レビュー

「METAMOR-FORCE “BARI”ATION 超重神グラヴィオンZwei アルティメットグラヴィオン」レビュー

圧巻の巨大感とダイナミックなアクションを実現した「アルティメットグラヴィオン」

 完成した「アルティメットグラヴィオン」はまさに圧巻の一言。全高約約260mmで、エッジの効いたデザインや巨大な手足に燃えるような真っ赤なカラーリングで目を見張る存在感を放つ。

 造形部分も各グランディーヴァの造形を再現しつつ、プロポーション重視したデザインでバランスの取れた造形となっている。ダイキャストを使用した「グランカイザー」で立たせることもできる。

千値練より展開されている「RIOBOT」シリーズの「レイアース」(左)とアクションフィギュア「カンチ(青)」(中央)、「カンチ(赤)」(右)」と比較
胸部パーツがマッシブさを演出
右腕には巨大なドリルを装備
左腕には超重剣を装着。なお、着脱することはできない
フロントスカートにはGシャドウの造形が再現されている。腰のキャノンは「グランΣ」が変形した状態を再現したもの
脚部は「ソルグラヴィオン」も圧巻の巨大感。足先のGドリラーを再現した部分ははドリル部分の角度調整が可能
肩のアーマーはGストライカー、Gアタッカーがそれぞれ再現された造形となっている
背面パーツもモールドが入っており、濃密なディテール
背面のアタッチメントパーツが付いた状態
巨大な脚部は接地面も広く、足首の可動で安定感あるポーズができる
頬のダクトや額のクリスタル状のパーツなど神々しい頭部の再現に、胸部のエンブレムも存在感あるゴールドが光る
右腕のドリルはメタリック塗装で重厚感ある質感に
左腕の超重剣は細かいモールドが施され、ディテールも抜群

 可動も「グランカイザー」よりも動かしやすくなっており、肩と腕部がしっかりと動き破綻の少ないポーズを取らせることができる。また、胸部の張り出したパーツも上下に軸可動するため、ポーズの自由度も高い。

 巨大なドリルを備えた右腕と「ゴッドグラヴィオン」の武器である超重剣を装着した左腕もしっかりと保持力があり、大きく振るうことができる。また、台座を使用することで回し蹴りのアクションもでき、劇中では見られなかったポーズを取ることができる。

 そして、「アルティメットグラヴィオン」を超えるサイズの「超重弾劾剣」は武器持ちの手首パーツで持たせることができ、片腕でも保持することができる。両手で構えた姿も取ることができ、ダイナミックなアクションを楽しめる。

大きく足を開いた状態でもポージングが可能
大きく腕を振り上げたポーズ
迫力満点のパンチ!
手首パーツを差し替えれば、腰のキャノンを支えたポーズも楽しめる
台座に固定することで、大きく足を振り上げることも可能
全長約370mmの「超重弾劾剣」
片手でも「超重弾劾剣」の保持が可能
「超重弾劾剣」と超重剣の二刀流のシチュエーションも楽しめる
両手持ちでよりダイナミックに剣を振るう
剣を構えれば迫力満点

 「METAMOR-FORCE “BARI”ATION 超重神グラヴィオンZwei アルティメットグラヴィオン」は立体物の中でも巨大感抜群のアクションフィギュアとなっていた。

 各グランディーバとの合体再現はオミットされているものの、「アルティメットグラヴィオン」の造形や迫力が再現され、「待ちに待った立体化」といえる商品となっている。そして、「超重弾劾剣」で新たな魅力を見せてくれた。

 アクションも「アルティメットグラヴィオン」の可動を中心とした印象で、複雑なデザインながらアーマーの可動によって干渉を防ぎ、ポージングの幅を広げている。千値練の積み重ねられた技術によって、「アルティメットグラヴィオン」のアクション性が実現したといえる。