レビュー

ミニチュアフィギュア「figmaPLUS セガハード」レビュー

昨年60周年を迎えたセガの歴代ゲーム機が、待望のfigmaスケールでリリース!

「figmaPLUS セガハード」

開発・発売元:マックスファクトリー(原型:佐藤直樹・タイゾウ)

販売:グッドスマイルカンパニー

発売日:2020年12月23日(限定販売)

価格:3,273円(税別)

 セガの創立60周年を記念し、同社が過去に発売したゲーム機のミニチュアが、マックスファクトリーより発売となった。この「figmaPLUS セガハード」は、「figma」シリーズの遊びを広げる「figmaPLUS」のブランドにて発売され、figmaと同等のスケールで設計されたアイテムだ。

【figmaPLUS セガハード】
「figmaPLUS セガハード」。セガを代表する家庭用ゲーム機のミニチュアを、1/12相当のスケールで造形

 「figmaPLUS セガハード」は限定販売商品であるが、現在でもGOODSMILE ONLINE SHOPで購入できる。過去に発売されたミニチュアフィギュアや、近年流行りのミニサイズのゲーム機などの中でも最も小さなサイズでありながら、その特徴をよく捉えて立体化している。シールを貼ったり加工が必要だが、ゲームファンのコレクションアイテムとしてはもちろん、フィギュア遊びが楽しくなる商品だ。筆者自身セガに対して思い入れが強く、発売されてからすぐ購入し、約1カ月じっくり遊び込んだ、今回はその内容をたっぷり紹介したい。

・GOODSMILE ONLINE SHOP販売ページ
https://www.goodsmile.info/ja/product/9777/figmaPLUS+%E3%82%BB%E3%82%AC%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%89.html

ゲームファンの心に残る、セガ60年の歴史を彩った5つのゲーム機をミニチュア化

 2020年に創立60周年を迎えたセガの家庭用ゲーム機の歴史は、1983年の最初の家庭用ゲーム機「SG-1000」、「SC-3000」の発売から、2001年の「ドリームキャスト」生産終了までの18年間となる。

 改めて数えてみると意外に短かった印象もあるが、ゲームファンやゲーム業界にとっては大きな歴史として刻まれている。既にセガが家庭用ゲーム機を作っていた期間よりも、撤退から現在までの期間のほうが長くなってしまったこともあり、若いゲームファンの中にはセガが家庭用ゲーム機を作っていたことを知らないという人もいるかもしれない。

【パッケージと内容物】
「figmaPLUS セガハード」パッケージ。figmaシリーズのフォーマットを残しつつ、内容に合わせた小さめの箱だ
ブリスター。本体とコントローラー、交換用手首を収納。付属のゲームソフト類は別の袋に入っていた
ゲームソフトとパッケージはインジェクションパーツで、ニッパーなどで切り出す必要がある
ソフト用のシールは薄手のフィルムタイプ。ソフト本体用とパッケージ用、全て予備が用意されている
付録として同梱された、ゲーム機本体パッケージのペーパークラフト。切り抜いて組み立てる

 セガの公式サイト「セガハード大百科」では、バージョン違いや海外版などを除く11機種が紹介されている。その記念すべき初代マシン「SG-1000」と「SC-3000」は、奇しくも任天堂の「ファミリーコンピュータ」と同じ1983年7月15日の発売であった。

 発色のいいグラフィックスと高い拡張性、上位互換を備えた「セガ・マークIII」、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」などの世界的なヒットタイトルを生み出した「メガドライブ」、カラー液晶画面が売りであった携帯ゲーム機「ゲームギア」、3Dポリゴンを採用したアーケードゲームが多数移植された「セガサターン」、モデムを標準装備し、オンラインゲームを手軽に楽しめた「ドリームキャスト」など、それぞれの世代に強く印象を残す個性的なハードが18年にわたってリリースされたのである。

・セガハード大百科
https://sega.jp/history/hard/index.html