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俳優・超合金コレクターの小材直由さんが「超合金鑑定室」をオープン!

ダイキャスト玩具コレクションを展示。鑑定依頼や買取も

【超合金鑑定室】

埼玉県富士見市にオープン

 俳優であり玩具鑑定家の小材直由さんが、自身のコレクションを保管・展示する他、鑑定依頼も行なう「超合金鑑定室」を埼玉県富士見市にオープンした。

 小材直由さんは、俳優として特撮映画などに出演する傍ら「開運!なんでも鑑定団」に出演したり、各種新聞や、Yahoo!ニュースにも取り上げられる世界的超合金コレクター。超合金鑑定室には、1974年~1985年までの日本製のダイキャスト玩具(超合金、合金玩具他)が一斉に展示される。約30社あるダイキャスト玩具メーカー別に、キャラクター玩具の個々の歴史や、現在の市場価値を鑑定している。

 また、海外バイヤーの買い付けなどで、市場価格高騰が顕著になっている現在、日本の文化遺産とも言えるダイキャスト玩具をメディア向けに小材さん自らが解説している。小材さんによる鑑定依頼のほか、超合金などの買取も行なっている。

超合金へのこだわり

 キャラクター玩具は数あれど、昭和の象徴的なキャラクター玩具といえば、「超合金」。1974年にポピー社から発売された「超合金マジンガーZ」から50年近く。現在でも「超合金魂」(バンダイ社)として発売されている「超合金」とは、亜鉛製の合金玩具でズッしりとした重さとリアルな塗装の玩具。当時はダイキャスト玩具としてロボットキャラクターが多く発売され、誕生日やクリスマスでしか買ってもらえない、男の子のプレゼントの定番であった。特に日本アニメの象徴であるロボットキャラクターは、イタリアやフランスなどで大人気で、フランスで放映された「ゴルドラッグ」(UFOロボグレンダイザー)は、視聴率100%を記録するなど、世界でも注目された。

 「超合金」が1995年を境に日本製がなくなり、東京の下町の工場で1つずつ丁寧につくられていたものはほとんど残っていないことを受け、この魅力と価値を残し、伝えていきたいと小材さんが考えたことで超合金鑑定室がオープンする運びとなった。2,000個を超えるコレクションを「懐かしがってもらったり、メディアで公開したり、喜んでもらえること。また、海外でも高値で取引されるほどの『箱』や、今コレクターから高い評価を得ている『パチもの』と言われる無名キャラクターなどの、希少価値の高いものをきちんと鑑定・説明できることも嬉しい」という小材さんの想いが詰まった鑑定室となっている。小材さんは美術商の資格もあり、1985年までのもので家庭で眠っている超合金などの買取もしている。

【小材直由(こざいなおよし)さんプロフィール】

 俳優、美容関係の会社役員、超合金コレクター。2,000個以上のコレクションを保有。1体の超合金を追い求め、鹿児島の知覧のおもちゃ屋まで買いに行くほどの探求家であり、コレクション全てを、どこでどんな買い方をしたか、店員さんとどのような会話をしたかも全て記憶する。苦労して出会った超合金のおもちゃ達には、どれも愛着があると話す。