レビュー

「HG 1/144 ガンダムダブルオーコマンドクアンタ・デザートタイプ」レビュー

豊富な武装でガンダムダブルオーコマンドクアンタ・デザートタイプを彩る

 ここからは武装パーツを組み立てます。ガンダムダブルオーコマンドクアンタ・デザートタイプ(以下、デザートタイプ)の武装はヘビーマシンガンや実体剣等、多くの武装が付属します。まずはバックパックから制作します。

 バックパックは全14パーツにて構成されておりレンズ部分はこれまでと同様に内側にメタリックシールを張り付ける構造となっています。

組み立て前のバックパック。全14パーツにて構成されています。
組み立てが完了したバックパック。レンズ部分にはクリアパーツの内部にメタリックシールを張り付けています。

 アームズシールドはシールドでありながら大口径キャノンやコンバットナイフを搭載した複合装備となっています。パーツ数は全16パーツにて構成されており、コンバットナイフは分離させて持たせることが可能です。

組み立て前のアームズシールド。全16パーツにて構成されています。
組み立てが完了したアームズシールド。コンバットナイフを分離させて持たせることが可能です。

 手持ち武装であるヘビーマシンガンは全6パーツにて構成されており、手に持たせるだけでなく、バックパックに懸架可能です。

組み立て前のヘビーマシンガン。全6パーツにて構成されています。
組み立てが完了したヘビーマシンガン。グリップ部を差し込むことでバックパックにも取り付け可能です。

 大型の近接武装となるコマンドソードは全5パーツにて構成されており、刀身部分は軟質樹脂による成型となっています。

組み立て前のコマンドソード。全5パーツにて構成されています。
組み立てが完了したコマンドソード。刀身部分は軟質樹脂による成型となっています。

 これにて各種武装は全て完成です。各武装を取り付けて完成した「HG 1/144 ガンダムダブルオーコマンドクアンタ・デザートタイプ」を見てみましょう。

豊富な武装で様々な形態を楽しむことができるキット

 まずは前後左右から完成したキットを見てみましょう。

各部に搭載された武装が迫力のある仕上がりとなっています。

 左手のハンドパーツには開き手が付属するため、マガジンの装填動作も取らせることが可能です。

ヘビーマシンガンを持たせてみました。開き手のハンドパーツがアクションに表情をつけてくれます。
左手のアップ。開き手が付属している点は嬉しいところです。
フェイス部分のアップ。配色も相まってヒール印象の頭部です。

 アームズシールドに搭載されているコンバットナイフはハンドパーツに持たせることが可能です。手に持たせることでマシンガンとは違った印象にすることができます。

コンバットナイフを構えてみました。両手に持たせることで二刀流が再現可能です。
ナイフ部分のアップ。ダブルオークアンタと違い刀身は不透明の成型色となっています。
膝部分のアップ。クリアパーツの内部に貼ったメタリックシールが光を反射します。
ヘビーマシンガンはグリップを差し込んでバックパックにマウント可能です。

 コマンドソードは長い刀身によりコンバットナイフとは一味違った展示方法が可能です。また、本キットの手首部分にはスイング関節があるのでコマンドソードを肩に担ぐポージングも可能です。

コマンドソードを構えてみました。刀身が長いのでソードを大きく振るポーズが似合います。
コマンドソードを担いでみました。手首部分のスイングでコマンドソードを肩に担ぐことが可能です。

 本キットは『ガンダムビルドメタバース』のキットということもあり、改造して楽しむのもいいでしょう。そこで、今回は2024年7月発売の「オプションパーツセット ガンプラ 07 (パワードアームズパワーダー)」と「オプションパーツセット ガンプラ 09 (ジャイアントガトリング)」を使用して火力を強化してみました。

デザートタイプに拠点攻撃装備をイメージして武装を追加。
巨大なガトリング砲も肩の引き出し式関節により、両手持ちで保持できます。
バックパックの接続ジョイントは共通の3mm軸なのでパーツ加工を行なうことなくオプションパーツが取り付け可能です。
増設したミサイルの発射姿勢。股関節部にアクションベースの接続孔があるので無加工で使用可能です。

 いかがでしたでしょうか。今回発売される「HG 1/144 ガンダムダブルオーコマンドクアンタ・デザートタイプ」は以前発売されたキットの成型色を変更したキットではありますが、落ち着いたカラーリングになることでこれまでとは違った印象に仕上がっています。また、同時期に発売されるオプションパーツと組み合わせることで無限大のカスタマイズを楽しむことが可能です。今回のガンダムダブル―コマンドクアンタ・デザートタイプですと、無骨なミリタリーチックな改造パーツが似合うのではないかと思います。ガンプラを設定どおりに組み立てることも十分に楽しいことですが、この記事をきっかけにオリジナルガンプラへの扉を開いてみてはいかがでしょうか。