レビュー
「ROBOT魂(Ka signature)<SIDE MS> RX-105 Ξガンダム(機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイVer.)」レビュー
2024年12月25日 00:00
濃密ディテールと巨体が魅せる圧倒的存在感
「ROBOT魂(Ka signature)<SIDE MS> RX-105 Ξガンダム(機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイVer.)」の第一印象はやはりそのサイズ感だ。「ROBOT魂<SIDE MS>」シリーズの中でも頭一つ抜けたサイズで、宇宙世紀シリーズの中でも大型化が進んでいたモビルスーツというのを感じられるものとなっている。
重厚な装甲を纏った特徴的なシルエットも再現され、ディスプレイした時の迫力も格別だ。映画版のデザイン準拠ともあり、過去に発売された商品と比べるとホワイトの印象が強いカラーリングとなっており、特に胸周りの変化がわかりやすいだろう。
そして、特に筆者が惹かれたのはやはり頭部。劇中でも「ペーネロペー」のパイロット、レーン・エイムから「ガンダムのコピー」と呼ばれるように、歴代ガンダムとは異なる造形となっている。マスク部分は小さく、ツインアイは切れ長、張り出した頬あてに長く伸びたブレードアンテナは、怪物的な印象を受ける。
小説版デザインにも近いこのデザインが「Ka signature」シリーズで立体化され、小説を読んでいた人にも嬉しいデザインではないだろうか。また、「Ka signature」シリーズの細かな彩色表現やマーキングで、さらにメカニック描写が強調され、ロボットらしい重量感が感じられるものとなっている。
装甲が分厚いゆえに塊のような堅牢さがある「ROBOT魂(Ka signature)<SIDE MS> RX-105 Ξガンダム(機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイVer.)」だが、可動部もしっかりと仕込まれておりポージングはもちろん、劇中のギミックも再現されている。
肘関節は前腕部を引き出すような可動となっており、大きく腕を動かすことができる。また、翼の付け根部分はダイキャストが使用され、保持力はもちろんフレキシブルに可動し、後述するフライト・フォーム再現や表情付けもしやすい。
腕部と二―アーマーのミサイル・コンテナは独立可動し、展開してミサイルを発射するようなポーズが可能。シールドもレール可動での位置調整から可動アームによって前面に展開することもできる。
そして、コックピットハッチの展開ギミックもあり、パイロットの登場はもちろん劇中の人質に取られていたガウマン救出シーン再現も楽しめる。
また、別売りの「ROBOT魂(Ka signature)<SIDE MS>ペーネロペー(機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイVer.)」のFFユニットを取り付けるため、各部パーツは取り外しができる。内部の造形も作りこまれているのがわかる。
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