ニュース
画面デザインやタッチパネルなどスマホらしさを追求した、「仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド」の「CSMファイズドライバーNEXT」
2023年10月20日 21:34
- 【NARIKIRI WORLD 2023】
- 開催期間:10月20日~10月22日
- 開催場所:秋葉原UDX 2階 AKIBA_SQUARE
「NARIKIRI WORLD 2023」の大きな目玉が「COMPLETE SELECTION MODIFICATION(以下、CSM)CSMファイズドライバーNEXT」だろう。2024年10月発売予定で、価格は49,500円。2024年2月2日に新宿バルト9ほかにて期間限定上映を予定しているVシネクスト「仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド」に登場する変身ベルトである。
2003年に放送された「仮面ライダー555」が20年の時を経て復活する。当時の仮面ライダーファイズは携帯電話型のデバイスを変身ベルトに差して変⾝していたが、作品内の「ファイズドライバーNEXT」はスマートフォン型のデバイスを使用する変身ベルトだ。この要素を再現するため、なりきり玩具である「CSMファイズドライバーNEXT」はタッチパネル付きの液晶モニターを搭載したデバイスで、アプリ操作で様々なアクションが可能となる。
今回、会場でギミックやこだわりを開発者に詳しく聞くことができた。「CSMファイズドライバーNEXT」でのギミックや、注目ポイントを紹介したい。
「タッチセンサー入り液晶玩具」としてリッチな機能を追求した「CSMファイズドライバーNEXT」
「仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド」では「仮面ライダーファイズ」の新たな姿「仮⾯ライダーネクストファイズ」が登場する。上映に先駆けてネクストファイズ、そしてその他の仮面ライダーも⾒ることができる。
ネクストファイズを象徴するのが「ファイズドライバーNEXT」だ。ベルトのバックル部分にスマートフォン型のデバイスを挿入することで変身できる。「CSMファイズドライバーNEXT」では「タッチセンサー入り液晶玩具」という、玩具としてはかなりハイスペックなカテゴリーとなるという。"大人向け変身ベルト"だからこそ実現できた、スマホの雰囲気がきちんと感じられる液晶画面の大きさは、本商品のセールスポイントとのこと。
液晶表⽰は⾮常に凝っている。起動したときはスマートブレインのロゴだけでなく、⻘い蝶が舞うアニメーションが表⽰され、スマホそのままのアプリ画面が現れ る。左上にある「変身アプリ」を押すと番号表⽰画⾯に切り替わり、ここで5・5・5・ENTERを押すことで変⾝待機画面に移行。変⾝アクションではこれまでの仮面ライダーファイズ同様縦の状態でベルトにセット、デバイスを横にすることで変⾝するのだが、液晶表⽰もアクションに合わせ、縦表⽰から横表⽰へ変化する。
2003年放送時の「ファイズドライバー」は、変身ベルトに様々な武器「ファイズギア」を装備し、このギアにファイズフォンについていた「ミッションメモリー」というチップを取り付けることで起動していたのだが、「ファイズドライバーNEXT」はスマートフォンが変形して銃(バーストモード)になるだけでなく、格闘武器用の「ナックルモード」にも変形する。さらに「ファイズエッジ」などの武器も具現化できる。
ファイズエッジは「ファイズドライバーNEXT」のアイコンを押すと転送されるイメージで、仮面ライダーネクストファイズはベルトの周りに武器を装備していなくても様々な武器を使⽤することがわかった。カメラ機能などもスマホが内蔵していることを受け、「ファイズフォン20 Plus」には、「マルチデバイス」が盛り込まれているイメージで作られているとのこと。展示商品の画面にはバイクの「オートバジン」のアイコンもあり、どのように使われるか楽しみだ。
面白いのが「電話」と「メール」のアイコン。商品に通信機能は無いが、「電話」のアイコンを押すとキャラクターボイスを聞くことができ、「メール」ではキャラクターからのメッセージを⾒ることができる。「インターネット」のアイコンをタップすれば、スマートブレインの公式ページにアクセスしたような画面を表示できる。(実際のインターネット接続機能はない)。スマホとして必要な機能を、ファイズの世界観を持った玩具としてどう遊べるかを考えたデザイン・機能にしているという。
仮⾯ライダーファイズは「フォトンブラッド」という流体エネルギーが活動源であり、スーツに⾚いラインが走っているのが特徴だ。このフォトンブラッドは出⼒によって⾊が異なる。「ファイズドライバーNEXT」はフォトンブラッドの経路「フォトンストリーム」が胴回りに設定されていて変身時などに赤く輝く。この輝きを商品ではLEDで表現している。
ちなみに「仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド」では新しい仮面ライダー「仮面ライダーミューズ」が登場するが、ミューズのフォトンブラッドは白色になる。
そして「仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド」ではもう1人の仮面ライダー「仮面ライダーネクストカイザ」も登場する。⾯⽩いのがネクストカイザは変身ベルト部分に旧カイザドライバーを使⽤しているところだ。ネクストカイザはどのような役割なのか、気になるところである。
開発者は来場者に「タッチセンサー入り液晶玩具」としての挑戦を見て欲しいと語った。昨年は「CSM 変身ベルト 世紀王サンドライバー」でユーザーが操作することなく完全に自動変形するギミックを提示したが、今回はタッチセンサーでスマホ的な表現と変身や武器のアクションを実現した。このように玩具的アプローチでも積極的に新しい挑戦を行っていくとのこと。次はどんな挑戦をするかも楽しみにして欲しいとのことだ。
「CSMファイズドライバーNEXT」で開発者が最も力を入れたのはスマホとしての要素をいかに玩具として楽しめるか、「仮面ライダー555」の世界観をスマホを通じて表現するところだという。スマホ感覚の操作が変身をはじめとしたアクションに落とし込まれているのはもちろん、メニュー切り替えのアニメーションや、「仮面ライダー555」らしいスマートブレインのロゴや合間のアニメーションなど、デザイン部分でもとても力が入ってるのがわかる。これまでのなりきりアイテムとひと味違う挑戦に注目したい。
(C)石森プロ・東映