レビュー

ミニチュアフィギュア「figmaPLUS セガハード」レビュー

指に乗せられるほどの小スケールながら、セガ監修のもとディテールを完全再現

 この「figmaPLUS セガハード」は、グッドスマイルオンラインショップと、あみあみ等の一部ショップ流通限定で発売されたものだ。ちなみに「figmaPLUS」は、figmaの遊びを広げる同スケールのストラクチャーなどを発売しているブランドである。

 その内容は、1986年発売の「マスターシステム」以降のセガのヒットゲーム機5機種を立体化している。筆者の世代的としては、前述のSG-1000やSC-3000からの全機種をラインナップしてほしかったところだが、価格などを考えるとこのラインナップは妥当とも思えた。それぞれは本体とコントローラー1個、そして各機種対応のゲームソフトが1タイトルずつ付属している。

 セガのゲーム機のミニチュアは、過去にユージンやタカラトミーアーツからカプセルフィギュアとして発売されたこともあったが、あちらはスケール的に1/6相当であり、figmaなどと絡めて遊ぶにはやや大きい印象があったが、この製品はスケールもピッタリマッチしている。

【1/12スケールはこんなに小さい!】
全5機種の本体とコントローラー。最も横幅のあるマスターシステムで30mmほど
比較的大きめのメガドライブでも、指に乗るぐらいのサイズだ
各機種、裏側のディテールもちゃんと再現されている
セガサターンとドリームキャストはディスクドアの開閉が可能だ
ドリームキャストのコントローラーに「ビジュアルメモリ」が2個装着されるなど、仕様に忠実な造形も嬉しい
左側が2004年にユージンから発売された「セガヒストリーコレクション」。ともに公式にはノンスケールとなるが、大きさの違いは歴然
昨年発売されたゲームギアミクロの1.15インチ液晶画面よりも小さなゲームギア。重ねてみると、フィギュアの小ささがよくわかる

 それぞれはかなり小さく、ハード本体でも指に乗せられるほどの大きさだ。付属のゲームソフトやコントローラーはさらに小さいので、遊ぶときは紛失しないように注意したい。このサイズでありながら、各機種はかなり細部まで作り込まれていて、スイッチやコネクタ部分に限らず、本体の溝や穴なども精巧に再現されているのが素晴らしい。

 さらに全機種が付属のゲームソフトを装填可能で、「セガサターン」と「ドリームキャスト」はそれに伴うディスクドアの開閉も実現している。本体のマーキングなどはさすがに全ては再現されていないものの、機種ごとのロゴやメガドライブの「16BIT」のような特徴的な意匠は確認でき、フィギュアと絡ませてみると実に写真映えすることにも感動した。

 ちなみに付属のゲームソフトは「アレックスキッドのミラクルワールド」(マスターシステム用)、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」(メガドライブ用)、「ぷよぷよ」(ゲームギア)、「バーチャファイター」(セガサターン用)、「スペースチャンネル5」(ドリームキャスト)となっている。

【各機種ディテール】
マスターシステム。1987年10月18日発売。FMサウンド、ラピッドファイア機能、3-Dグラス端子を標準装備したセガ・マークIIIのアップグレード機。容量の大きな「ゴールドカートリッジ」が使える一方で、過去機種の上位互換にも対応した、当時の最上位機種だ
メガドライブ。1988年10月29日発売。16ビットCPUを搭載したゲームマシンで、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」など、クオリティの高いオリジナルタイトルやアーケードゲームの移植作なども数多くリリースされた。北米やヨーロッパなど、海外でも大ヒットをおさめている
ゲームギア。1990年10月6日発売。セガ初の携帯型ゲーム機で、国産としては初めてカラー液晶画面を搭載した。「ソニック」などの人気シリーズを独自路線で発売するなど、この機種でしか遊べないゲームが多数登場した。オプションのTVチューナーでテレビを見ることもできた
セガサターン。1994年11月22日発売。CDロムドライブを搭載し、3Dポリゴンのグラフィックスも表示できたセガの国内最大のヒットゲーム機で、ライバルの「PlayStation」とともにゲーム業界を賑わわせた。対戦格闘ゲームの「バーチャファイター2」はミリオンセラーとなった
ドリームキャスト。1998年11月27日発売。セガサターンよりもさらに高性能なスペックを誇り、インターネット接続用のモデムを標準装備し、オンラインゲームも数多く発売される。液晶画面付きのメモリーカード「ビジュアルメモリ」もインパクトがあった。2001年に惜しまれつつ生産が終了し、セガ最後のゲーム機となった

 付属のコントローラーにケーブルは付いていないが、もしそこまで再現してしまうと取り回しが面倒になるうえ、ケーブルの素材次第ではその動きに小さな本体やコントローラーが負けてしまう恐れもあり、あえて付けない仕様は賢明といえる。実際になくても気になるものではなかった。ゲームソフトはインジェクションパーツとなっているので、切り離すにはニッパーが必要となる。ラベルやパッケージは全てシールで、これもまた非常に小さいので、綺麗に貼るならピンセットなどを用意するといい。

 ちょっとしたサプライズだったのが、製品情報に表記がなかったパッケージのペーパークラフトだ。紙に印刷されただけのものだが、組み立ててかたわらに置くだけでもかなり雰囲気が出る。ディスプレイするときはぜひ作っておくことをオススメする。

 またそれ以外に、figma用の交換手首も付属している。コントローラーやゲームギア本体を掴むための手で、厚さに準じた3組を用意。大きさや形状などから女性の手ということが予想でき、肌色成形なので使えるfigmaは限られるが、コントローラーを違和感なく握ることができるので、ディスプレイが捗るのは間違いない。

【付属品】
インジェクションパーツのゲームソフト。ディスクのソフトはクリア成形で、ディスクは銀色に塗装されている
ラベルのシールを貼り付ければ完成。ソフトがあると、ミニチュアの印象もずいぶん変わる
パッケージの組み立てにはカッターやボンドなどが必要。折り線はカッターで薄くなぞって折り目を付けるといい
ただの箱なので組み立ては簡単。それでも雰囲気は上々だ
本体、コントローラー、ソフト、パッケージが全て揃った。壮観だが手のひらに全て収まるぐらいの大きさなのだ
交換用の専用手首は3種類付属。持つアイテムによって指の開き具合が異なる。figma用の予備ジョイントも3個付属している
指の位置がボタンにフィット。ゲームギアもしっかり持てる