レビュー
ガンプラ「HG 1/144 ライジングフリーダムガンダム」レビュー
2024年1月25日 00:00
装備を作る。豊富な装備がフリーダム系列の機体を意識させる!
ライジングフリーダムガンダムはビームライフル、シールド、ビームシールド、ビームサーベル、背部アグニ砲、腰部レールガンと豊富な装備を持っています。
キットでも全ての装備が展開可能で“ハイマットフルバーストモード”にすることもできます。まずは腰部レールガンから組んでいきましょう。
背部ウイングユニットとアグニ砲はフリーダムガンダム系列を端的に表す装備です。こちらはストライクフリーダムガンダムよりは初代機であるフリーダムガンダムとほぼ同じ機構となっていて、2枚の対になるメインウイングとその中にアグニ砲とサブウイング1枚を片側に持ち、左右で計10枚ものウイングを構成します。アグニ砲は前面への展開が可能で、ハイマットフルバーストモードではウイングを展開した状態で砲身を前に向けられます。
残るはビームライフル、シールド他となります。ビームライフルは白い外装にメカフレームの銃身を組み込みます。青いシールでのディテール再現が多く、ここもじっくり貼りこんでいきましょう。シールドはMA形態時にビームライフルをマウントしたり、単独で攻防状態を変えられる機構を持つのでその部分がどうなっているのかが注目点です。
完成!「HG 1/144 ライジングフリーダムガンダム」
ここまでフリーダムガンダム系列の最新鋭機となる「HG 1/144 ライジングフリーダムガンダム」いかがだったでしょうか。キットはこれまで蓄積されたガンプラの技術を惜しみなく投入して微細な加工でありながらポロポロ外れることもなく素晴らしくシャープな造形や組みごたえを感じられました。
新機軸の“SEEDアクション”を実現する首・肩、腹部、腰部といった部分の新規開発された機構が素晴らしい関節可動性能を実現、肘や膝はHGシリーズでありながらそれぞれ元デザインをうまく利用した二重関節を持つなどこれまでのガンプラのテクノロジーが結集しているようにも感じられました。
「HG 1/144 ライジングフリーダムガンダム」のレビューを終えて
細かなカラー再現は驚異のパーツ分割で行なわれているものの、近い部位の同じカラーの部分はなるべく1つのパーツとして設計することで組み立てやすさを追求していて、とても優しいガンプラであったと思いました。
パーツ分割とシールによる色分けを合わせると、実に細かな部分まで劇中のカラーリングが再現されているのが本キットの特徴です。シール枚数が比較的多く大変な作業とはなりますが、貼り付け自体は難しくはないので時間をかけてゆっくり位置決めすれば問題はありません! 実際に組んでアクションしてみるとその苦労も報われました。ぜひ映画を見てアクション再現してみてほしいガンプラであることは間違いありません!
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』は20年の時を超えついに現実のものとなりました。TV版として紡がれた2作を超え、その先の物語を見ることができるのはとてもうれしく、幸せでもあります。こうしてSEEDワールドのガンダムやモビルスーツをガンプラとして組んで遊んで飾れてさらに拡充されるだろうラインナップにも超期待です!
(C)創通・サンライズ