レビュー

「30MM ACVI ミルクトゥース」レビュー

大型の手持ち武器がインパクト大。武装類の組み立て

火炎放射器「WB-0000 BAD COOK」

 ここからは武装を制作します。本機の右腕武装は火炎放射器を装備します。本機の火炎放射器はこれまでの右腕武装と比較しても大型の武装となります。パーツ数は9パーツにて構成されており銃口部分の開孔は省略されています。

組み立て前の火炎放射器。全9パーツにて構成されます。
完成した火炎放射器。銃口部分の開孔は省略されています。

チェーンソー「WB-0010 DOUBLE TROUBLE」

 本機の武装の中で最も特徴的装備ともいえるチェーンソーは収納状態と展開状態の2種類が付属しています。収納状態、展開状態にて刀身部分等一部パーツは共通パーツです。

組み立て前の収納状態チェーンソー。全11パーツにて構成されています。
組み立て後の収納状態チェーンソー。収納状態でも大型の装備です。
パーツ状態での展開状態チェーンソー。刀身部分等一部パーツは収納状態と共通パーツです。
完成した展開状態チェーンソー。本キットの中で最も大きな装備品です。

分裂ミサイル「BML-G2/P19SPL-12」

 本機の武装は両腕部に射程の短い武装が採用されているため、肩部武装は遠距離攻撃可能な武装が付属します。右肩装備の分裂ミサイルは全13パーツにて構成され、本キットでは右肩にのみ装備可能です。

組み立て前の分裂ミサイル。全13パーツにて構成されます。
完成した分裂ミサイル。本キットでは右肩にのみ装備可能です。

拡散バズーカ「SB-033M MORLEY」

 本機左肩武装の拡散バズーカは全14パーツにて構成されており、完成後は射角の調整が可能です。また、右肩武装と同様に本キットでは左肩にのみ装備可能です。

拡散バズーカは全14パーツにて構成です。
完成した拡散バズーカは左肩にのみ装備可能です。

 これにてミルクトゥースを行使するパーツは全て完成です。各パーツを取り付けてミルクトゥースを完成させます。各部の接続はこれまでのキットと同様に右腕武装以外は軸接続、右腕武装はハンドパーツに保持させます。

ミルクトゥース素体と各種武装パーツ。左腕武装のチェーンソーが最も大型の武装となります。

重機ACの無骨なシルエットをもつ中量二脚型AC

 ここからは完成したミルクトゥースを見ていきます。各部のデザインは重機ACらしくシリンダーや動力パイプが露出したこれまでにないデザインです。機体配色も一般的な重機に近い黄色をベースとした配色となっており、ハンドパーツもクランプ型マニピュレータとなります。

ミルクトゥースは重機ACらしくシリンダーや動力パイプが露出したこれまでにないデザインです。
ミルクトゥースのブースタは角型ノズルのデザインです。
右腕武装の火炎放射器は銃身も長く、目を引きます。
左腕武装のチェーンソーは収納状態でもインパクトのあるサイズ感です。

 ミルクトゥースの頭部パーツはレンズ部分が見えず、装甲板が前面に張られたデザインです。可動は軸可動により角度調整が可能です。

頭部のアップ。可動は軸可動により角度調整が可能です。

 本機の脚部パーツは膝関節の可動時には大腿部と脛部のシリンダーが連動します。また、膝関節は突起を活用することで膝立ちポーズは可能です。

脚部パーツのアップ。大腿部と脛部のシリンダーが連動します。
膝関節の突起を活用することで膝立ちのポージングにもできます。

 右腕武装の火炎放射器はライフルよりも大きく迫力ある造形です。また、別売りの武器ラックに取り付けるためのジョイント孔があります。

火炎放射器のアップ。ライフルよりも大きく迫力ある造形です。

 左腕武装のチェーンソーは収納状態と展開状態を選択して再現可能です。展開時は本機の武装の中で最も大きいサイズとなっています。

収納状態のチェーンソーアップ。チェーンソーは収納状態と展開状態を選択して再現可能です。
展開状態のチェーンソー。展開時は本機の武装の中で最も大きいサイズとなっています。

 肩部武装は角度を変更することでポージングに表情をつけることが可能です。

肩部のアップ。肩部武装は角度を変更することでポージングに表情をつけることが可能です。

 最後に同日発売となる「30MM オプションパーツセット ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON WEAPON SET 05」と「30MM ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON BALAM INDUSTRIES BD-011 MELANDER」を使用してオリジナルカスタマイズをしてみました。各部ジョイントは全て共通となっているため各種パーツを差し替えてアセンブルを楽しめます。

カスタマイズを行なったミルクトゥース。今回は脚部にMELANDERのパーツを採用し、パルスシールドを装備したカスタマイズとしてみました。
大型のクリアパーツで展開できるパルスシールドが目を引きます。

 今回制作したミルクトゥースはこれまでの30MMシリーズのACにはなかった無骨なデザインとなっていました。腕部、脚部にはシリンダー連動ギミックが採用され、可動させるだけでも楽しめます。

 また、ハンドパーツはクランプ型マニピュレータを採用することで、より重機のような印象を強めています。もちろんこれまでの30MMシリーズのACと合わせてアセンブルすることもできるので、特徴的な武装や重機のようなデザインを生かしてカスタマイズの幅を大きく広げてくれるキットとなっていました。