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【静岡ホビーショー】アルゴファイルジャパンのハンディ電動研磨機がパワーアップ。負荷をかけてもパワーが落ちない「アルティマ7」が5月25日に発売!

【アルティマ7】

5月25日発売

価格:14,850円(税込)

 ホビー用電動工具が好評なアルゴファイルジャパンが、モーター内蔵のハンディ電動研磨機「アルティマ7」を静岡ホビーショーで先行販売した。パワフルな前後運動により、広い面の研磨が可能なツールだ。

静岡ホビーショーのアルゴファイルジャパンのブース

 この「アルティマ7」は、先端のアタッチメントに取り付けたヤスリを高速で前後に振動させてヤスリがけを行うツールだ。手元のダイヤルを回すことで電源のオンオフと振動スピードを1,000~5,000往復/分に調整でき、幅広い研磨作業に対応している。プラモデルの合わせ目やパーティングラインの除去、広い面や狭い箇所、木製品などのやすりがけ、3Dプリンター出力品の積層跡の除去など、手作業では時間のかかる作業も、このツールを使えば短時間で行うことが可能となるのだ。

「アルティマ7」。5月発売予定。価格は14,850円(税込)
先端のアタッチメントが1,000~5,000往復/分で振動して研磨する
本体にはダイヤルスイッチがあり、振動速度を任意に変えられる。電源は付属のACアダプタを使用

 本機は発売済みの「アルティマ5」のアップグレード版で、昨年の静岡ホビーショーでレポートしたハンディルーター「アルティマ AT」と同様、研磨対象に押しつけたときの負荷によりストロークの減速を検知すると、本体に多い電流を流してストロークを維持するフィードバック機能が搭載されている。手元に感じる振動もアルティマ5よりもわずかに抑えられ、さらに使いやすくなっているそうだ。

左上がアルティマ5で、右下がアルティマ7。本体はともに30Φ×187mm、重量89gで、サイズは同じだ

 先端に取り付けるアタッチメントは工作箇所に応じて使い分けられる9種類が付属している。これに付属の糊付き紙ヤスリを貼り付けて使用するのだ。実際にその感触を試させてもらったが、写真のような広い面のあるパーツの研磨も快適に行うことができた。作業によっては削りカスが多く出るので、写真に写っているような集塵機(写真は同社の「ラップボード5」)と併用して使うのがいいかもしれない。

このような広い面のパーツも容易に磨くことができる。コンパクトなのも嬉しいところ

 同社ではダイヤモンド粉を表面に電着させた平面ヤスリ「DDフォーマービッグ」や、細部のヤスリがけやスジ彫りを用途としたカッタータイプの電着ダイヤモンドヤスリ「ダイヤモンドフィニッシュ(仮)」など、ホビー向けツールの新製品も出展していた。同社の業務・医療用機器のノウハウを応用した商品は、これからも充実していくようだ。

歯科用機器などに使われるダイヤモンド電着を模型用ツールに採用したヤスリ「DDフォーマービッグ」。発売中の「DDフォーマー」の大型版(170mm×75mm)で、大きめのパーツの面出しにも使いやすい。#80、#300、#400をラインナップ。発売日、価格は未定
デザインナイフと同じ形の金属板にダイヤモンドを電着させた「ダイヤモンドフィニッシュ(仮)」。カッターではなくヤスリで、スジ彫りや細部のヤスリがけなどを行える。#200、#400、#600を発売予定。発売日、価格は未定