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トミカ新車インプレッション」8月はトミカ新車「ダイハツ ハイゼット」&「ホンダ シティ ターボⅡ」が登場!

大人気ターボモデルを過激にパワーアップ!「ホンダ シティ ターボⅡ」でブルドッグレース開幕!

【35 ホンダ シティ ターボⅡ】

  • 価格:各880円(税込)
  • スケール:1/55
  • ギミック:サスペンション

 続いて紹介するのがトミカプレミアム「35 ホンダ シティ ターボⅡ」です。ホンダが1982年に登場させた「シティ(ターボ)」をベースに1983年に登場。さらに過激な方向にパワーアップさせた小型車に属するクルマです。駆動方式はFF(フロントエンジン・フロントドライブ)方式で1.2リッターターボエンジンの極限に挑んで10馬力アップの110馬力を達成、さらに10秒間だけ加給圧を10%もアップさせる“スクランブル・ブースト”機構を搭載するなどベース車を超過激にパワーアップした仕様となっています。

 エクステリアでの一番大きな特徴である前後のタイヤを覆う“ダイナミックフェンダー”が迫力のボディを印象付けます。ボディと一体感のある“エアロスカート”、ボンネット中央のバルジ部が大きく膨らんだ“ビッグパワーバルジ”も「シティ ターボⅡ」のスタイリングを決定づけるものです。エクステリアは今回のトミカプレミアム化でも存分に再現されており、ファンやオーナー目線でも高い再現度だと確信することができます。

 車体重量は735kg、車両本体の長さ3,420mm、幅1,625mm、高さ1,470mmと現代では考えられないサイズ感のクルマを過激方向にパワーアップさせたため、大ヒットしたベース車両よりユーザーを選ぶことになりました。ただ、その過激さから“ブルドッグレース”と称されるワンメイクレース車両に使われるなど特に“走り”を好むファンの心をつかんだクルマです。そんなヤンチャなクルマにもかかわらずリアシートは取り外してベンチにできるなどベース車「シティ」で好評だった“50㏄の原付バイク「モトコンポ」を荷室に搭載できる”のと同じような遊び心も持ち合わせた、時代を象徴するクルマです。

【35 ホンダ シティ ターボⅡ】
左のホワイトが発売記念仕様、右のシルバーが通常仕様
ホイールは純正の形状を正確に再現

 それではトミカになった「ホンダ シティ ターボⅡ」を見ていきましょう。カラーリングは通常仕様が「シルバー」発売記念仕様は「ホワイト」となっています。それぞれ実車でのシルバー「QUARTZ SILVER METALLIC」、ホワイト「GREEK WHITE」を参考にしているようです。迫力のブルドッグを再現するフロントマスクやダイナミックフェンダー、それに伴うワイドトレッドの前後タイヤ、ドアやハッチの開閉機構はありませんが当時のクルマは各ピラー(キャビンの支柱)が細いこともあって車内をよく確認することができます。

【35 ホンダ シティ ターボⅡ:パッケージング】
シルバーの通常仕様
ホワイトの発売記念仕様

 トミカプレミアムシリーズではその車種純正のホイールまでも再現されます。「シティ ターボⅡ」でもそれは抜かりなく、ディテールたっぷりに表現されています。そのホイールとタイヤを覆う大きく張り出したフェンダーは“ダイナミックフェンダー”と呼ばれ、コンパクトカーである「シティ ターボⅡ」のマッスルなスタイルを印象付けています。リアフェンダーにはエアダクトも装備されリアのタイヤハウスの中にフレッシュエアーを取り込むことができるようになっています。トミカでは黒の塗装で再現、クルマのアクセントにもなっています。

【35 ホンダ シティ ターボⅡ:パッケージング】
まさに“ブルドッグ”スタイルを再現
サイドから見ると“トールボーイ(背が高い)”という表現がよくわかります
一目で“ホンダのシティ”とわかるリア
はりだしたフェンダーが迫力満点!
底面は細かなディテール、ドライブシャフトがないことからFFだということもわかります

 トミカプレミアムではヘッドライトもクリアーパーツで再現されています。「シティ ターボⅡ」を正面から見て、車体を上下左右にゆっくり角度を変えるとアイコンとなる丸型ヘッドライトの前と奥で奥行があるため“目”のように表情が変わるのが楽しいいです。車体各所のロゴやマーキングはタンポ印刷で再現。トミカサイズで小さいマーキングながらとても精密に再現されています。

【35 ホンダ シティ ターボⅡ:ディテールとアクション】
フロントグリルや各ピラーなど細かな塗装がなされています
ホワイトとシルバーで印象も変わりますね
サイドのウインカー、ドアハンドル、エアインテークも塗装で細かく表現
ボンネットのバルジが高出力を予感させます
フロントのナンバープレートは実車同様助手席側に寄せてあります
ホイールは純正のものを再現
フロントの“ホンダ(H)”ロゴは助手席側にタンポ印刷
サイドの“TURBOII”ロゴもタンポ印刷。これはかっこいい!
リアの各種ロゴ類もタンポ印刷で再現度高し!
パネルラインもビシっと入っています
ヘッドライトの奥行き感で表情が変わる!
車内も2列シートをきっちり再現
車内も細かく再現、シフトノブも見えます
サスペンションアクションもしっかりと搭載されています

 「ホンダ シティ ターボⅡ」のよくある日常を表現してみました。使用したのは今回のトミカとトミカタウン(別売)からパーツを組み合わせています。

【走行シーンを表現】
峠道を攻めていたら同じ車とすれ違った!
すぐに意気投合!なら一緒に走り出そう!

今回の2車種は2022年8月20日(土)発売予定!

 8月のトミカ新車「No.30 ダイハツ ハイゼット」と「35 ホンダ シティ ターボⅡ」はトミカの日にあたる第3土曜日の8月20日に発売予定となっています。軽貨物車の「ハイゼット」はよく目にしているクルマということと、トミカとしてリアゲート開閉の楽しいアクションを持っています。コンパクトカー「シティ ターボⅡ」は当時憧れだったクルマがハイクオリティのトミカプレミアムで展開されることがうれしいクルマであり、台数をそろえて“ブルドッグレース”の場面を再現してみるのも面白いのではないかと思います。

【今月の新車で遊んでみた!】
道路とガソリンスタンドなどはトミカタウンシリーズ(別売)からパーツを組み合わせています
とある街のとある日の日常を再現してみました
信号待ちをしていたり、給油だったり……
ガソリンスタンドに荷下ろしに来ているようです
シティ・オーナーズクラブは給油してオーナーズミーティングに行くようです

 なお、今回の車両の入れ替えによって「トミカ No.30 日野レンジャ- 重機搬送車」「トミカプレミアム 35 アストンマーティン DB5」が廃番となります。納車もれがあれば今のうちに見つけておくことをお勧めします!

【今回廃番となるトミカ】
トミカ No.30 日野レンジャ- 重機搬送車
トミカプレミアム 35 アストンマーティン DB5

来月の注目トミカはこちら!

 次回2022年9月の新車ラインナップの中から筆者の目に留まったのは「トミカ No.74 ランボルギーニ カウンタック LPI 800-4」と「タカラトミーモールオリジナル トミカプレミアム ポルシェ 911 カレラ RS 2.7」です。ランボルギーニとポルシェという世界に名だたるメーカーの新旧スポーツカーは憧れの存在ですね!カウンタックには特別仕様があり、ポルシェ911カレラはタカラトミーモール専売品ですので間違えないようにぜひ納車したいですね!

【2022年9月登場予定のトミカ】
No.74 ランボルギーニ カウンタック LPI 800-4
タカラトミーモールオリジナル トミカプレミアム ポルシェ 911 カレラ RS 2.7