レビュー
仮面ライダーギーツ「変身ベルト DXデザイアドライバー」レビュー
バックルを多彩に組み替え! 様々な変身と必殺技が楽しめる変身ベルト最新作
2022年11月24日 00:00
- 【変身ベルト DXデザイアドライバー】
- 9月3日発売
- 価格:7,920円(税込)
- 全長:約75cm
- 重さ:782g(マグナムブースト時)
- 対象年齢:3歳以上
仮面ライダーの「変身ベルト」の大きな魅力は番組のヒーローの変身シーンをそのまま再現できるところにある。「変身!」と叫んでベルトを作動させると、テレビそのままの音と光の演出が入る。ベルトを着けた子供はまさにその瞬間仮面ライダーに"なりきれる"。それがバンダイが東映と共に作り上げた「仮面ライダーの変身ベルト」である。
毎年放映される仮面ライダーの変身ベルトは最大の目玉商品。ベルトのギミックとライダーのアクションの融合は番組内でも最も力が入っていると言える要素だ。最新番組の「仮面ライダーギーツ」は"ベルト"を強くフィーチャーした作品となっている。「仮面ライダーギーツ」の世界では誰もが仮面ライダーに選ばれ、変身ベルト「デザイアドライバー」を渡される可能性があり、それを使いこなした者が世界を救い、願いを叶えることができる。子供達のみならず、大人でも「もし自分にデザイアドライバーが渡されたら……」という想像が楽しいアイテムなのだ。
このベルトをモチーフとした「変身ベルト DXデザイアドライバー(以下、「DXデザイアドライバー」)」は劇中のギミックはもちろん、レイズバックルの多彩な組み合わせで様々な遊びができる商品となっている。番組には未登場の仮面ライダーのフォームや、活躍も楽しめるのだ。その組み合わせ、拡張性、音声や凝ったギミックは多彩で遊びごたえもバッチリだ。今回、この魅力あふれる商品を画像と映像で紹介したい。
さらに発売されたばかりの新製品「DXビートレイズバックル」も併せて紹介したい。「DXデザイアドライバー」の魅力がさらに増す、とても楽しい商品となっているのだ。
バックルを組み替え、様々な姿に変身するライダーを再現!
デザイアドライバーは「本体」、「IDコア」、「バックル」といったパーツで構成されている。番組内では変身者は手に本体を持ち、お腹に当てると左右からベルトが飛び出し背中で連結されてお腹に固定される。
商品である「DXデザイアドライバー」はさすがに自動でベルトが飛び出すギミックはないが、ベルト部分は取り外せ、ドライバーを持ち歩く描写も可能だ。ドライバー本体は劇中のメカニカルな表現をきちんと再現しているし、ベルトの接続部分もしっかりしている。ベルトは軟質部品できちんと腰にフィットする。ただ長さは全体で75cmと、腰回りとしては50~68cmとなっている。本商品は子供向けであり、大人が付けるのは難しい。
ただし、プレミアムバンダイでは別売のベルト用の延長パーツを販売していて、使えば体格が大きな子や、大人も装着できるようになっている。「大人向け変身ベルト」も発売される現代だが、「大人でも変身ベルトを着けたい」というニーズにも対応しているのだ。
デザイアドライバーは裏に電池蓋があり、単4電池3本で駆動する。ドライバー上部のスイッチを入れることで「デザイアドライバー」という音声が効果音と共に発せられる。これにライダーコアIDをセットすると「エントリー」という音声が流れ、ライダーコアが発光する。
今回はまず「DXデザイアドライバー」にレイズバックル、「マグナムレイズバックル」を装着した動画から見せたい。「仮面ライダーギーツ」では誰もが仮面ライダーになることができ、世界を破壊しようという敵・ジャマトと戦いを繰り広げる。その戦いはゲームのようにルールがあり、参加者であるライダーは敵を倒したり、シークレットミッションを達成することでアイテムを獲得する。
そのアイテムはベルトをパワーアップさせる"バックル"である。マグナムレイズバックルは銃とセットになったバックルで、リボルバー拳銃のようなシリンダーと、トリガーがついている。デザイアドライバーにマグナムレイズバックルをセット、シリンダーを回し、トリガーを引くと変身できるのだ。まずはその変身と、必殺技を見てもらおう。
ベルトのスイッチを入れ、ライダーコアIDを入れるときの「これから変身するぞ」と言う雰囲気。そしてマグナムレイズバックルを差したときの待機音と、シリンダーを回し、トリガーを引いたときのベルトが光り、音楽が鳴る、「Ready Fight!」の声。この雰囲気が楽しい。
マグナムレイズバックルを発動させた必殺技は「マグナムストライク」。その名の通り、弾丸を連射するようなサウンドが楽しい。このマグナムレイズバックルは、同時発売の「DXマグナムシューター40X」とも連動するのだ。マグナムレイズバックルはギーツと相性が良く、白いアーマーを纏ったギーツの姿は番組でも多く登場する。
マグナムフォームで、「DXマグナムシューター40X」を構えたい、と言う子供も多いだろう。
「DXデザイアドライバー」の目玉と言えるのがマグナムレイズバックルと、「ブーストレイズバックル」だ。真っ赤な光沢のあるパーツとバイクのアクセルのようなハンドルがついたバックルは派手だ。
このブーストレイズバックルは様々なバックルを強化させる力を持つ。劇中でも誰がこのバックルを手に入れるかが注目ポイントとなっていた。マグナブーストレイズバックルにブーストレイズバックルを付けた姿こそ、「DXデザイアドライバー」の能力を全開にした姿なのだ。そのド派手な演出をまず楽しんで欲しい。
マグナムレイズバックルが装着した状態のベルトにブーストレイズバックルを装着し、ハンドルを一回捻るとかなり派手な変身となる。装着時一回アクセルをふかすことでバイクのマフラーのような形の赤いカバーが「ガシャ」っという音と共に上下に開き、内部が露出するギミックも楽しい。「Get Ready For ブースト&マグナム!」の声と共に、ベルトが赤と緑に激しく明滅する光の演出も楽しい。
ブーストレイズバックルはバイクのアクセルのようなハンドルがついており、これを捻ると「ブオン」という爆音が響き渡る。この状態でマグナムレイズバックルを作動させれば特殊な必殺技となる。
さらにこの動画では「リボルブオン変身」も行っている。ベルトの基部のロックを外すとバックル基部を豪快に回転させられるのだ。2つのレイズバックルがついたベルトが回転するのは大迫力。劇中ではこのアクションでライダーの上半身と下半身の装備が入れ替わり、能力が変わる。ブーストレイズバックルが左の時はライダーキック、右の時はライダーパンチの必殺技になる「グランドビクトリー」という最大限に派手な演出を楽しんで欲しい。
この2つのレイズバックルに加え、「DXデザイアドライバー」には「ハンマーレイズバックル」というもう1つのバックルがついている。他のバックルに較べると簡素だ。武器をモチーフとしたバックルは他にも様々なものがあり、「外れ」と言える武器も存在する。劇中で面白いのは主役のギーツでさえこういった「外れ」装備を手にしてしまうことがあるということ。
しかし見た目は地味だが、ちゃんと変身音も必殺技も用意されているし、他のバックルと組み合わせることで様々な発動音が鳴るのだ。ハンマーブーストフォームは劇中でもかなり派手な活躍をしたし、3つのレイズバックルを色々組み替えるのはとても楽しい。
「仮面ライダーギーツ」では誰がどのバックルを手に入れるかが見所の1つになっている。特に他の能力を強化するブーストレイズバックルが誰の手に渡るか、このバックルをどう使うかが注目ポイントになっている。ブーストレイズバックルで強化された必殺技は非常に派手であり、この「決め技」をギーツのみならず、他のライダーも使うところが面白いところだ。
次ページでは最新商品である「DXビートレイズバックル」を紹介していこう
(C)2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映