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東京マルイブース注目新製品詳細! 本物スキャンしたリアルな「ベークライト」風マガジンなど【#静岡ホビーショー】
純正リポ家電量販店で処分可能
2023年5月12日 20:28
- 【第61回 静岡ホビーショー】
- 開催日:5月10日~14日(一般開放は13~14日)
- 5月12日 小・中・高校生招待日
- 入場料:無料
- 場所:ツインメッセ静岡(静岡市駿河区曲金3丁目1-10)
- ※一般公開日の受付は終了
「第61回 静岡ホビーショー」にて、東京マルイはガスブローバックショットガン「サイガ-12K」の他にも多数の新製品を展示している。特にガスブローバックマシンガン「AKX」や「AKM」に対応するマガジン「35連 ベークライト リアルスキンマガジン」、純正リポバッテリー「MS・Li-Poバッテリー」やパッケージが生まれ変わったBB弾「FINEST BB」シリーズに注目したい。
本稿では、そんな各注目製品について担当者に聞いた話を交えて紹介していく。
本物をスキャンした再現度! 「AKM」の頃から構想されていた「ベークライト リアルスキンマガジン」
まず紹介するのは、「35連 ベークライト リアルスキンマガジン」だ。本商品は、前述した通りガスブロ「AKX」や「AKM」に装着できるマガジン。“AKのマガジンといえばこの色”というクラシックなイメージ通りの色に仕上がっている。
今回製品化するにあたって、東京マルイでは本物のベークライトマガジンをスキャンし、特殊印刷によってアルミダイカスト製マガジンに模様を印刷し“本物の雰囲気”を再現している。そのため、各個体毎に本物のベークライトマガジン特有の“湯じわ”は再現されていないものの、塗装のツヤ感などは非常にリアルに表現されている。加えて、両側面のスタンプも再現。会場では実際に「AKM」に付けてもらった際、“これぞAK!”という感動を覚えた。
お話を聞くと、どうやらベークライトマガジンの再現はガスブロ「AKM」の頃から開発スタッフの中でやりたいことだったようで、今回前述した「特殊印刷」技術でようやく実現できたという。スチールマガジンもいいが、ベークライトのロマンある雰囲気もたまらない。
展示されているフルカスタムが施されたガスブロ「AKX」にも装着されており、西側っぽい雰囲気の「AKX」に東側っぽい「ベークライト リアルスキンマガジン」が付くことで、“マガジンの予備が無くなり現地で拾った”感を感じた。想像するだけで興奮する素敵なシチュエーションだ。サバゲーで撃ち切ってから急いでリロードする瞬間が特に好きな方には伝わるかと思うが、細かくマニアックなロマンを感じる。なお、発売日や価格は未定だ。続報に期待したい。
デカ広報・島村氏「沢山の人に試してほしい!」 捨てる時のサポートも完璧な純正リポバッテリー
次に紹介するのは、5月17日の発売が迫った「MS・Li-Poバッテリー」だ。価格は8,580円(税込)。本製品は、ショートなどのトラブルからバッテリーとユーザーを守る保護機能を搭載した東京マルイ純正のリポバッテリーだ。
バッテリーの発売と同時に専用充電器「MS•Li-Po セーフティチャージャー」(税込14,080円)と耐火袋「MS•Li-Po セーフティバッグ」(税込8,580円)も展開するあたりに東京マルイの安全性への気遣いを多分に感じる。
さらに、新情報として本製品の回収方法についても島村氏や担当者に話を聞けた。リポバッテリーの回収方法はリポバッテリーを持っている人には身近な難題だ。下手に捨てれば火事になるかもしれないので、これまで中々手が出なかった人もいるだろう。
しかし、今回東京マルイが発売する「MS・Li-Poバッテリー」は、変形などしていなければ端子にテープを巻くことで家電量販店の回収BOXに入れて処分できる。非常に手軽だし、安全だ。東京マルイも会員の小型充電式電池を回収・再資源化する団体「JBRC」に製品を登録したことで、この処分方法ができるようになったのだ。登録にはハードケースの採用など難点も多かった模様だが、処分方法まで責任を持っている辺りさすが東京マルイだと思う。
また、次世代電動ガン「MP5 A5」や「MP5 SD6」は、「MS・Li-Poバッテリー」を前提に開発されたものの為、本製品を取り付けることで“真の性能”を発揮するという。デカ広報こと島村氏によれば「沢山の人に試してほしいんです」とのこと。今後の次世代電動ガンはこの「MS・Li-Poバッテリー」を前提とした性能になるであろうことも教えてくれた。
また、「同時発売の電動ガンプラス「P-90プラス」にも対応しているし、同製品から始まる『電動ガンプラス』シリーズについても期待してほしい」とのことだった。
中身は一緒! 新BB弾シリーズ「FINEST BB」
最後に紹介するのは新たなBB弾シリーズ「FINEST BB」だ。こちらは、2022年末に消費者庁から同社が表記の関係で措置命令を受けた「バイオBB弾」と中身が同じ新たなBB弾シリーズ。
難しい言い方になったが、問題だったのはパッケージの誤解を受けやすい「使用後に水と二酸化炭素に分解される」という表記だったため、当該箇所を削り誤解が無いようにした製品となっている。発売は6月頃予定。
なお、現在もフィールドで使われているBB弾と中身は同じだが、使用できるかどうかは各フィールドの判断にゆだねられている。これで弾不足から解放される。安心だ。
※「FINEST BB 0.12g」のみ、他と含有物が異なるP-Life+ウッドパウダー配合弾