レビュー
「HG 1/144 ボリノーク・サマーン」レビュー
“木星帰りの男”シロッコ開発のモビルスーツ最後の1機が待望のHGガンプラ化
2024年11月29日 00:00
- 【HG 1/144 ボリノーク・サマーン】
- 開発・発売元:BANDAI SPIRITS
- 価格:3,520円
- 発売日:2024年11月30日
- ジャンル:プラモデル
- サイズ:全高約150mm
今回の記事では、『機動戦士Zガンダム』からファン待望のキット化となったガンプラ「HG 1/144 ボリノーク・サマーン」を紹介します。「ボリノーク・サマーン」は劇中終盤に登場した印象深いモビルスーツでありながら、これまでプラモデル化の機会がありませんでした。2024年11月30日、ついにHGガンプラのラインナップに加わります。
パプテマス・シロッコが開発した情報収集を主任務としたMS
ボリノーク・サマーンは、1985年放送のアニメ『機動戦士Zガンダム』に登場したモビルスーツです。グリプス戦役期に木星から地球圏に帰還した宇宙輸送機ジュピトリスにて生産されたという出自を持ちます。開発者はパプテマス・シロッコ、メインパイロットはティターンズのパイロットであるサラ・ザビアロフが務めました。偵察用モビルスーツであり、頭部には特徴的なレドームを備えます。
本機はこれまで、アクションフィギュア等による完成品での立体化はされてきましたがプラモデルとしての立体化の機会がありませんでした。これまでの組み立てモデルの立体化はB-CLUBによるレジンキット等が発売されていましたが難易度が高く、価格も高価なものに限られました。今回発売される「HG 1/144 ボリノーク・サマーン」は本機初となるプラスチックキットとしての立体化であり、初心者でも簡単に組み立てが可能なキットとなっています。
現代の構造にて再現された令和のボリノーク・サマーン
それではキットを組み立てていきましょう。まずはキットを構成するランナーから見ていきます。本キットはPS樹脂のランナーが15枚、ポリキャップのランナーが2枚、シールが1枚で構成されています。Dランナー、Fランナー、Gランナーは同一形状のランナーが2枚付属しています。なお、Fランナーは「HGUC 1/144 シナンジュ」のランナーが付属します。
上下スイング機構にて可動域を拡張する腰部パーツ
腰部パーツは全7パーツにて構成されており、脚部との接続は軸接続、胴体部との接続はポリキャップによるボールジョイントとなっています。
これにてボリノーク・サマーンの素体を構成するパーツは完成です。一度組み立ててボリノーク・サマーンの素体を完成させます。
(C)創通・サンライズ