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いよいよ始動のミニチュアボードゲーム「ガンダムアッセンブル」、固定ポーズのフィギュアという、ガンプラとは異なるユニット表現に注目!【#全日本模型ホビーショー】

【第64回 全日本模型ホビーショー】
開催期間:10月3日、4日
(業者招待日:10月2日)
会場:東京ビッグサイト 南3・4ホール
入場料
当日券:1,500円
※中学生以下は無料

 「第64回 全日本模型ホビーショー」でのBANDAI SPIRITSブースで力を入れて展示されていたのがボードゲーム「ガンダムアッセンブル(GUNDAM ASSEMBLE)」だ。「ガンダムアッセンブル」は『ガンダム』世界のMSなどの機体を使って対戦するミニチュアボードゲーム。

 本商品の基本となる「GUNDAM ASSEMBLE STARTER SET 01」がいよいよ登場する。価格は3,850円。「GUNDAM ASSEMBLE EXPANSION PACK」が順次販売され、世界を充実させていく。

 「ガンダムアッセンブル」のセールスポイントが「ユニットの造形」である。各機体を現す「駒」なのだが、ビーム・サーベルを振りかぶったり、大型キャノンを構えたりとMS同士が激しく戦いを繰り広げているような、ゲーム内での活躍がイメージできる造形で、「固定フィギュア」として魅力的なのだ。今回はこのユニットを開発する企画者に話を聞くことができた。

パイロットと部隊の隊長として戦うことができるボードゲーム

 まずは簡単にルールを説明したい。「ガンダムアッセンブル」では「シナリオ」に沿った様々なシチュエーションで対戦を行う。プレーヤーはシナリオに沿って、数機の出撃ユニットを選ぶ。ユニットは「ミニチュア」、「ユニットカード」で構成されている。

 例えばスターターセットに入っている「RX-78-2 ガンダム」のユニットカードは『機動戦士ガンダム』の第1話「ガンダム大地に立つ」をイメージしており、「バルカン砲」と「ビーム・サーベル」を持っている。HPやVP(ビクトリーポイント)などが設定されており、ゲームでは決められたターン数で、VPの高い方が勝ちとなる。

フィールドで様々な『ガンダム』作品の機体が戦いを繰り広げる「ガンダムアッセンブル」いよいよ始動だ

 ユニットはフィールドに配置され対戦がスタートする。ユニットを配置する「出撃地点トークン」のほか、「支援部隊トークン」、「アップグレードトークン」などのトークンがフィールドに配置され、戦略の鍵となる。

 ユニットには「タイムライン」が設定されており、このタイムラインに応じてユニットが行動する。ユニットは「前進」、「メインアクション」、「戦術カードの使用」といった行動ができ、これらの行動で次の行動までの時間がかかる。敵を攻撃して撃破したり、支援部隊を救出することでVPを稼ぎ、ターンを進めていく。各機体ならではのアクション、敵の行動を読む戦術、トークンを活用した行動など、『ガンダム』作品でのパイロットであり、部隊を率いる指揮官として戦いを楽しめるボードゲームなのだ。

固定ポーズならではの躍動感にあふれたユニット

 それでは、いよいよユニットフィギュアの魅力を語っていこう。会場では非常に多彩なユニットと戦場を見ることができた。MSだけでなく、戦車と飛行機が合体したジオン軍の陸上兵器「マゼラアタック」。さらには「ホワイトベース」や「ムサイ」といった艦船まである。今後どんなシナリオや、ユニットが登場するかワクワクさせられる。

 ユニットはミニチュアとしてのカッコ良さに特に注目したい。ただ立っているだけのユニットは1つもなく、ビーム・サーベルを振るもの、バズーカを構えるもの、今にも飛びかかろうとするポーズや、相手を迎撃するような姿勢など、「ジム」や「ガンダムバルバトス」、「ユニコーンガンダム」などそれぞれが特徴的なポーズをとっている。

作品世界を越えて戦いを繰り広げるMS達。固定ポーズのフィギュアならではのケレン味あふれるポーズに注目

 今回話を聞いた企画者はこれらのポーズにおいて「固定フィギュア」としての演出を意識したとのこと。ガンプラはユーザーが思い思いのポーズをとらせたり、機体のギミックを楽しめるように設計されているが、「ガンダムアッセンブル」のユニットはそれぞれのモチーフの魅力を最大限に引き出す姿を考えて造形されている。

 企画者は「時間を感じることができる造形」に注目してほしいという。ビーム・サーベルの軌跡や、見得を切る姿など、自分で動かすガンプラという商品ではできないジオラマとしての特別な姿、表現を考えユニットの姿を企画していっているとのこと。

 ユニットの性能設計はゲーム担当が行う。「こういう機体がこう戦うフィギュアを考えてほしい」と依頼され企画をするだけでなく、「このMSはこういう姿がカッコイイからこれでユニット性能を考えよう」といった、ゲーム企画とユニット企画のキャッチボールでもゲームは作られている。

 そして会場に設置されたフィールドでは、大きなジオラマが置かれているところも面白い。巨大な岩山の上にユニットが立っているのだ。ガンダムベースでの出展では地上に落下するスペースコロニーまであった。こういったジオラマ販売の予定は現在はなく、あくまで「作例」とのことだが、世界観を盛り上げるために自作のオブジェクトを配置するのも面白そうだ。

会場のフィールドに設置されていたジオラマオブジェ。自作することで作品世界を盛り上げることができるが、今後商品化してくれれば楽しいだろう

 企画者にお気に入りのユニットを聞いてみたが、「ガンダムZERO」とのこと。この機体は神山健治氏が監督を務める新作アニメーション『機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO(アレックスゼロ)』の主役機だ。ユニットは両手のビーム・サーベルを今まさに斬りかからんとする躍動感のあふれる姿となっている。「まだ謎に包まれたガンダムですが、ぜひ作品を見てもらって、ユニットのカッコ良さを実感してほしいです」と企画者は語った。

企画者お気に入りの「ガンダムZERO」。この機体は神山健治氏が監督を務める新作アニメーション『機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO(アレックスゼロ)』に登場する
製品のユニットは未塗装。「世界を盛り上げるために塗装してほしい」というのはBANDAI SPIRITSならではのメッセージだ

 ちなみに会場のユニットは細かく彩色されているが、商品では未塗装で組み立ても必要だ。「最初はハードルが高いかもしれませんが一体塗るとやり方が分かってきて思い入れが深まる。自分なりのスクワッド(部隊)を考える楽しさもより強くなると思うので、挑戦してほしいです」と語った。プラモデルとして作り込んでほしい、というところにBANDAI SPIRITSならではの思い入れが感じられる。

 また、「固定ポーズのフィギュアとしてMSを表現する」というところでガンプラとは異なる表現が楽しめそうだし、艦船などのこれまでモデルアップされていないメカの商品化も期待したい。今後の展開に注目したい。