レビュー

「トミカ GR スープラ GT4 EVO トミカ55周年記念仕様」レビュー

【トミカ GR スープラ GT4 EVO トミカ55周年記念仕様】
開発・発売元:タカラトミー
4月26日 発売予定
価格:990円
ジャンル:ミニカー
サイズ:全長約70mm

 タカラトミーは、「トミカ GR スープラ GT4 EVO トミカ55周年記念仕様」を本日4月26日に発売した。価格は990円。

 2025年に「トミカ」は55周年を迎え、それを記念した「自動車メーカーコラボプロジェクト」が実施されている。2020年の50周年にもコラボプロジェクトが実施され、今回はトヨタ自動車、日産自動車、本田技術研究所、さらに三菱自動車工業、スズキの5社が参加している。

 実車のデザインを担当されている各社のデザイナーが「トミカ」のためだけの特別な55周年デザインとなったトミカが登場する。「トミカ」の中でも人気の高い車両がそれぞれに合うデザインを各社の社内コンペで決定され、55周年を祝うスペシャルなアイテムとなっている。

 今回紹介するのはトヨタ自動車から「トミカ GR スープラ GT4 EVO トミカ55周年記念仕様」だ。

「トミカ GR スープラ GT4 EVO トミカ55周年記念仕様」

 「トミカ GR スープラ GT4 EVO トミカ55周年記念仕様」は、トヨタ自動車の国内デザイン拠点、テクノアートリサーチ制作部のクリエイティブデザイナー金 相佑氏が手掛けている。

 大胆な左右非対称の配色に六角形モチーフがあしらわれたカッコよさと想像が膨らむデザインとなっている。

【【トミカ55周年】 自動車メーカーコラボプロジェクト「Toyota GR Supra GT4 EVO」 |タカラトミー公式】

「GR スープラ GT4 EVO」がトミカ55周年のスペシャルなデザインで登場

 「トミカ GR スープラ GT4 EVO トミカ55周年記念仕様」のパッケージは、正方形タイプのプレゼント箱のようなワクワク感あるデザインとなっている。表紙には「トミカ GR スープラ GT4 EVO トミカ55周年記念仕様」が描かれ、表紙をめくれば、トミカ本体を確認できる。また内側にはデザインを担当された金 相佑氏のデザイン誕生秘話が掲載されている。

 本トミカのコンセプトは「TOMICA × EXPERIENCE」と金 相佑氏はコメントしている。

 トミカ本体は「GR スープラ GT4 EVO」のスピードを追求したシャープなボディライン造形が再現され、そこに55周年記念のツートンカラーに中央を走るレッドストライプで存在感あるデザインが表現されている。

 カラーもマットブラックとマットホワイトの高級感ある質感で手に取った時の手触りも特別感のある仕上がりになっている。そして、六角形のモチーフも大胆にあしらわれオシャレでマットブラックと合わせて未来感のある雰囲気だ。

 金 相佑氏は「右サイドのホワイトは子どもたちの自由な想像力を働かせるフリースペース」と語っており、子どもが自分でカッコイイと思うデザインを自由に想像してほしいと願いが込められている。マッドホワイトの美しさもさることながら、子どもの想像力を膨らませる遊びのあるデザインは目からうろこだった。

 想像力を広げる遊び心満点のデザインに触れ、トミカの新しい遊びの体験を楽しめると感じた。

ホワイトとブラックの大胆な配色
中央を走るレッドで引き締まった印象となっている
背面のトヨタのエンブレムも再現
高級感あるマットな質感は「トミカ」のずっしりとした重厚感をより感じられるものとなっている
ホワイト側はロゴなどは最小限にキャンパスのような白さがまぶしい
ボンネットには「トミカ」ロゴに55周年のデザインが特別感、存在感を放つ
ルーフにも「TOMICA」の文字。六角形のモチーフが未来感ある装飾となっている
タイヤのホイール外縁もレッドで彩られている
ボンネットベント造形もしっかり再現されている
リアウイングもカーブのかかった美しいラインが表現されている
空力を意識した特徴的なフロントバンパー
裏面もシャシー造形が施されている

 そして、今回はモーターショーでの展示をイメージして撮影をしてみた。

モーターショーで脚光を浴びる実車のようにディスプレイ
ホワイトとブラックのカラーリングが幻想的に映える
ミステリアスなブラックの側面
ホワイトの軽快で眩しい印象

 以上、「トミカ GR スープラ GT4 EVO トミカ55周年記念仕様」レビューをお送りしてきた。

 トヨタ自動車のコラボによる夢の「トミカ GR スープラ GT4 EVO」がトミカで実現した。実車造形の再現度の高さに、町で見る自動車やモータースポーツとは異なるトミカならではのカラーリングに惚れ惚れする。

 マットな質感もトミカでも新鮮さに感じられ、デザインコンセプトも子どもから大人まで楽しめる想像が膨らむ。トミカ55周年を彩るスペシャルなデザインをぜひ手に取ってみてほしい。

 そして、今後のトミカ55周年仕様のラインナップにも注目だ。