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【静岡ホビーショー】弾数を調整し安定した射撃が可能に! 期待のガスブローバックショットガン「サイガ12K」、近日発売予定!

【ガスブローバックショットガン サイガ12K】

近日発売予定

価格:54,780円(税込)

 東京マルイは静岡ホビーショーで「ガスブローバックショットガン サイガ-12K」を出展した。会場では価格も発表された。本製品の価格は54,780円(税込)。近日発売予定。

 「ガスブローバックショットガン サイガ-12K」は、一度に3発のBB弾を同時発射することで、散弾を発射するショットガンの雰囲気を再現する。「2021年秋」発売予定だったが、2021年10月に「2022年春」へと発売を延期していたが、今回会場で改めて「近日発売予定」と発表された。

サイガ12Kは、AK-47に似たデザインだが、装弾は散弾であり、薬室の大きさなどが違う

 モチーフとなる「サイガ-12K」は、「AK-47」をはじめとした様々な兵器を開発・販売していたイジェフスク機械製作工場の民間ユーザー向けに製作した狩猟用のショットガン。AK-47をベースとして開発されているため、特徴的なセレクターや内部機構なども酷似している点が多い。

 これまで東京マルイは電動ショットガン、ガスショットガン、エアーコッキングショットガンなどは販売していたが、ガスブローバックショットガンという新しい挑戦な上、東側のショットガンというユニークなモチーフで発売を心待ちにしているユーザーは多い。

特徴的なセレクターレバー。銃本体の質感も注目
ストックは樹脂製の頑丈そうなもの
散弾を発射する太い銃身
コッキングハンドル、大きなマガジンなどデザインをチェックするのも楽しい

 発売延期の理由の1つとしては「季節」があげられる。ガスガンはそのポテンシャルを気温に左右される。ガスボンベから噴出させるガスでBB弾を発射するため、気温が下がるとガスが液化し、想定の圧力を発揮できなくなる。しかもガスガンを作動させると気化熱でボンベが冷えるため、最初は好調でも撃っているうちにガス圧が低下する場合もある。このため気温が下がり始める10月よりも気温が上がりガス圧が安定しやすくなる季節に、という判断があった。

 この発売延期により、本製品にさらなる調整が加えられた。「ガスブローバックショットガン サイガ-12K」は、装弾数54発が予定されていたが、45発に変更された。3発同時発射するので、18発の射撃から、15発になったこととなる。

 この装弾数の変更は「安定した射撃のため」だ。「ガスブローバックショットガン サイガ-12K」はBB弾を3発同時発射する上に、ボルトが激しく動き、まるで実銃を射撃したかのようなブローバックが味わえる。1度のガスの噴出量がこれまでの東京マルイの製品と比べても大きいのだ。あえて装弾数を減らすことで、十分な射撃感覚を実現させるための調整が行なわれたのだ。

本製品の大きな特徴がこのマガジンだ
カバーを外し、金属のボンベを露出させられる。手で触って暖めることも可能だ
シール型温度計で、ボンベの温度を確認することで、安定した射撃が可能に

 「ガスブローバックショットガン サイガ-12K」はこのガス圧を安定させるため、様々な工夫が込められている。マガジンを取り外しボンベ部分だけを露出させ、手などで暖めることが可能な設計になっている上に、ボンベの温度がわかる「温度測定シール」も貼り付けられている。このシールは温度で色が変わり、ボンベがガス圧が安定して作動する温度になっているかを確認できる。

 3発同時発射での散弾の表現に加え、リコイルショックと、「ガスブローバックショットガン サイガ-12K」は東京マルイの新たな挑戦となる製品である。だからこそさらなる調整が必要だったと言うことだろう。これからの季節、サバイバルゲームではガスガンがより積極的に使われるようになる。本製品の販売、そして活躍に期待したい。