは倒されても補充されたりする。龍尖兵vs騎士の戦いの目的はドラゴンとヘクスギアスのサポートである。リソースを作ったり、敵の行動を制限したり、彼らの戦いが巨大な者達の戦いに影響を及ぼす。しかし彼らでは“決定力”にはならない。