レビュー
「HG 1/144 ボリノーク・サマーン」レビュー
2024年11月29日 00:00
スラスターノズル内部が色分けされたバックパック
本キットのバックパックは全33パーツにて構成されており、各スラスターノズルは内部がパーツ分割によって色分けされています。また、各部スラスターはボールジョイントにより接続されているため、自由に角度を変更することが可能です。
クローが開閉可能なシールド
シールドは内部に格納されるビーム・サーベルを含め全21パーツにて構成されています。クロー部分は各部に関節が搭載されているため開閉が可能な構造となっています。
以上で武装パーツも全て完成です。本体に装備させてボリノーク・サマーンを完成させます。
ビーム・サーベルおよびビーム・トマホークはクリアパーツにて再現されています。ビーム刃のカラーはクリアイエローとなっており、2セット分付属しています。
これにてボリノーク・サマーンを構成するパーツは全て完成です。ここからは完成したボリノーク・サマーンを見ていきましょう。
特徴的なプロポーションと武装を有したボリノーク・サマーン
最初に完成したキットを前後左右から見てみます。大型の上半身と専用シールドが特徴的なデザインとなっています。
頭部は組み立て後もモノアイ角度の変更が可能であり、レドームの発光状態も頭部そのものの差し替えで切り替えられます。
専用シールドのクローを可動させることで様々なアクションポーズも表現することができます。
シールドに内蔵されたビーム・サーベルおよびビーム・トマホークは選択して再現することが可能です。
肩部の炸裂弾ランチャーはハッチを展開して射出状態を再現することが可能です。また、腰部にはアクションベース接続ジョイントが採用されており、宇宙空間をイメージしたポージングも可能です。
股関節は上下スイング可動により膝立ちポーズも行なうことが可能です。
今回発売されるボリノーク・サマーンは現代の最新技術を駆使して立体化されたキットでした。ボリノーク・サマーンが持つマッシブなシルエットを忠実に再現しながら、肩の引き出し関節や股関節のスイング、膝の二重関節といった工夫が各所に仕込まれています。一見動きのつけにくそうな機体が、驚くほどの可動域で多彩なアクションポーズに対応しており、最新のガンプラ技術が注ぎ込まれたキットだと感じました。偵察用モビルスーツなので付属武装はシンプルですが、専用シールドはクローの展開ギミックと十分な保持力を持っており、ほかの『機動戦士Zガンダム』登場機体と組み合わせて飾るといった遊びにもつながります。
また、HGガンプラでは「HGUC 1/144 メッサーラ」や「HGUC 1/144 ジ・オ」、「HGUC 1/144 PMX-001 パラス・アテネ」といったジュピトリス製のMSたちが発売中です。『機動戦士Zガンダム』の40周年イヤーを前に、ついに「ボリノーク・サマーン」もガンプラ化。これでシロッコが開発した4機のモビルスーツが全て揃いました。劇中では同じ戦場に出ることはなかった4機ですが、ガンプラでは是非とも肩を並べて展示してみたいところです。
(C)創通・サンライズ