ニュース

東京マルイ「SAA.45シビリアン」はグリップの木目に注目! 「M29」は低年齢でも楽しめるエアコッキングガンに【#静岡ホビーショー】

【第61回 静岡ホビーショー】

開催日:5月10日~14日(一般開放は13~14日)

入場料:無料

場所:ツインメッセ静岡(静岡市駿河区曲金3丁目1-10)

 東京マルイでの注目商品の1つが、「BBエアリボルバープロ SAA.45シビリアン」だ。ブラックとシルバータイプが発売予定で、近日発売予定、価格未定。

 「BBエアリボルバープロ SAA.45シビリアン」は、昨年発売された「BBエアリボルバープロSAA.45 アーティラリー 5 1/2インチ」のバリエーション。アーティラリーの銃身長が5 1/2インチに対し、シビリアンは4 3/4インチとなる。シビリアンという名前の通り民間に多く出回ったとされるタイプで人気の高いバリエーションである。

アーティラリーより銃身長が短いシビリアン。今回最新の試作品を見ることができた

 11月の「マルフェスONLINE pt.8」では発売日未定としながらも「春ごろ」と発表していたが、少し遅れているとのこと。メカニズムなどはアーティラリーと変わらないシビリアンだが、発売が遅れているのはその木目調のグリップの選定に時間がかかったからだという。

 「BBエアリボルバープロ SAA.45シビリアン」は銃身長に加え、木製のグリップが大きな特徴となる。商品に使用されているグリップは実際には樹脂製なのだが、目を近づけても本物の木にしか見えない質感で驚かされた。この木の質感は塗装で表現しているとのこと。

木目塗装のグリップ。この風合は、職人が1つ1つ木目を刷毛で描いて生まれるという

 東京マルイでは実銃で木製パーツを使用しているところを樹脂製パーツにしている商品も多い。その際は木目を職人が塗装で表現する。この「BBエアリボルバープロ SAA.45シビリアン」もその手法が使われており、本物の木と見まごう質感で量産すべく現在も技術検証を重ねているとのこと。この質感やパーツの雰囲気にこだわっているので、開発に時間がかかっているとのことだ。

 ちなみにグリップパーツの大きさはアーティラリーと変わらない。アーティラリーとシビリアンを購入すればグリップの交換も可能とのことだ。"西部劇の銃"としては、やはり木製グリップが決まる。今回提示された質感は「BBエアリボルバープロ SAA.45シビリアン」への期待をぐっと高めてくれた。

今回も布の貼られた豪華なパッケージでの発売となる

低年齢ユーザーにも楽しめるリボルバーを! 「BBエアリボルバーM29」

 会場で電撃的に発表されたのが「BBエアリボルバーM29」。発売日、価格は未定だ。本商品はエアコッキングガン。実銃のように引き金を引くだけでハンマーとシリンダーが動き、弾が発射される「ダブルアクション」は採用されておらず、シングルアクションのみだ。

 東京マルイは「BBエアリボルバープロ SAA.45シビリアン」で進化したエアコッキングシステムを提示したが、「BBエアリボルバーM29」は、2016年に発売した「BBエアリボルバーコルト パイソン .357 マグナム」を継承するものだという。10歳以上モデルとして遊びやすい操作性を目指し、価格帯も抑えたものになる予定とのこと。

大型で迫力のあるリボルバー拳銃を再現。6.5インチと、4インチの2バージョンを発表

 実は「BBエアリボルバーM29」は発売を以前発表していたがそこから延期になっていた商品で、昨今のリボルバー人気で商品化を進めることとなったという。また昨今の東京マルイの商品は高額なものが多く、入手しやすい価格帯でのラインナップの拡充を目指す商品とのこと。本格的な性能より、手軽に遊んでもらいたい商品だ。

 M29は映画「ダーティハリー」で「世界最強のハンドガン」として取り上げられた。現代はより大口径のリボルバーも登場しているが、M29の独特のバランス、迫力は色あせない。人気の高いリボルバーの東京マルイの商品と言うことで、大いに期待したい。

黒光りする銃身
実銃さながら、カートリッジをシリンダーに入れて射撃する
カートリッジは大きな.44マグナム弾を再現。6発を一度に込められるスピードローダーも発売予定