プラッツ、ティーガーI後期型をツィンメリットコーティング付きで再現したプラモデルを発売

　プラッツは、ドラゴンブランドのプラモデル「1/72 WW.II ドイツティーガーI後期生産型 ツィメリットコーティング付」を8月に発売する。価格は3,850円（税込）。

　「1/72 WW.II ドイツティーガーI後期生産型 ツィメリットコーティング付」は、第二次世界大戦期のドイツ軍の名戦車ティーガーIをツィンメリットコーティング（Zimmerit Coating）付きで再現した1/72スケールのプラモデル。

　ツィンメリットコーティングとは、ドイツ軍が戦車等の装甲車両に施した磁力式地雷防止用のコーティング。採用期間は1943年8月から1944年9月までのわずか1年ほどで、今回のティーガーIをはじめとした後世に名を残している重戦車や駆逐戦車の一部に採用されている。

　もともとドイツ軍が開発した対戦車用吸着地雷を連合軍が模倣して採用したケースに備えて導入したものだが、そもそも連合軍は採用せず、実装の手間と、車体重量増加といったネガティブ要素ばかりが目に付くが、ビジュアル的には不規則な凹凸はまさに猛獣の皮膚を想起させ、戦車ファンやモデラーには人気のコーティングとなっている。

【ツィンメリットコーティング】

ボービントン戦車博物館のティーガーIIに施されたツィンメリットコーティング

　「1/72 WW.II ドイツティーガーI後期生産型 ツィメリットコーティング付」は、このツィンメリットコーティングをエッチングパーツで再現しており、砲塔、車体装甲に張り巡らせることで、フル装備のコーティング姿を愉しむことができる。

【1/72 WW.II ドイツティーガーI後期生産型 ツィメリットコーティング付】