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「マジック:ザ・ギャザリング」最新セット「マーベル スーパー・ヒーローズ」がお披露目!タレントの田村淳さんvs世界チャンピオン・行弘賢プロのエキシビションマッチも実現
2026年6月17日 20:26
- 【マジック:ザ・ギャザ-リング|マーベル スーパー・ヒーローズ】
- 発売日:6月26日
- 先行販売:6月19日(マジック公認店舗のみ)
- 参考価格:
- 770円(プレイ・ブースター)
- 550円(ジャンプスタート・ブースター)
- 3,725円(コレクター・ブースター)
- 8,525円(統率者デッキ)
ウィザーズ・オブ・ザ・コーストは、トレーディングカードゲーム(以下TCG)「マジック:ザ・ギャザリング」(以下、マジック)の新セット「マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スーパー・ヒーローズ」(以下マーベル スーパー・ヒーローズ)を6月26日に発売する。「マーベル スーパー・ヒーローズ」は、その名の通り、マーベル・ユニバースとコラボした特別な新セットだ。マジックでは、これまでにもさまざまな人気コンテンツとのコラボセットが登場しており、2025年6月に発売された「FINAL FANTASY」とのコラボは大ヒットを記録した。
6月16日、「マーベル スーパー・ヒーローズ」の発売を記念して、発売PRイベントが開催された。イベントでは、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト本社のプロデューサーや、タレントの田村淳さんなどの豪華ゲストも登壇した。本稿ではその様子をレポートする。
「マーベル スーパー・ヒーローズ」では、2つ目のインフィニティ・ストーンが登場
イベントの様子を紹介する前に、このイベントの主題でもある最新セット「マーベル スーパー・ヒーローズ」の特徴について簡単に説明しよう。
マジックには、多元宇宙を舞台とし、さまざまな次元を渡り歩く能力を持つプレインズウォーカーたちによる壮大なストーリーがあり、通常のセットはどれか一つの次元を舞台としている。しかし、「マーベル スーパー・ヒーローズ」は、そうした次元に紐づいた製品ではなく、マーベル・ユニバースと呼ばれる、「アイアンマン」や「キャプテン・アメリカ」など伝説的なヒーローから世界を脅かすヴィランまで、さまざまなキャラクターが登場する世界観に基づいたコラボセットだ。
マーベル・ユニバースは、世界でも有数の巨大コンテンツであり、数え切れないほどのコミックや映画が発表されているほか、さまざまなゲームとのコラボなども行なわれている。日本でも、マーベルファンは多い。昨年も、「スパイダーマン」とコラボした「マジック:ザ・ギャザリング|マーベル スパイダーマン」が発売されているが、マーベル・ユニバース全体を対象としたコラボセットは初であり、マーベルファンに待望のセットといえる。
マーベル・ユニバースの世界では、インフィニティ・ストーンと呼ばれる強大な力を持った6つの秘石が登場する。昨年登場した「マジック:ザ・ギャザリング|マーベル スパイダーマン」には1つ目のインフィニティ・ストーン「ソウル・ストーン」が収録されたが、今回のセットには2つ目のインフィニティ・ストーン「マインド・ストーン」が登場する。
また、新しいメカニズムとして「パワーアップ」と「チームワーク」「プラン」「謀議」が登場するほか、条件を満たすことで裏返しになって変身する「両面カード」も採用される。パワーアップは起動型能力で、そのクリーチャーに1個以上の+1/+1カウンターを置くことができるほか、さらに追加能力が与えられる場合もある。チームワークは、呪文を唱えるための追加コストとして、自分がコントロールしているクリーチャーを望む数だけ合計パワーがその数値以上になるようにタップすることで、得られる追加効果だ。プランは一部のエンチャントで見られる新たなサブタイプで、それぞれに誘発型能力が備わっており、プランが遂行されるごとにプラン・カウンターが1個置かれる。プラン・カウンターが一定の個数になると、2つ目の能力が誘発され、そのプランを生け贄に捧げることで、報酬が得られる。謀議は、カードを1枚引き、カードを1枚捨てる能力であり、このとき、土地でないカードを捨てた場合、謀議したクリーチャーの上に+1/+1カウンターが1個置かれる。
本社から開発に携わったプロデューサーが来日
イベントではまず、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト本社のエグゼクティブ・プロデューサーであるアティーナ・フローリッヒ氏が登壇し、本セットにかける意気込みを次のように語った。なお、新セットのPRイベントで、本社の担当者が登場することは珍しい。本セットにかける期待が大きいことの表れであろう。
私はこの「マーベル スーパー・ヒーローズ」のプロジェクト責任者としてマックス・マコールとともに開発を率いてきた。私は20歳の頃、フィラデルフィア郊外の大学に通っていたが、毎週水曜日になると電車に乗ってコミックを扱っている店に行くのを楽しみにしていた。水曜日はコミックの新刊が発売される日だからだ。私にとって本セットの開発に携わることは夢が叶ったようなもので、何十年にもわたる自分のファンとしての熱い思いが、このセットに詰め込まれている。マーベル スーパー・ヒーローズは、これまでで最大規模のセットであり、600枚を超える新規カードによって60年以上にわたるマーベルコミックの歴史を余すことなく再現している。
ビギナー・ボックスは初心者向きで、ガイド付きバトルが楽しめるが、そこに他のカードを入れてデッキを強化していくことができる。ウェルカム・デッキは構築済みで、気軽にスーパー・ヒーローズの世界に飛び込むことができる。プレイ・ブースターは最も人気がある製品で、コミックから戦場へ最強のヒーローとヴィランたちが集結している。コレクター・ブースターは、レアカードや特別仕様のカードが満載のパックだ。Bundleは、プレイ・ブースター9パックに基本土地や特別版基本土地、フォイル仕様のプロモカード1枚、ライフカウンターなど、プレイに必要なものがセットになっている。Gift Bundleは、プレイ・ブースターだけでなくコレクター・ブースターも含まれており、箱も昔のコミックを模したものだ。Draft Nightは家族や友人など4人でPick2ドラフトするための製品だ。
統率者デッキは今マジックで一番人気のあるフォーマットで、マーベルのスーパー・ヒーローの力を持ち込んでも、仲間たちと一緒にワイワイ楽しみながら遊べる。統率者デッキのコレクター版は、特別な仕様でカード100枚が光り輝いている。最後のScene Boxは、6枚のボーダレスカードと3パックのプレイ・ブースターが入っており、ヒーローをテーマにしたものとヴィランをテーマにしたものの2種類がある。
究極のマーベルファンのための特別なカードがコズミックフォイル仕様のマインド・ストーンで、コレクター・ブースターからのみ入手可能であり、世界で150枚未満しか存在しない。現存するマーベル商品の中でも、最も貴重なレアアイテムの一つとなる。
司会者から、マーベル スーパー・ヒーローズで個人的に最も好きなカードについて質問されたアティーナ氏は、次のように答えた。
セットには最高のカードがたくさんあるので難しい質問ですが、1つ選ぶとしたら「ピザ犬ラッキー」です。私にとって一番のマーベルコミックは、マット・フラクション氏が描いた「ホークアイ」で、ラッキーという犬の視点から描かれているエピソードが本当に可愛いんです。この可愛らしいワンちゃんを、皆さんにもぜひ試してみていただきたいです。
熱心にマジックをプレイしていた田村淳さんと世界チャンピオンの行弘賢さんが登場
続いて、スペシャルトークショーのゲストとしてタレントの田村淳さんと、マジックプロプレイヤーで昨年「プレイヤー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した行弘賢さんが登壇した。
田村さんは、昔友人に勧められてマジックを始めたところ、大会などにも参加するほどはまってしまい、自分のラジオ番組にマジックのコーナーを作ったりして、後輩芸人にもカードを配ってプレイしてもらうほど熱心なプレイヤーだったそうだ。ただし、結婚して子どもができてからはマジックに触れていなかったが、今回久々に触れてみて、また再燃しそうな気配を感じているとのことだ。
マジックを始めると、どんどんのめり込んでしまうことは分かっているので、自分の今後の人生の中でどう折り合いを付けるか悩んでいるとも語った。
次に、昨年プロツアーに優勝し、「プレイヤー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したプロプレイヤーの行弘賢さんが登壇した。
田村さんも、もちろん行弘さんのことはよく知っており、世界のトップと一緒のステージに上がることができたことは光栄だと語った。
行弘さんも、子どもの頃からテレビでずっと見てきた田村さんと共演できることはとても嬉しいとコメントした。
世界チャンピオンとガチ勝負! 田村さんが行弘さんを追い詰める
トークショー終了後、田村さんと行弘さんによるエキシビションマッチが行なわれた。行弘さんが使ったデッキはすべて新セットだけで構築されたもので、「キャプテン・アメリカ」を核とするヒーローデッキ、田村さんは自分が好きだという黒を中心としたヴィランデッキを使った。通常、こうしたエキシビションマッチは、時間の都合で最後までやらなかったり、デッキをシャッフルせずに始めて、展開が決まっている(ティーチングでもよくあるが、いわゆる積み込みをした状態)ことが多いのだが、今回は、両者とも開始前にデッキシャッフルを入念に行ない、完全にガチでの勝負となった。
ただし、田村さんはマジックをプレイするのが約10年ぶりということもあり、公式解説者も務めているかつおぶし石川さんが、田村さんのサポートに付いた。田村さんは、対戦開始前に「万一今日勝ったら、僕が世界チャンピオンだと言ってもいいですか? 報道の方もそれを見出しにしてほしい」と宣言。行弘さんも、「はい、それで問題ないですよ」と応じた。
じゃんけんで勝利した田村さんが後攻を選択。2人ともマリガン(カードの引き直し)はせずに試合が始まった。1ターン目から2/1クリーチャーを場に出した行弘さんが順調に田村さんのライフを削っていく展開となったが、中盤で田村さんの盤面が整い、強力なクリーチャーで反撃を開始。行弘さんのライフを2まで削る。絶体絶命となった行弘さん。
さすがに行弘さんも万事休すかと思ったが、そこから数ターン田村さんが効果的なカードを引けず、土地カードばかり引いてしまうという、マジックでよくある展開(マナフラと呼ばれる)になった。行弘さんが的確にプレイを行ない、絆魂や破壊不能を持つクリーチャーと呪禁を持つクリーチャーを展開したことで、盤面は一気に行弘さんが有利に。そのまま行弘さんが逆転して押し切った。
本来の予定時間を大きく超える30分以上の熱戦となったが、筆者から見ても非常に見応えがあった。最初は行弘さんペースで進んでいったが、途中から田村さんが巻き返し、行弘さんのライフがわずか2になった時点で、これは田村さんの大金星かと思ったのだが、さすがは世界チャンピオンの行弘さんだ。慌てずに落ち着いて対応し、田村さんの引き運の悪さもあったが、見事に逆転した。行弘さんのプレイはもちろん素晴らしいが、田村さんの的確なプレイにも感心した。
対戦終了後、行弘さんは「正直、絶対負けたなと思うぐらい追い込まれました。ただ信じてよかったなと」、田村さんは「ドクター・ドゥームが引けたら勝ちだったんですけどね。土地ばっかり引いちゃって。でも、いい経験になりました。やはりカードゲームは、引きが良ければ、世界一の方が相手でも倒せるチャンスがあるというのは見せられたかなと思います」とコメントした。
今後どうするのかという質問に対して、田村さんは次のように答えた。
10年ぶりにプレイしましたが、そのお相手が世界チャンピオンというすごく恵まれた状況で、やっぱりいろいろ考えてプレイするのが気持ちよかったです。今このバトルの熱量を感じた人は、ぜひマジックのカードを手に取ってプレイしてもらいたいですし、僕も今日をきっかけにまた始めます。世界一まであと一歩だというところでやめる男じゃないです。ぜひ、大きなイベントで行弘さんにリベンジさせていただきたいです。
会場にはヒーローのフィギュアや各製品が展示
会場には6月26日に発売される「マーベル スーパー・ヒーローズ」の各製品が展示されていた。会場に展示されていた製品は日本語版が用意されているものだけだが、アティーナ氏のプレゼンにもあったように、英語版のみのBundleなどの製品も日本で購入できる。
また、会場ロビーには「キャプテン・アメリカ」や「ハルク」などのヒーローのフィギュアや関連の大判カードなどが飾られていた。また、イベント終了後はいち早く「マーベル スーパー・ヒーローズ」をプレイできるコーナーも用意されていた。
マジックプレイヤーはもちろん、マジックをプレイしたことがないマーベルファンにもおすすめ
「マーベル スーパー・ヒーローズ」は、世界でも有数の巨大コンテンツであるマーベル・ユニバースの世界観を余すことなく再現した大型セットであり、強力なクリーチャーや呪文、魅力的な新ギミックが多数詰め込まれている。特にヒーローが主体のセットであるため、日本でも人気の多人数戦フォーマット「コマンダー」との親和性も高い。
マジックプレイヤーにとっても期待の新セットであるが、「FINAL FANTASY」コラボの時と同じように、これまでマジックをプレイしたことがないマーベルファンにとっても、マジックを始める絶好の機会といえるだろう。ビギナー・ボックスやウェルカム・デッキなど、お金をあまりかけずにマジックを気軽に始められる製品が用意されているので、マーベルのコミックや映画が好きだが、TCGをプレイしたことはないという人も、マジックを始めてみてはいかがだろうか。好きなヒーローが活躍するデッキを作る楽しみ、それを使う楽しみを、存分に味わえるだろう。
(C)2026 MARVEL (C)2026 Wizards















































































































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