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【静岡ホビーショー】「1/35 ドイツIV号戦車G型 初期生産車」に込められたこだわり

丸いマズルブレーキに短い砲身、いきいきとした搭乗員や実在感のある装備にも注目

7月発売予定

価格:4,620円(税込)

 タミヤのプラモデル「1/35 ドイツIV号戦車G型 初期生産車」は静岡ホビーショーの目玉の1つだ。7月発売で、価格は4,620円(税込)。

 IV号戦車は第二次世界大戦期のドイツを代表する戦車であり、開戦から終戦まで様々なバリエーションが展開された。本商品は2020年12月に発売された「1/35 ドイツIV号戦車F型」をベースに新規部品を追加し、「G型 初期生産車」を再現したモデルとなる。

 「G型 初期生産車」は、ソ連のT-34などの強力な戦車に対抗するため、長砲身7.5cm砲を初めて装備した。初期型はG型としては砲身が短く、砲の先端のマズルブレーキが丸い。「1/35 ドイツIV号戦車G型 初期生産車」はこの戦車ならではの特徴を精密に再現している。

【1/35 ドイツIV号戦車G型 初期生産車】
「1/35 ドイツIV号戦車G型 初期生産車」
こちらは2020年12月に発売された「1/35 ドイツIV号戦車F型」
黄土色のパーツが新規造形部品
長砲身7.5cm砲
初期型の特徴である丸いマズルブレーキ
背景が黒い部分が新規パーツのランナー

 そしてタミヤのプラモデルならではの特徴として、本体の表現に加え乗員や装備品のリアルな表現がある。タミヤの搭乗員や布袋、ジェラルミンの缶などの装備品はすべて3Dスキャンでモデリングされている。このため非常にリアルになっているが、この“リアルさ”を演出するためには、3Dデータそのままでは物足りない場合も多いという。

 服や袋のしわ、ディテール、さらには人間の頭身そのものも、1/35スケールで表現したときにいかに実在感が出るか、そのアレンジは設計者の経験が必要になってくる。搭乗員や装備品は車両に“ドラマ”を加える。これらがあるからこそ、戦車が“戦場”を描き出すのである。

【雰囲気を盛り上げるディテール】
生気ある雰囲気が魅力的な搭乗員
装備品もリアルで、実在感を大きく増す