レビュー
「METAMOR-FORCE “BARI”ATION 超重神グラヴィオンZwei アルティメットグラヴィオン」レビュー
2022年10月29日 00:00
圧巻の巨大感とダイナミックなアクションを実現した「アルティメットグラヴィオン」
完成した「アルティメットグラヴィオン」はまさに圧巻の一言。全高約約260mmで、エッジの効いたデザインや巨大な手足に燃えるような真っ赤なカラーリングで目を見張る存在感を放つ。
造形部分も各グランディーヴァの造形を再現しつつ、プロポーション重視したデザインでバランスの取れた造形となっている。ダイキャストを使用した「グランカイザー」で立たせることもできる。
可動も「グランカイザー」よりも動かしやすくなっており、肩と腕部がしっかりと動き破綻の少ないポーズを取らせることができる。また、胸部の張り出したパーツも上下に軸可動するため、ポーズの自由度も高い。
巨大なドリルを備えた右腕と「ゴッドグラヴィオン」の武器である超重剣を装着した左腕もしっかりと保持力があり、大きく振るうことができる。また、台座を使用することで回し蹴りのアクションもでき、劇中では見られなかったポーズを取ることができる。
そして、「アルティメットグラヴィオン」を超えるサイズの「超重弾劾剣」は武器持ちの手首パーツで持たせることができ、片腕でも保持することができる。両手で構えた姿も取ることができ、ダイナミックなアクションを楽しめる。
「METAMOR-FORCE “BARI”ATION 超重神グラヴィオンZwei アルティメットグラヴィオン」は立体物の中でも巨大感抜群のアクションフィギュアとなっていた。
各グランディーバとの合体再現はオミットされているものの、「アルティメットグラヴィオン」の造形や迫力が再現され、「待ちに待った立体化」といえる商品となっている。そして、「超重弾劾剣」で新たな魅力を見せてくれた。
アクションも「アルティメットグラヴィオン」の可動を中心とした印象で、複雑なデザインながらアーマーの可動によって干渉を防ぎ、ポージングの幅を広げている。千値練の積み重ねられた技術によって、「アルティメットグラヴィオン」のアクション性が実現したといえる。
© 大張正己・赤松和光・GONZO/グラヴィオンツヴァイ製作委員会
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