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鑑賞用展示が充実した「トミカ・プラレールショップ東京店」リニューアルオープン
トミカショップとプラレールショップを統合して大人も楽しめる店舗へと進化
2025年2月19日 12:20
- 2月19日リニューアルオープン
- 東京駅一番街 東京キャラクターストリート内
タカラトミーは2月19日、同社が展開するミニカーブランド「トミカ」と電動鉄道玩具「プラレール」を取り扱う東京駅一番街 東京キャラクターストリートの「トミカ・プラレールショップ東京店」をリニューアルオープンした。
これまではトミカとプラレールそれぞれの店舗が併設され、独立した店舗として展開していたが、店舗間の敷居を除去し、中央の展示コーナーを境として「トミカ」と「プラレール」それぞれを取り扱う形でレイアウト。店舗全体が共通化されたことで、両製品のファンがそれぞれの店舗に行かず、1か所で全ての買い物が行なえるようになったほか、サードパーティ製のトミカ/プラレールグッズ販売コーナーが1か所に固められるようになるなど、店舗内の利便性も向上している。
今回、リニューアルオープンに先駆けて、メディア向けに店内の様子を事前公開したので、その時の様子をレポートしていく。
シンプルなショップから大人も子供も楽しめる施設にリニューアル
今回のリニューアルでは、大人も楽しめるというコンセプトの元、単なるショップではなく、鑑賞して楽しめる展示を増やした点も特徴の1つだ。これまでは両店にとって壁面だった中央のスペースには新たな展示コーナーとして大人に向けた「キダルトコーナー」として、大人向けトミカ「トミカプレミアム」や、大人向けプラレール「プラレール リアルクラス」の商品を中心に展示、陳列するようになった。
棚上面はガラス張りで、ガラス内に大人向けトミカやプラレールの商品見本やジオラマを展示する。棚の下部にはジオラマで使用した商品が陳列されており、購入が可能となっている。それぞれトミカエリア側、プラレールエリア側にそれぞれの製品が展示、陳列されているため、大人も気軽に鑑賞して楽しめる仕組みとなっている。
加えて中央の棚の頭上には3D大型ビジョンを設置。画面からあたかもプラレールやトミカが飛び出すような演出のビジュアルが常時放映されており、店外からでも目立たせるためのディスプレイとして活用するようだ。
大人向けを意識した「キダルト」商品を扱うキダルトコーナーの棚の手前には非売品トミカやプラレールが当たる「デジタルミニゲーム」のコーナーが設置されているほか、奥のエリアには自分だけのオリジナルトミカが作れる「トミカ組立工場」も設置されている。組み立て可能なパーツについては、期間ごとに別のパーツに入れ替わるため、入れ替わりが発生するたびに混雑するコーナーとのこと。
プラレールエリアは、入口付近に従来より大型のプラレールのジオラマが設置され、常時プラレールの鉄道が交互に走行する賑やかな空間となっている。ジオラマの中央部には同店などで発売中の「東京駅」のプラレール用ミニチュアが設置されており、東京駅一番街の店としての存在感をアピールしている。
また、壁面には現行製品のプラレールの車両3つを繋げた状態で展示する「3両編成コレクション」が展示されており、3両並んだプラレールの車両のビジュアルが楽しめる空間となっている。
プラレールのエリアにはその他にも中央の棚にはプラレール商品が数多く並べられており、購入が可能。個人的に驚いたのは鉄道車両がロボットに変形する「シンカリオン」シリーズの商品もここに並べられていたこと。これについては筆者が不勉強だっただけだが、「シンカリオン」の車両は変形するとプラレールの一部として活用できるとのことで、プラレールのシリーズ製品の1つとして扱われているのだという。
壁面をトミカが埋め尽くす!700台の新旧トミカモデルを展示
トミカのエリアも基本は同じで、中央には多くの棚が並び、豊富なトミカの製品群が自由に購入できる状態となっている。壁面には現行販売の一般車両120台に加えて、トラックなどの大型車両30台の計150種類のトミカなどが「現行モデル」として展示されている。これも筆者が不勉強だったことなのだが、トミカは常時、一般車両120台、大型車両30台のラインアップを現行モデルとして維持するようになっており、新たな車両が発売される際には、既存車両のどれかがラインアップから姿を消すのだという。
そして、壁面の半分には「歴代モデル」のコーナーとして、過去に発売したトミカの中から選りすぐりのトミカを展示。これらは非売品で購入できないが、昔のトミカがこのような形で展示され、来店すれば誰でも手軽に見られるようになっているのは、トミカファンなら是非足を運びたい魅力的な展示と言える。同社によると、現行モデルと歴代モデル合わせて700台が並べられているとしている。
タカラトミーが全国各地で継続して開催している「トミカ博」では、会場限定で購入可能な「トミカビーム」と呼ばれる装置を備えるトミカを使う特定のギミックが動くという仕掛けがある。
「トミカ・プラレールショップ東京店」ではこの「トミカ博」と同じ仕掛けがあり、小さな赤い箱の中に組み込まれたジオラマに「トミカビーム」を照らすことで、ジオラマ内のギミックが稼働するのだ。
また、オープニングイベントとして、期間限定ながら、1会計3,000円以上購入したお客に対しては、「トミカいっぱいアート」として、その場で撮影された自身の顔を大量のトミカを使用したモザイクアートに変換し、モザイクアートを手に入れられるというサービスが提供される。筆者も試しに撮影してもらったが、いい感じのモザイクアートが作成された。
その他にも、リニューアルオープン記念のショップオリジナルトミカ「トミカショップ東京店リニューアルOPEN記念トミカショップオリジナルトミカタウン消防ポンプ自動車」が発売されるほか、1会計3,000円以上購入すると引けるくじにチャレンジし、「当たり」が出たら、「東京店リニューアル記念コップ」がプレゼントされる。また、3月16日までの期間は「おうちでトミカ博プラレール博2025」キャンペーンが開催され、この期間中はイベントでしか購入できない、「イベント記念トミカ」や「イベント記念プラレール」が発売されるとしている。
筆者はトミカは好きでこれまでもあれこれと購入していたが、プラレールについては大人向けの「プラレール リアルクラス」にもかなり興味がそそられた。
やはりトミカの展示コーナーは、歴代の懐かしいトミカが楽しめる魅力的な展示コーナーと感じた。全部のモデルをじっくり鑑賞していたら余裕で数時間が経過してしまいそうだ。
東京駅一番街という好立地に構えるトミカ/プラレール売り場としての魅力もさることながら、リニューアルを機に新たに追加された展示コーナーを楽しむべく、1度足を運んでみても面白そうだ。