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【模型ホビーショー】海洋堂の仏像プラモデル「ARTPLA 四天王像 持国天」と「多聞天」が出展。パール素材を練り込んだHIPSを素材に採用し、重量感のある仏像が完成
2022年10月1日 20:33
- 【ARTPLA 四天王像 持国天】
- 10月発売予定
- 価格:5,060円(税込)
- 【ARTPLA 四天王像 多聞天】
- 11月発売予定
- 価格:5,060円(税込)
全日本模型ホビーショーの海洋堂のブースに、プラモデルとして発売される仏像「ARTPLA 四天王像 持国天」とそのシリーズが展示されていた。同社が今年から展開するプラモデル「ARTPLA」の大型キットとして、10月より一般店頭にて販売される。
仏像がプラモデルで発売されることは、過去にあまり例がないが、海洋堂としてはこれまでも仏像のアクションフィギュアや固定ポーズフィギュアなどを発売していて、そのノウハウを造形に生かしている。その第1弾となる「ARTPLA 四天王像 持国天」は、奈良興福寺の四天王像の姿を参考に、独自のアレンジを加えた造形となっている。四天王像といえば、邪鬼を踏んでいる姿のイメージが強いが、展示された試作品に邪鬼の姿はなく、やはりイメージは興福寺のそれのようだ。
プラモデルとしては、一部モナカ構造もある質実剛健なつくりだが、仏像らしい繊細なモールドは隅々まで施されている。素材にはHIPS(耐衝撃性ポリスチレン)を採用していて、ランナーや一部のパーツは厚みのある構造だが、ニッパーでゲートを切るときは容易に刃が入り、さらに組み立て後に手に取ると重量感を味わえるという独自の仕様だ。もちろん一般的なプラスチック用接着剤や塗料も使用可能だ。
ちなみに四天王像以外のラインナップについてはまだ未定だが、寺社の公認を得て実物の仏像を再現する方向性の他、「タケヤ式自在置物」で発売されているような外連味あふれるオリジナル造形の仏像を発売する方向性も考えていて、そのあたりは発売後の動向を見て決めていくとのことだ。