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ファインモールド、「1/48スケール零戦」&「1/72スケール日本陸海軍航空機」シリーズの「2025年度上半期」新製品を公開
「第63回静岡ホビーショー」で展示予定
2025年4月7日 12:00
- 【ファインモールド 2025年度上半期 新製品】
- 4月7日12時 公開
ファインモールドは、2025年度上半期に発売する「1/48スケール零戦」シリーズおよび「1/72スケール日本陸海軍航空機」シリーズの新製品を4月7日に公開した。5月14日よりツインメッセ静岡で開催の「第63回静岡ホビーショー」で展示を予定している。
「1/48スケール零戦」シリーズより、「帝国海軍 零式艦上戦闘機 五二型 甲」の三菱製/中島製、「1/72スケール日本陸海軍航空機」シリーズからは帝国海軍 零式艦上戦闘機 五二型の三菱製・初期型/中期型が登場する。
1/48スケール零戦シリーズ
1/48 帝国海軍 零式艦上戦闘機 五二型 甲 (三菱製)
商品発送:7月
価格:4,950円
JAN:4536318491033
品番:FZ03
零式艦上戦闘機五二型「甲」(通称、零戦五二型甲)は、零戦五二型20mm機銃の装弾数を増加させたタイプ。当初の五二型が主翼に装備する九九式20mm二号機銃三型は、ドラム弾倉(マガジン)で一挺あたり100発の弾薬を装填できたが、五二型甲はベルト給弾式の四型に改め125発の弾薬を装填できるように改修された。
更新された20mm機銃の搭載位置が前進したため、主翼前縁の機銃突出基部に台形のカバーが追加される。また、当初の五二型は主翼下部にドラム弾倉を納めるための涙滴形のふくらみがあったが、五二型甲ではベルト給弾式に改めたためこのふくらみが廃されている。さらに三菱製の五二型甲はすべて推力式単排気管の排出口に、三菱製の特徴である短い耐熱板を装備している。
本製品ではこれらの違いを新金型で丹念に再現。特に三菱製の短い耐熱板を装備した姿は1/48スケール零戦のプラモデルでは初の立体化となる。マーキングは初代343空と221空所属機のデカールが付属。43空所属機は航空自衛隊浜松広報館に現存する機体となっている。
1/48 帝国海軍 零式艦上戦闘機 五二型 甲 (中島製)
商品発送:8月
価格:4,950円
JAN:4536318491040
品番:FZ04
零戦五二型「甲」は、三菱重工のみならず中島飛行機でも生産されていた。三菱製と同様に五二型のドラム弾倉(マガジン)式であった九九式20mm二号機銃三型を、五二型甲ではベルト給弾式の四型に改め125発の弾薬を装てんできるように更新される。この際に機銃の搭載位置が少し前へずらされたため、機銃の機関部が主翼前縁より突出。台形のカバーが追加され、また、主翼下部にドラムマガジンが主翼に収まらないために涙滴形のバルジが設けられていた。しかし、ベルト給弾式に改められたため、バルジは取り払われた。これらが無印五二型と五二型甲との外見上の違いとなる。
また、三菱製と中島製との違いとして、推力式単排気管の排出口付近に当てられた耐熱板の長さが違い、中島製は三菱製より長いのが特徴。さらに中島製五二型甲ではプロペラガバナーの変更に伴い大型化したスピナー、懸架方式の異なる増槽を装備する点も三菱製五二型甲と異なる。
本製品ではこれら細部の違いを、数多くの写真を丹念に調査し新金型による部品にて立体化。マーキングは戦中の映画「雷撃隊出動」に登場した機体かつ、空母瑞鶴の搭載機として奮闘した653空所属機を再現している。
1/72スケール日本陸海軍航空機
国内のみならず海外のユーザーからも高評を得た1/48スケール「零戦」に続き、1/72スケールでも零戦キットをシリーズ化。順次リリースされる。
1/72 帝国海軍 零式艦上戦闘機 五二型 (三菱製・初期型)
商品発送:10月
価格:2,860円
JAN:4536318715016
品番:FR01
第1弾は三菱製五二型の初期生産タイプとして、二二型から続きカウリング下部に集合排気管を備えるタイプを再現。製品は胴体・翼をグリーン、カウリング・脚部をブラック、エンジン・プロペラ等をグレーにと、ランナーごと別色にて成形。日本海軍のエース「岩本徹三」の乗機で、胴体後部が撃墜マークで埋め尽くされていたという逸話があるラバウルの海軍第253航空隊所属機に加え、同ラバウル253空所属機、マーシャル諸島にて活躍した252空所属機、合計3機のマーキングが水転写デカールとして付属する。
1/72 帝国海軍 零式艦上戦闘機 五二型 (三菱製・中期型)
商品発送:10月
価格:2,860円
JAN:4536318715023
品番:FR02
三菱製中期生産タイプの五二型として、カウリング後端から胴体側面にいくつも突出する推力式単排気管を備えた機体を再現。製品は胴体・翼をグリーン、カウリング・脚部をブラック、エンジン・プロペラ等をグレーにと、ランナーごと別色にて成形。マーキングは愛知県豊橋にて錬成ののち蘭印(オランダ領東インド=インドネシア群島)の防空戦力として奮闘した海軍第381航空隊所属機より2機、ラバウルに展開した204空所属機を1機、同じくラバウルの253空に所属し日本のトップエースともいわれる岩本徹三の乗機、以上4機の水転写デカールが付属する。