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電子部品の接続にスナップボタンを採用。電子回路やプログラミングを学べる新時代のサイエンス玩具「電脳サーキット」が面白い
2021年10月7日 19:05
- 【電脳サーキット】
- 発売中
- 価格:6,490円~17,999円(税込)
「電脳サーキット」というサイエンス玩具をご存じだろうか。サイエンス玩具研究所が2012年頃から販売している、小学校低学年以上向けに、電子回路の仕組みやプログラミングを学べるおもちゃで、現在この手の商品では唯一と言えるほど認知が高まっているという。
この手の電子回路を学ぶ玩具だと、筆者のような古い世代だと学研の「電子ブロック」や「マイキット」を思い出してしまうのだが、この「電脳サーキット」はまさにその現代版といえるものだ。抵抗やダイオード、トランジスタ、ICといった電子部品が樹脂製のブロックの中に組み込まれていて、それを接続することで電子回路を作れるのだが、面白いのはその連結方法だ。ブロックの端にはスナップボタンが採用されていて、パチンとはめ込むだけで回路が繋がる仕組みだ。土台になる「ベース基板」にこれらを置いて、電池、スイッチなどを配線用の「スナップワイヤー」や「ジャンプワイヤー」で繋げることで、電子回路の実験ができるのである。もちろん付属の冊子「実験ガイド」には複数の回路実験の例が用意されていて、セットの内容に準じた実験を行えるようになっている。
現在までにたくさんのシリーズが発売されていて、実験ができる種類に応じたセットの他、光や可動、クリーンエネルギーといったテーマに準じた製品も発売中とのこと。新しい「電脳サーキット マイホーム」は、ベース基板を家の形に組み立てて、そこにパーツを組み合わせて、家庭の電気の仕組みを学べるという内容で、組み立ての自由度の高さを上手く使ったセットとなっている。
またプログラム学習用の「電脳プログラミング ビギナー」には、マイコンボード「Arduino UNO」を内蔵したパーツが同梱され、PCとUSBを繋ぐことで、簡単なプログラミング回路を作れるといったものもある。PCを初めて触る小学校中学年程度のお子様にもわかる内容にまとめられているそうで、プログラミング教育の選択肢としてもありだろう。
電子パーツの記号が書き込まれたパーツと、それがベース基板にまとまって回路ができているその見た目は、「電子ブロック」世代の筆者もワクワクさせられた。お子様だけでなく、親も一緒に楽しめる知育玩具として勧めたい商品だ。
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