ニュース

「マクロス」シリーズ海外展開可能に! ビックウエスト、Harmony Gold USAが歴史的合意

ハリウッド版「ロボテック」実写映画にもゴーサイン

4月9日 発表

 ビックウエストとHarmony Gold USAは4月9日、「マクロス」及び「ロボテック」シリーズの世界的な権利に関して合意したことを発表した。

画像は「劇場短編マクロスF ~時の迷宮~」(2021年公開予定)のもの

 1982年に放送されたTVアニメ「超時空要塞マクロス」をはじめとする「マクロス」シリーズを国内展開するビックウエストと、「超時空要塞マクロス」などの作品を再編集し「ロボテック」シリーズとして海外展開するHarmony Gold USAとの間で締結された包括的な合意は、「マクロス」シリーズの映画及び、TVシリーズ続編の世界的展開を直ちに可能とするものであると同時に、ハリウッド版「ロボテック」実写映画の日本公開にビックウエストが反対しないことを確認するものとなっている。

 これに加え、今回の合意には「ロボテック」TVシリーズ及び関連商品における、41の「マクロス」シリーズのキャラクター及びメカの使用に関して、Harmony Gold USAの長年に渡る日本を除く全世界での独占的な許諾を承認したことなどが盛り込まれている。これにより、約20年にも及ぶ不一致の問題が初めて解決されることとなる。

 今後、両社は、2021年以降の「マクロス」及び「ロボテック」の将来的なプロジェクトの展開に関して、さらなる世界的展開を目指すために協力するとしている。

ビックウエスト代表取締役、大西加紋氏のコメント

 歌姫の歌を背景に、銀河で活躍する変形するリアルなメカ、バルキリー、歌姫とパイロットの三角関係の恋愛模様によって特徴付けられる物語。そんなコンセプトで製作され、今後も紡がれる「マクロス」シリーズを、40周年を迎える今、全世界の方々にお届けできることをうれしく思います。HG会長フランク・アグラマ氏の勇気ある決断に深く感謝いたします。

Harmony Gold USA会長、フランク・アグラマ氏のコメント

 これは、Harmony Goldとビックウエストの双方、そしてアニメ業界全体にとって、較べるものの無い歴史的な瞬間です。また、世界中のRobotechとマクロスのファンにとっても、驚くべき瞬間です。私は、私の友人、ビックウエストの代表取締役、大西加紋氏の尽力により、お互いのシリーズを守り、両社にとってより良い明日を築く、この念願の解決に我々が至ったことに感謝します。