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ハセガワ、プラモデル「ザブングル」発売決定!

プロポーション重視の非変形タイプで4月1日発売予定

【『戦闘メカ ザブングル』 ザブングル】

4月1日発売予定

価格:6900円

 ハセガワはプラモデル「『戦闘メカ ザブングル』 ザブングル」を4月1日に発売する。価格は6900円。

 ザブングルは1982年から1983年にかけて放映されたアニメ「戦闘メカ ザブングル」の主役メカ。2つの車両が合体変形し人型のロボットとなる。西部開拓時代と第2次世界大戦時代のメカが融合したような世界で、他のメカ(ウォーカーマシン)は無骨な作業機械然としたデザインが多い中、スマートな人型であるザブングルは違和感を生じさせるデザインだった。

 しかしそのスマートなザブングルが口のような放出口から黒煙を噴き出したり、ガス欠で止まってしまったり、かなり乱暴な扱いをされたり、コミカルな動きを見せるのもアニメの魅力だった。特に主人公ジロンの乗る「サブ ザブングル」は開始後数話で背中の羽根が取られ、前腕の車輪も破壊され変形ができなくなってしまうなど、"型破り"を目指した「戦闘メカ ザブングル」らしい演出も印象的だ。あげくサブ ザブングルはアニメ中盤で破壊され、"主役機交代"という後のロボットアニメに大きな影響を及ぼす演出が盛り込まれる。

作業機械のようなウォーカーマシンが闊歩する世界で、従来のヒーローロボット然としたザブングルのデザインは異質さがある。このカッコイイザブングルが実に泥臭く動くのが作品の魅力だ

 プラモデル「『戦闘メカ ザブングル』 ザブングル」はあえて合体変形機構をオミット、1/72スケール、全高259mmという大サイズでザブングルを表現する。7色のパーツカラー、接着剤不要のプラモデルをあまり組んだことがない人も気軽に挑戦できる設計だ。各部関節はポリパーツを使用した可動式、肘は4重関節、膝は2重関節で大きな可動域を実現。胴体はボールジョイントでフレキシブルと可動にかなり力を入れた設計となっている。

 ザブングルは超合金やHI METAL-Rなどの完成品フィギュア、さらに食玩や先日発売された「MODEROID ザブングル」など立体化されることの多いモチーフだ。ハセガワならではのデザインも注目したいところ。ハセガワは先日「アイアンギアー」をプラモデル化したが、1/72スケールでのザブングルは今後のラインナップに大いに期待がかかる。後半の主役機ウォーカーギャリアはもちろん、他のウォーカーマシンの展開も期待したい。