レビュー
「MG 1/100 GUNDAM SIDE-F限定 RX-93 νガンダム Ver.Ka 」レビュー
サイコフレーム発動イメージカラー
2022年8月19日 00:00
神秘的な雰囲気を放つ「νガンダム」
ここまでの作業で「MG 1/100 GUNDAM SIDE-F限定 RX-93 νガンダム Ver.Ka (サイコフレーム発動イメージカラー)」を素組みし、各部に水転写デカールを貼り付けた。
完成した「MG 1/100 GUNDAM SIDE-F限定 RX-93 νガンダム Ver.Ka (サイコフレーム発動イメージカラー)」は密度の高い造形で、全長約22cmのサイズ感によって迫力も抜群。
本体だけの状態でも劇中に近いイメージとなっており、アムロ・レイが乗った初代ガンダムを進化させた印象となっている。ここからは各部ギミックと可動域について紹介していこう。
動きによって見える美しいメカ描写
可動によって肘や膝はシリンダーが露出し、マスターグレードだからこそできるメカ描写が美しい。マニピュレーターは各指が可動、他にもハッチ開閉や脚部のスパイク展開も搭載され、劇中のメカ設定が盛り込まれている。
映画のアクションが蘇る武装とポーズの融合
そして、各武装を装着することで「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」で活躍した「νガンダム」となる。マントのように広がるフィン・ファンネルを背負った左右非対称のシルエットが完成する。
ビーム・ライフル、シールドを構えれば、ガンダムらしさが増す。そして、ニュー・ハイパー・バズーカは砲身を短くしてバックパックにマウントすることができる。
バックパックはビーム・サーベルラック部分を取り換えることで、ダブル・フィン・ファンネル装備バージョンにすることができる。なお、本来のダブル・フィン・ファンネル装備は左右に6基ずつフィン・ファンネルを装着した状態となる。
本キットでは左右に3基を装備した状態が可能となっており、マントを背負ったようなシルエットとなり、バランスの取れたフォルムとなる。
サイコフレームが魅せる神秘的な装甲展開ギミック
本キットの特長である装甲展開ギミックは、展開した箇所からサイコフレームが露出。鮮やかなクリアグリーンの放つラインが神秘的に映える。
サイコフレーム発動イメージカラーと合わさり、クリアパーツとの相性もぴったりとなっている。外れた装甲表現や装甲カラーの変化によって、アクシズを押し返す奇跡の瞬間が表現されている。
また、別売りの「ガンプラ用LEDユニット」を入れることで、頭部が発光する。今回はシルバーシールを使用しているため、目元が暗い印象となってしまった。
目元のセンサーを発光させる場合は、クリアパーツ部分の表面を目の部分だけ残して塗装することで劇中の発光シーンを再現できる。
最後に密度の高いディテールとサイコフレーム発動時をイメージしたカラーリングは「νガンダム」の劇中での活躍からさらに解釈を広げ、モビルスーツの持つ可能性を切り開いたといえる。
装甲展開による独自のギミックは、のちの「ユニコーンガンダム」に通じる技術体系を創造させ、作品との繋がりを感じさせる。
カラーリングの変化によって「RX-93 νガンダム Ver.Ka」の装甲展開ギミックがより鮮やかに表現され、アクシズショックの名場面再現もさらにドラマチックに映える。
また、「GUNDAM SIDE-F」では「HG 1/144 ジェガン (アクシズ・ショックイメージカラー)」や「ソフビ 1/144 ダミーバルーン(リ・ガズィ搭載型)」など「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の劇中で登場したモビルスーツなどのガンプラが発売されている。こちらも合わせて「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の世界観を楽しもう。
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