レビュー
「無限邂逅メガロマリア ギリードゥ」レビュー
2024年12月20日 00:00
重厚感あるアーマーよりダイナミックなアクション表現を楽しもう
完成した「ギリードゥ」の第一印象は、全身を覆うアーマー「エクスアーマー ブラックコート」の存在感だ。
アーマーの表面も半光沢でより重厚感ある質感も表現され、素組の状態でも満足度の高い彩色となっている。各所の十字模様も存在感を引き立て、どこかファンタジックな風貌を持ちつつ、メカ的なカッコよさも宿しているのも魅力的だ。
そして、腰部アーマーの可動もダイナミックで、素体の可動範囲の広さを活かすことができるものとなっている。それだけでなく、大きく広げることでアクションの躍動感が際立つ。
次に武器となる「グレイヴアームズ2」。
「グレイヴアームズ」と聞くと、コトブキヤのプラモデル用サポートアイテムシリーズ「M.S.G モデリングサポートグッズ」で発売された「ヘヴィウェポンユニット04 グレイヴアームズ」が連想される。こちらも巨大な十字架モチーフの武装となっており、ブロックごとに組み替えることで様々な形態にできるのが魅力となっている。
今回の「グレイヴアームズ2」では全長約155mmで巨大な十字架をモチーフとして、ハンドガン、レーザーブレードを内蔵し、巨大なキャノンから大剣への変形ギミックを持つ。戦闘の状況変化に合わせて武器のモードを切り替えてバトルするシチュエーションがはかどる。「ギリードゥ」本体のジョイントパーツもフレキシブルに可動し、ランチャーモードでのポージングの保持力がアップする。
そして、アクションポーズは流石の「無限邂逅メガロマリア」シリーズだけあり、柔軟な可動と広い可動域で様々なポーズを取ることができる。「エクスアーマー ブラックコート」の可動もあり、無理なく脚部や腕部を自由に動かすことができ、ポージングするのが楽しい。
ポニーテールも静止した姿勢でも、風になびくような繊細な動きを表現でき情感あふれるポーズも表現できる。
「グレイヴアームズ2」を使えば、様々なアクションを取ることができる。身の丈ほどある武器を自在に振り回す豪胆なものから、武器を切り替えてアグレッシブに立ち回る姿など演技性を高めてくれる。
別売りの「メフィスト」や「M.S.G モデリングサポートグッズ」と合わせれば、激しいバトル描写も楽しめる。
以上、「ギリードゥ」レビューをお送りしてきた。
「メフィスト」とは異なる重厚感あるアーマー、巨大な武器で存在感を放つ。素体は共通でありながら、身に着けるアーマーによって、がらりとキャラクター性がわかるのも「無限邂逅メガロマリア」の魅力の一つだ。
そして、全身を覆うアーマーも可動によって、ポージングの幅広さ、演出の幅の広さを改めて実感した。静止した立ち姿などでは均整の取れたバランスのデザインでありつつ、動けば躍動感を放つカッコよさでポージングが楽しい。「グレイヴアームズ2」も様々なシチュエーションを表現できる。
また、「無限邂逅メガロマリア」シリーズ初のビークル型アイテム「ナイツ・シューペリア」も12月発売を予定しているので、こちらも要チェックだ。
(C) KOTOBUKIYA
※画像は試作品です。実際の商品とは多少異なる場合がございます。