レビュー

「無限邂逅メガロマリア メフィスト」レビュー

シリーズの柔軟な可動とともに「メフィスト」の剛力アクションが映える

 「メフィスト」は各部アーマーのエッジの利いたデザインによって悪魔的な存在感ある造形となっている。完成したときのサイズも満足感ある大きさも存在感を放つ要素の一つといえる。“男性格闘家”を彷彿とさせる人型の迫力を放ち、圧倒する雰囲気が全高約180mmで表現されている。

 筋肉の盛り上がりを感じられる四肢や長い脚と非常に整ったバランスなのも素体の完成度の高さがうかがえる。また各所に散りばめられたクリアーレッドもカッコよさを引き立てている。

悪魔的なデザインの「メフィスト」
背面
正面から見た姿はクリアーレッドで立体化ある造形とともに攻撃的な雰囲気を醸し出す
三連リストジョイントで装着された手首のアーマーにはゴールド成型色のナイフ装備がきらりと光る
リストジョイントの可動でナイフを展開
アーマーパーツで顔の輪郭も変化し、素体状態からフェイス部分がより小顔な印象となり、角やアーマーで厳つさが増している
腰にはクリアーレッドのアーマーパーツ
脚部は筋肉質でバネがありそうな雰囲気
別売りの「ノーヴィス」と比較。「ノーヴィス」の頭が「メフィスト」の肩あたりに位置する身長差や体格の違いがよくわかる

 素体デザインは機械的な無機質さが感じられる印象で、頭部や腕部、脚部などの3mm軸受けも設けられカスタム性がうかがえるデザインとなっている

「メフィスト」の素体状態
人間的なフォルムが追求され、頭部も小さい印象を受ける
肩部のアーマーなし状態ではクリアーレッドのパーツを使用
シンプルなリストパーツでは、手首周りもすっきりした印象に

 「無限邂逅メガロマリア」の最大の魅力である可動も健在。肩口の可動に始まり、腹部や腕部の柔軟性、脚部は大きく開脚ができる可動域の広さがあり、人間の動きを極限まで再現できる表現力を宿している。

 膝アーマーの独立可動もあり、ポージングによって位置を調整して見栄えもばっちり。

肩口の可動。前に肩を寄せる動きを表現できる
腹部の可動。大きく前屈する動きができる
肘も柔軟に可動
膝アーマーの可動。大腿部、下腿部へ移動でき、ポージングに合わせて調節が可能
股関節の可動。大きく開脚することができる
腹部の可動と合わせて、前屈姿勢も取れる

 これらの可動によって様々な動きを表現できる。バトルシチュエーションがはかどるアグレッシブなポーズでは、腰の入ったストレートパンチやダイナミックな飛び蹴りなどが楽しめる。また、片膝立ちや正座などのポーズができ、日常的な仕草も自然に決まるのも魅力だ。

別売りの「ニューフライングベース」で力強く走るアクションも可能
ダイナミックなアッパーアクション
飛び蹴りも足の長さも相まって綺麗に決まる
片膝立ちも
正座ポーズも可能
三連リストジョイントでナイフを展開
足を組んだポーズも
膝を抱えた一風変わったポーズも
サイドチェスト
腕を後ろに回して伸ばす動き