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フィギュアとしての表現を追求する「S-FIRE」【#ワンフェス】
手に入れやすい「ふわぷち」など様々なユーザーに応える展開も
2025年2月14日 11:59
- 【ワンダーフェスティバル2025[冬]】
- 開催日時:2月9日 10時~17時
- 開催場所:幕張メッセ 国際展示場 1~8ホール
- (千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
- 入場料:当日券 4,000円
- ※小学生以下無料・要、保護者同伴
プライズでフィギュアを提供しているセガ フェイブがハイクオリティブランド「S-FIRE」を立ち上げて4年目となる。
「S-FIRE」もプライズ(アミューズメント専用景品)も現在セガの子会社であるセガ フェイブによって運用されている。今回、弊誌ではセガ フェイブブースの出展商品をすでに別稿で紹介しているが、本稿では改めて、「S-FIRE」の展開について話を聞くことができたので、紹介したい。
「S-FIRE」は数万円の高価格帯から数千円の低価格帯まで幅広いフィギュアなどを展開するホビーブランドだ。最初期のラインナップは「僕のヒーローアカデミア」などでかっこよさを表現するモチーフがラインナップの中心だったが、最近は美少女系のラインナップも拡充している。
今回展示していたの「その着せ替え人形は恋をする」でのフィギュアも要注目だ。
ヒロインの「喜多川海夢(きたがわまりん)」と、美少女コスプレイヤー「乾紗寿叶(いぬい さじゅな)」、「乾心寿(いぬいしんじゅ)」の3人がオリジナルのメイド服に身を包み、3人3様のポーズをとっている。
本稿では「海夢」にフォーカスしたい。金髪にピアス、化粧にカラコンという、“ギャル”としての側面、そしてコスプレにはノリノリという海夢のキャラクター性が表現されている。衣装のメイド服はスカートのたっぷりしたフリルや大きなリボンなど複雑な形状が細かく造られている。
広がる髪の毛、ハートを形作る繊細な指の表現、海夢らしい片足を跳ね上げた元気なポーズの躍動感、大きく開いた口、ふわりと舞うスカート。こういった元気な表現は、照れ屋の紗寿叶と、引っ込み思案の心寿とのキャラクター表現のコントラストにもなっている。造形によるキャラクター表現が非常に巧みだ。
さらに“塗装”である。チーク強めの、マンガ作者の福田晋一氏のイラストを思わせるメイク。髪の毛のグラデーション、白い布のつや消し塗装の素材感に、靴の強めのエナメル感。塗装による表現もかなり力が入っている。
「S-FIRE」のフィギュアは、長年に渡るプライズ事業で培ってきた技術の蓄積もあるが、ハイクオリティラインとして企画や制作、製造工程はそれらと大きく異なるという。こだわりの彩色、キャラクターらしさを緻密に表現した表情やポージングなど、「S-FIREだからこそのフィギュア表現」を追求するという。話を聞きながら細部をチェックすることで、その表現の見事さに感心させられた。
そしてセガ フェイブでは様々なフィギュアを提供している。「S-FIRE」のデフォルメフィギュアラインとして販売を行なっているのが「ふわぷち デフォルメフィギュア」シリーズだ。同社の、ぬいぐるみで人気のブランド「ふわぷち」をミニフィギュア化したシリーズである。ラインナップにもよるが、全高約8~10cmほどあり、カプセルフィギュアとは異なる存在感のあるフィギュアだ。
大きな特徴は前髪パーツを外すことで顔が外せて2つの表情をチェンジして楽しめること。コレクションをすればラインナップ間の交換も楽しめる。手や首の角度を変える表情付けも可能だ。価格は3,080円。今後も継続して様々なIPで展開していく予定とのこと。
また、購入に関して「S-FIRE」公式サイトかアニメ・ホビー系関連ショップほかにて発売中。セガ フェイブの展開を今後注目したいところだ。
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