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【静岡ホビーショー】「1/35 ドイツIV号戦車G型 初期生産車」に込められたこだわり
丸いマズルブレーキに短い砲身、いきいきとした搭乗員や実在感のある装備にも注目
2021年5月13日 16:46
- 7月発売予定
- 価格:4,620円(税込)
タミヤのプラモデル「1/35 ドイツIV号戦車G型 初期生産車」は静岡ホビーショーの目玉の1つだ。7月発売で、価格は4,620円(税込)。
IV号戦車は第二次世界大戦期のドイツを代表する戦車であり、開戦から終戦まで様々なバリエーションが展開された。本商品は2020年12月に発売された「1/35 ドイツIV号戦車F型」をベースに新規部品を追加し、「G型 初期生産車」を再現したモデルとなる。
「G型 初期生産車」は、ソ連のT-34などの強力な戦車に対抗するため、長砲身7.5cm砲を初めて装備した。初期型はG型としては砲身が短く、砲の先端のマズルブレーキが丸い。「1/35 ドイツIV号戦車G型 初期生産車」はこの戦車ならではの特徴を精密に再現している。
そしてタミヤのプラモデルならではの特徴として、本体の表現に加え乗員や装備品のリアルな表現がある。タミヤの搭乗員や布袋、ジェラルミンの缶などの装備品はすべて3Dスキャンでモデリングされている。このため非常にリアルになっているが、この“リアルさ”を演出するためには、3Dデータそのままでは物足りない場合も多いという。
服や袋のしわ、ディテール、さらには人間の頭身そのものも、1/35スケールで表現したときにいかに実在感が出るか、そのアレンジは設計者の経験が必要になってくる。搭乗員や装備品は車両に“ドラマ”を加える。これらがあるからこそ、戦車が“戦場”を描き出すのである。